看護師転職大作戦

失敗続きでもう辞めたい…ヒヤリハットやインシデントが多い看護師へのアドバイス

しくじり師長
ローレンロウ

またやっちまった・・・。今月2回目の与薬ミス・・・。
ナニやってんの!?ちゃんと確認してるの?
うん、している、つもり・・・。インシデントレポートも書かせられたし・・・。
インシデントレポートという名の「始末書」。
あまり、落ち込んでばかりいると、また次のミスをしてしまうわよ。
そうは言っても、こうも失敗続きじゃ、どう立ち直っていいのか分かんない。もう辞めるしかない・・・。

おやおや、『みかんちゃん』大丈夫ですか?

「ミスは、誰もが起こすもの」とは言っても、実際は、「ミスは許されない」というプレッシャーが大きい仕事ですよね。

ところで、『みかんちゃん』は、どのようなミスをしてしまったのですか?

今日の検査が終わって、夕方から開始の薬なのに、昼に与薬してしまったの・・・。
アイタタタ・・・。

指示をよく確認しておかなかったことや、ほかにも原因はありそうですが、看護師の確認不足や注意不足が原因となるミスはとても多くあります。

「確認や注意はしているつもりなんだけど・・・」

それでもインシデントやヒヤリハットが多い看護師は、どのように対処すればよいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。

精神的なダメージを回復しよう

え、まずはインシデントレポートじゃないの?

インシデントレポートで振り返ることも大切ですが、その前にすべきことがありますよ。

ミスの影響を把握しよう

自分のミスが、患者さんにどのような影響を与えてしまったかをしっかりと把握しましょう。

ミスを起こしたことでいっぱいいっぱいになり、その後の対応がができないことがあります。

幸い命や健康状態に影響がなかったとしても、不安を与えてしまったり、予定が変わってしまったことは受け止めなければなりません。

また、未然に防いだこと(インシデント)であれば、患者さんにはまったく影響がないこともあります。

自分を責めすぎない

責任感が強い人や完璧主義の人ほど、自分のミスが許せず落ち込んでしまいがちです。

患者さんにまったく影響のないミスであっても、自分を責めてしまい、ミスを起こすことを過度に恐れるようになってしまいます。

ミスを起こさないように注意することは大切ですが、「仕事=ミスを起こさないこと」となってしまうと、仕事にやりがいを感じなくなってしまいます。

そうならないために、ミスをしてしまった自分自身を責め過ぎないようにしましょう。

インシデントレポートでさらに落ち込まないように!

職場ではミスの原因分析や再発防止のためにインシデントレポートを作成します。

通称「始末書」よね。
うちの師長なんて、うっかり「始末書、あ、インシデントレポート提出ね!」って言うし。

そうですね、「インシデントレポートは始末書ではありません」とは言いますが、あれを書くのは気分がいいものではありませんね。

私も25年あまりの看護師生活の中で、50件、いや70件は書いたと思います。

が、その中で、インシデントレポートを書くと、かえってモヤモヤしてしまうこともありました。

インシデントレポートがモヤモヤしてしまう理由

●お決まりの再発防止策しか上げられない

インシデントの原因は、看護師の確認不足だけではありません。

しかし、インシデントの当事者である看護師の立場では、物品や職場環境の問題までは言及しづらいという現実があります。

物品や手順のせいにして、反省が足りないと思われてしまったり、費用がかかり実施可能どうか分からない対策は上げにくい、という思いから、

  • 手順の再確認し遵守する
  • 確認をより厳重に行う(ダブルチェック・チェックリストなど)

などのお決まりの対策しか上げることがきません。

●確認作業は飽和状態

しかし、これ以上確認作業が増えると、確認作業自体が形だけのものになってしまい、本来の確認の意味を失ってしまいます。

あるわよね。「ちょっと、目だけ貸してください」とかよく言うわ。
うん、目は貸すけれど、心は貸さない・・・。

それが原因とは言いませんが、「確認したつもり」「注意しているつもり」になってしまっているのかもしれませんよ。

ミスから立ち直れないのは、職場風土のせい!?

ミスして怒られるし、インシデントレポートの内容でまた怒られるし。
怒られるためにインシデントレポートを書いているみたい・・・。

インシデントやヒヤリハットがあると、ほかの人が同じようなミスを起こさないように、職場でミスを「共有」しますよね。

そのときの職場の反応こそが、ミスからの立ち直りの鍵となるのです。

ミスから立ち直りにくくする職場風土

  • ミスを個人の能力のせいにするばかりで、職場としての対策を取らない
  • ミスの原因をうやむやにする
  • 重大なミスを隠ぺいする
たしかに「こんなミスをするのはあなただけよ!」って言われるとへこむわ。

立ち直るためには転職も一つの方法!

インシデントやヒヤリハットを起こしたことにうまく対処できず、自信を無くしてしまったり、まわりの信頼を得られず、仕事の機会を与えられなくなってしまうと、その職場で仕事を続けていくことが苦しくなってしまいます。

こうした場合には、転職も一つの選択肢です。

転職のメリット

●自分自身の気持ちと周りの評価が一新する

転職することで「ミスが多い看護師」という見方をされなくなります。

また、そうしたまわりの評価に対する不安が解消され、あらたな気持ちで仕事にのぞむことができます。

絶対に、転職先の病院に知られたりしないの?

看護管理職のネットワークは、転職に影響あるのか気になりますよね。

通常は、一看護師の転職や転職理由まで情報交換されることはありません。

しかし、非常に近しい間柄では、情報交換されることもあると考えておきましょう。

●自分の適性を見直す機会になる

看護師の仕事は、内容によっては向き不向きもあります。

転職は、「細かな確認作業が多い職場に向いているのか」「迅速な判断が求められる職場に向いているのか」「常に最新の技術や知識が必要な職場に向いているのか」などを考える機会になります。

看護師転職サイトを利用して、自分に合った職場を探す

看護師転職サイトで、自分が起こしやすいミスや、その受け止め方の傾向(落ち込みやすいなど)をポイントに、担当コンサルタントの転職アドバイスを受けてみましょう。

私でもミスしない職場ってあるのかな・・・。
うーん、みかんに合った職場はあると思うよ。でも転職すればミスしなくなるってわけじゃないわよ。

そうですね。

転職で気分は一新しますが、新しい職場や仕事に慣れるまでには、ミスを起こしやすくなります。

転職で問題が一掃されるわけではないので、転職直後はより慎重に行動するようにしましょうね。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。