看護師転職大作戦

クリニック・個人病院の医師との人間関係で悩む看護師がすべき対処法

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しくじり師長
ローレンロウ

ねぇ、見て見て、この人。「35歳独身、年収3,000万円のイケメン開業医」って。
カッコイイ!どこの病院なんだろう?看護師募集してないかな?
35歳、開業医、高収入、しかもイケメンなのに独身?
これは何かあるわ。
何かって?
事故物件ってやつよ。そもそも、ナニ見てんの?出会い系サイトじゃん。
・・・。
開業医はなにかと厄介よ。医者と看護師といっても、「雇い主」と「従業員」になるんだから。
そんなに厄介なの?その関係って。

前回、医師と看護師の人間関係のお話をしましたが、その中で「暗黙の主従関係になりやすい」とか、「あうんの呼吸が求められる」とか、忌々しいことをお話ししましたよね。

うんうん。うちのパパも怒られました。

『ゆずさん』が言うように、医師と看護師が「雇用関係」にある場合は、これまた難しい問題があるんです。

今回は、雇用関係にある医師との人間関係への対処法と転職について説明しましょう。

医師が雇い主、ということは

大病院では、医師も看護師も同じ「雇われの身」。年齢や経験の上下関係はあっても、組織図上は所属部署も異なる(診療部・看護部)対等な立場です。

しかし、個人病院やクリニックなど、「院長=経営者」の場合には、医師と看護師の関係は、雇用主と従業員の関係にもなります。

医師に雇われてるってことでしょ。それが仕事に影響があるの?

例えば『みかんちゃん』が、今の病院で何かやらかしてA先生が激怒したとしますね。

日常風景ですね。
もう、うるさいっ!

そのときにA先生が「『みかんさん』は仕事ができないから、ボーナスカットしましょう」とか「この病棟には向いていないから、よそへ異動させましょう」とか言いますか?

ないない!そこまで言われる筋合いはないもん!

そうですよね。

ところが、医師が雇用主ということは、その筋合いがあるという関係になるんですよ。

雇用関係の中では、看護師の仕事にも院長(医師)の意向が反映されやすく、人事考課や給与査定にも院長が関与します。

このため、院長の考えや意向に沿わざるを得ない状況になりやすいという特殊性があります。

ちなみに、看護師ブログ [ナースはつらいよ]のライターさんへのアンケートでは、

  • 公私混同している
  • 身内主義(経営者家族のことだけを考えている)

といった不満の声もありました。

院長の好みによる「えこひいき」や、診療部分以外での仕事をあてがうといった問題も生じやすいのです。

雇用関係にある医師との人間関係のストレスへの対処法

看護師同士でも、対医師でも、職場の人間関係への対処の基本は、「お互いの立場の違いを理解して、割り切って仕事をすること」と言いましたよね。

うんうん。よく分かってますよ。

でも、この雇用関係にある場合は、その「割り切り」で乗り越えることは非常に難しいんです。

医師と雇用関係にある場合は、自分自身の受け止め方を変えるだけでは対処できないこともあります。

割り切って仕事を続けようとする態度が「生意気だ」「自分の考えに沿わない」と受け止められ、不当な評価や処遇を受けることになりかねません。

ガーン!じゃ、どうすればいいの!?
看護師同士で理解し合うとか?

ある程度の人数がいれば、そうした対処も有効でしょう。

しかし、看護師は2~3人で、そのうちの一人が院長夫人や愛人といった、院長(雇用主)に近い関係にある場合は、この手も使えません。

愚痴が筒抜けになるわよね、最悪・・・。

こうした傾向は、パワハラに発展するため注意が必要です。

仕方がないでは済まされない!医師のパワハラへの対処法
あー、今日はマジで疲れた・・・。 あれ?どうしたの?珍しく元気ないね。 今日、新人と一緒にIVHの処置についたんだけど、その医者の機嫌が悪いの...

特に、小規模の個人病院やクリニックなどで人間関係がこじれると、院内での相談や解決は困難になります。

その場合は、外部の相談機関を利用しましょう。

参考:厚生労働省「こころの耳」

労務に関すること(労働条件や給料、退職をめぐるトラブルなど)であれば、弁護士への相談ができます。

参考:日本司法支援センター「法テラス」

医師との人間関係の悩みが少ない職場に転職する

雇用関係にある医師との人間関係では、相手の態度が変わることや職場環境が良くなることは、まず期待できません。

この場合は、転職することが最善の方法でしょう。

求人を探す際は、情報が豊富で的確なアドバイスが受けられる看護師転職サイトの利用をおすすめします。

医師が雇用主ではない職場への転職

「医師と雇用関係になるのは、もうこりごり・・・」と思う場合は、以下のような、医師が雇用主ではない職場を探してみましょう。

  • 大規模病院
  • 多角経営の病院、介護施設  
  • 訪問介護

派遣として働く

派遣の場合、雇用主は派遣会社です。

直接雇用に比べ、労働条件や請け負う仕事の内容が明確で、派遣先の医師の判断だけで変えられることはありません。

雇用主としてどうか、ということを見極める

「働き方や仕事内容を考えると、個人経営のクリニックがいいんだけど・・・」という人も少なくないと思います。

その場合は、その病院の院長が「雇用主としてどうか」ということも検討材料にしましょう。

ドクターとしての腕はいいんだけど、人柄がね・・・、って人、多いよね。
うんうん。あの先生が開業!?大丈夫なの?って、よくあるわよね。
でも、そんなことどうやって分かるの?

実際に働いた人の口コミや評判が参考になると思います。

看護師転職サイトには、こうした口コミや評判、また転職コンサルタントならではの詳しい情報があります。

これらの情報を参考に、医師との人間関係の悩みが少ない職場を探してみましょう。

クリニック・個人病院の医師との人間関係で悩む看護師がすべき対処法
ねぇ、見て見て、この人。「35歳独身、年収3,000万円のイケメン開業医」って。 カッコイイ!どこの病院なんだろう?看護師募集してないかな? ...

★転職活動は早めに始めておこう!
  • 今の職場に不満や悩みがある
  • 今の職場に不満はないけど、もっと良い条件で働けるなら転職もアリだと思ってる
  • 今の職場で長く働き続ける自信がない
  • いつかチャレンジしたい転職先がある
こんな思いを抱えている看護師さんは、今すぐに転職活動を始めることをおススメします!

求人に応募することだけが転職活動ではありません。

「求人を見る」「転職市場の傾向を捉えておく」「知らない職場や働き方に関する情報を集める」、これも立派な転職活動。

早めに動き出して多くの情報を持っておけば、本格的な転職活動を始めたときに有利に立ち回ることができるし、転職の土台を作っておけば、心や体に限界がきて動き出せなくなるというリスクを回避できます。

そして、そのような転職活動を誰でも気軽に始めることができるのが、看護師転職サイトというサービスです。

「看護師転職サイトって何?」って人のためにざっくり説明すると…
  • 看護師に特化した転職支援サービス
  • すべてのサービスを無料で利用できる
  • 転職が未定の人でも情報収集に使える
  • 求人数がとても多い
  • 病院以外の求人も見つかりやすい(企業、教育機関、保育施設、イベント関連 etc.)
  • 登録者限定の非公開求人には好条件のものが多い
  • 転職活動をトータルサポートしてもらえる
  • 担当のアドバイザーになんでも相談できる
ただし、どの転職サイトでも良いってわけではなくて、マイナビ看護師のような、実績があって信頼できる転職サイトを使わないとダメなのよ。
というわけで、こちらのページ看護師転職サイトのサービス内容看護師転職サイトの最新ランキングを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。