看護師転職大作戦

看護師の転職活動に必要な期間ってどのくらい?失敗しないためのスケジュールの立て方

しくじり師長
ローレンロウ

ねぇ、見て!「たったの2週間で希望の職場に転職しました!」だって。
えー?どんな職場なのか、ちゃんと調べたのかな?
怪しくない?「たったの2週間でマイナス10㎏!驚異のナントカ」ってヤツと一緒。
でも、転職活動ってめんどくさそうじゃない?短ければ短いほうがいいと思うんだけどな。
ん?短いほどいいのは、スピーチとス……。
は?

転職活動では、やらなければならないことがたくさんあります。

転職先を探すだけでなく、応募して面接を受け、これと並行して今の職場を退職しなければなりませんよね。

これらの活動に必要な期間は、ケースによってさまざまです。

今回、4つのコースをご用意しましたので、一緒に見ていきましょう。

リスクも覚悟の「最短コース」 (おすすめ度★☆☆☆☆)

最短コースは2週間

退職の申し出と同時に、転職活動をはじめ、応募、面接、内定を受け、2週間後に新しい職場に転職するというコースです。

しかし、やることはこれだけではありません。

  • 応募のための履歴書作成
  • 履歴書用の写真撮り
  • 人によっては、面接用のスーツの購入
  • 面接に備えて美容室に行く

などの作業も必要です。

また、職場によっては内定後に「健康診断書」の提出が必要です。

病院で健康診断を受け、結果の受け取りまで予定に組んでおかなければなりません。

そもそも、なんで2週間なの?

これは「退職」との兼ね合いです。

退職届は、職場に提出後2週間で効力が発生します。「退職は認めません!退職届は受け取りません!」と言われても、提出してしまえば2週間で実効するものです。

でも職場では、1か月前とか2か月前にって言われるんだけど……。

そうですね。それは職場の「職務規程」です。一方、この2週間というのは、「民法」によるものです。

通常は「職務規程」に則って退職届を提出しますが、何らかの事情で退職を強行したいときには、「民法」の効力があります。

しかし!この最短コースはお勧めはできません。

最短コースをお勧めしない理由

●転職先を吟味できない

転職活動期間が短いと、多くの求人情報を調べることができず、自分の希望に合わない求人を選んでしまうリスクがあります。

●とにかく慌ただしい

この2週間は仕事以外の時間は、ほぼ転職活動に充てるという覚悟が必要です。

●2週間は「針のムシロ」に耐えなければならない

強行的に退職する以上、職場ではかなり居心地は悪くなります。業務の引継ぎがうまくいかないこともあります。

それでも最短コースを選択する場合は

●看護師転職サイトを有効活用

働きながら2週間で転職を実行するには、看護師転職サイトの活用をお勧めします。

しかし、「2週間で転職したい」と言うと、「どこでもいいのか」と思われ、なかなか応募者のいない求人を勧められてしまうこともあります。

短期間でより良い求人案件を引き出すためには、「自分がぜひ雇いたい」と思われる看護師であることを、上手にアピールしましょう。

でも、よほどのことがない限り、「最短コース」はお勧めしませんよ。

短いほどいいのは、

スピーチとスカート!
言っちゃったワニャン……。

水面下で転職活動を進めておく「用意周到コース」 (おすすめ度★★★☆☆)

退職届の提出よりも先に、転職活動を進めておくコースです。

例えば、公務員の看護師の場合、翌4月採用の公務員試験は、夏に行われます。

こうしたケースでは「職務規程」どおりに退職届を提出し、その受理を待ってからでは、応募に間に合わないため、先に転職活動を始める必要があります。

職場への退職の申し出で注意すべきこと

退職を師長に申し出ると、必ず「辞めた後はどうするの?」と聞かれます。

「実は、もう公務員試験受かってるのでー」と、ドヤ顔で言いたいところですが、そこはグッと我慢して、普通のテンションで伝えるほうがよいでしょう。

「えっ!?勝手にそんな試験受けたの?」などと言われても、淡々と受け流すべきです。転職活動に看護師長の許可はいりません!

職務規程の退職届の提出が「2週間」と短い職場などは、届けを出す前から転職活動をしておいたほうが良いでしょう。

退職を申し出て転職先を探す「円満コース」 (おすすめ度★★★★☆)

最短コースのように、強硬手段で退職するのではなく、「職務規程」に則って退職の届け出をしながら、転職活動をする標準的なコースです。

看護師が転職するなら「在職中」と「退職後」はどっちがいいの?
来月先輩が辞めるんだけど、もう次の病院決めてて、辞めた次の日から働くんだって。ちょっと休めばいいのに……。 ブランクができるのが嫌なんじゃない?...

転職活動のスタートは2か月から半年前

職務規程では、多くの職場は1か月または2か月前の申し出(退職届の提出)となっています。

しかし実際は、この職務規程の期限の前に「退職の意思表示」をするように、という不文律のルールがある職場がほとんどです。「年度末(3月)の退職を、秋口の面談で申し出るように」という職場もあります。

このように、早めに退職を申し出て、その後、退職時期に合わせて転職先を探すという方法では、転職活動期間は2~6か月となります。

円満コースにも注意すべきことがある

●退職の正式な受理は「退職届」の提出日

看護師「あの……、私今月末で退職できるんですよね?」
師長「は?何言ってんの?退職届出てないわよ」
看護師「えっ?秋の面談で師長に退職したいって言って、その後何にも言われないから……」

って、話、実は多いんですよ。

自分でもやりかねないと思う。

面談での意思表示は、あくまでも予定です。正式な届け出をしない限りは、この意思表示は無効化されてしまうので注意しましょう。

2か月の期間があれば、転職活動は可能です。

職場とのトラブルを避けたい人は、退職届の提出日以降に転職活動を開始したほうがよいでしょう。

看護師転職サイトを利用し、自分の希望に合った職場をしっかりと探しましょう。

ただし、就職可能日が先過ぎると、転職先が決まらないケースがあります。

臨時採用や急募の募集は、「すぐに働ける人」を求めています。

就職可能日が2か月以上先になる状況では、採用されにくくなることも知っておきましょう。

いったん退職して転職先を決める「自己管理コース」 (おすすめ度★★★★☆)

先の3つのコースと異なり、退職との兼ね合いを考えずに転職活動できる余裕あるコースです。

どれだけ時間をかけてもいいのですが、次の点は注意しておきましょう。

看護師としてのブランクがマイナスにならないか

職歴にブランクがあると、「どのような事情で職に就いていなかったのか」採用する側は気になります。

また、ブランクが長くなると、再就職への意欲も薄れてきます。

無職期間のお金は充分か

無職で無収入になっても、生活にお金はかかります。

無計画にブランクが長くなると、結果的に「お金がなくなったので再就職」となり、自分の希望に見合わない職場を選びかねません。

再就職への意欲やその間の生活などを考えて、「〇月から働き始めよう」と自分でリミットを決めて転職活動をしましょう。

転職活動期間は、最低2か月は必要です。

転職先での就業開始日から逆算して、「やらなければならないこと」のスケジュールをしっかり組んでおきましょう。

どのコースを選択するにしても、転職をするタイミングを決めるのも大事なことです。

いつ転職をするのか決まっていない人は「看護師の転職する時期はいつがいいの?ベストなタイミングを教えます!」の記事も参考にしてください。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。