看護師転職大作戦

【看護専門外来とは】今注目の看護師の新しい仕事を紹介!

ゆるゆるママナース
yumi

外来で働く看護師の皆さん、「患者さんと接する時間が足りないな・・」と感じることはありませんか?

指導やコミュニケーションには時間が必要なのに、業務の多さから外来看護は流れ作業になりがちです。

私も患者さんに、あんまり話してると忙しそうだから悪いなって言われたわ。
患者さんに気を使わせる病院ていうのも、なんだかね・・
看護師が外来で時間を使うことが、診療報酬につながらないことが問題だったのよ。でも、徐々に変わってきているのよ。

そう、『桃代』の言うように、一部の外来看護に診療報酬が出る様になったんです。

それが、看護専門外来です。

この記事では、「もっと患者さんと関わりたい」というナースに看護専門外来の仕事内容・魅力について、私の経験談を交えてお伝えします!

看護専門外来って何?

看護外来を設置している病院は、全国975の施設があります。(参考:外来における看護の専門性の発揮に向けた課題:日本看護協会業務委員会

看護専門外来の内容

疾患を抱える患者さんやその家族に、治療や療養生活についての相談に乗ったり、療養上の指導を行います。ストマ・スキンケア・フットケアなどでは実際のケアを行います。

保険点数は専門外来により異なり、70~500点です。

例えば、

  • ストマケア外来:ストマ1個のケアに対し、70点
  • フットケア外来:30分以上かけてフットケアと指導を行い、500点
  • リンパ浮腫外来:重症200点、それ以外100点。

看護専門外来ができる看護師

認定看護師、専門看護師、所定の研修を受けた看護師など、専門的な知識、技術を持った看護師。

常勤であることを条件とする病院もあります。

昔は看護はお金にならないといわれていたのよ・・看護の専門性が評価されてうれしいわ。
ママ、泣かないで・・
・・・・・

看護専門外来の種類は?

がん看護外来

今は、がんと診断されたら本人告知が原則。しかし、「急に告知され、どう受け止めていいのかわからない。どんな治療法があるのか分からない。」など、がん患者さんの悩みは尽きません。

がんのステージや患者さんの生活環境により、自宅で療養するか、ホスピスに入るのか・・などの選択肢も迷うでしょう。

そうした患者さんの気持ちに寄り添い、主治医の診察についたり、相談に乗るのががん看護外来です。

リンパ浮腫外来

子宮がん・乳がん・前立腺がんなどの病巣・リンパ節摘出後に起こる、リンパ浮腫。手の浮腫では左右の手の太さが大きく変わってしまったり、足の浮腫では歩きにくさやだるさが出ることもあります。

この外来では、看護師が患部マッサージ、弾性包帯を巻くなどし、症状の改善に努めます。自宅でのマッサージ法も指導します。

フットケア外来

糖尿病合併症の一つである足病変。血糖のコントロールだけでなく、患者さんが自分の足に関心を持ち、きちんとケアをすることで、アンプタは防げるのです。

フットケア外来では、患者さんに「自分の足の観察の仕方、手入れの仕方」などを指導するとともに、看護師が実際患者さんの足に触れ、ケアをし、足病変の改善にも努めます。

ほかにも

  • ストマ外来
  • 母乳外来
  • 禁煙外来
  • 生活習慣病外来
  • 在宅療養相談(hotなど)
  • 緩和ケア外来

などがあります。

どの外来も、患者さんが看護師に自分の思いを話すことで、不安が軽くなることがあるわ。
病気を抱えるって、悩みは尽きないのに、孤独だもんね。
専門知識を持っての指導っていうのも、効果が高いわよ。また何か資格取ろうかしら。
れもんは資格が好きだワニャン

看護専門外来で感じるやりがい

私も以前フットケア外来を担当していました。そこで感じたことです。

辛かったこと

この外来に来る患者さんは基本にDMがある方。ナースならみなさんご存知の「DM気質」。

時間に遅れる、外来をすっぽかす、来なくなる、指導を聞いてくれない・・なんていう方は沢山いました。情報収集や外来の準備を万端に整えても、すっぽかされると悲しくなったり、「何か私のかかわりに問題があったのかな・・」と落ち込むことも。

良かったこと

あるDMの患者さん。奥さんをなくし、一人暮らし。下腿蜂窩織炎で足の状態・DMコントロールともに悪く、担当医から「もう、アンプタかもしれないけど、一応フットケア外来に依頼かけるね」と紹介されました。

通院当初は「俺の足なんかどうなったっていいや。どうせ一人なんだし。」と、自分の足を見てもくれなかったんです。

しかし、私たちはチームで、「あなたが自分の足に関心がなくたって、私たちが心配している。私たちのために外来にきて!待ってます!」と言い続けました。すると患者さんも自分の足に気持ちが行くようになり・・。体に関心が行くと、血糖コントロールも改善。

実際に外来で看護師がケアをしたり、自宅でのケア方法を指導し、徐々に足もきれいに。

結果、アンプタにならずに済みました。「看護ケアが実際に効果があると、はっきりわかるのが看護外来なんだな」と感じましたね。

このほかにも、自分たちのかかわりによって「こんなに自分の足がきれいになると思わなかった」「ここに来るのが楽しみなの」と言ってもらえると、看護師になってよかったなあ・・としみじみと感じました。

辛いこと:嬉しいこと=7:3でしたが、たった3割でも、「看護師としての喜びがあれば、まあいいか。」と思える「看護の濃さ」が看護専門外来にはありました。

看護専門外来で、医療はどう変わるのか

日本の高齢化は進み続け、2030年には3人に一人が高齢者になります。医療保険制度が破たんするのでは・・といわれ、政府は病院に入院する患者さんの在院日数を減らしていきたい考えです。

今までは、病気で入院・手術をしたら「落ち着くまではゆっくり入院して療養・・」だったのが「必要な治療が終わったら早めに退院してもらいましょう」といわれます。

そこで、不安なまま帰った患者さんが頼れるのが看護専門外来。知識を持った看護師が指導することで、患者さんの状態が良くなったり、気持ちを聞くことで、患者さんの闘病意欲がわいたり・・期待できることは沢山。

看護専門外来は、在宅医療を支える柱の一つにもなっていくかもしれません。

勿論、患者さんだけでなく、看護師にとってもいいことが。病棟に比べ、外来は看護師が患者さん一人一人に関わる時間が極端に少ないですよね。

看護専門外来は、「患者さんを目で見て、手で触れて、心が触れ合う」時間を作ることができます。「もっと患者さんと関わる時間が欲しい」と感じているナースの皆さん、看護専門外来で働いてみませんか?

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。