看護師転職大作戦

医師は看護師よりも偉くない!医師との人間関係のストレス解消方法と転職のススメ

しくじり師長
ローレンロウ

ママ~、ほら先週言ってたアレだけど・・・。
あ、それやっておきました。今日結果が上がってくるので、診察室に届けますよ。
ありがとう。
すごいね、ママ。なんで「アレ」で分かるの?
そりゃ、長年連れ添った夫婦だからじゃない?
それに仕事でも一緒だしね。以心伝心ってヤツよ。
看護師さんがみんなこうだったら、医者も助かるよ~!
は?ナニ言ってんの!

ホントに、ナニたわけたことを言ってるんでしょうね。

看護師は医者の「お付きの人」ではありませんよ。

医師と看護師は資格の異なる、職務上対等の立場です。

それなのに、いまだに医師の横柄な態度やワガママに振り回されてしまう看護師も少なくありません。

そーだ、そーだ!

医師との人間関係の悩みを解くカギは、「医師と看護師の人間関係の特殊性」を理解することにあります。

その特殊な関係性と、適切な対処法をご紹介しましょう。

看護師は医師との人間関係も大変!みんなの悩みを紹介

看護師は、医師のこんな言動・態度にストレスを感じている

まずは、現場の声を見てみましょう。

「ナースはつらいよ」のライターさんへのアンケートでは、このような医師の態度や言動にストレスを感じていると回答しています。

  • 意味もなく怒鳴る
  • 指示を聞き直すと不機嫌になる
  • セクハラ、イヤミ
  • 仕事をしない
  • 人をけなす、見下す
  • 自分のことしか考えていない
  • 看護師にねぎらいの言葉すらかけない
あるわ~。分かる、ホントにそう。
医師って看護師のこと下に見てるよね。わがままだし。
ドキッ……。

看護師と医師は上下関係?主従関係?

『みかんちゃん』の上司は誰ですか?

鬼師長です。

診療部長や院長はどうですか?

ん?どうだろ?

ある程度の規模の病院は、医師が所属する「診療部門」、看護師が所属する「看護部門」、事務職員が所属する「事務部門」など、各部門に分かれています。

組織図上、その各部門は横並びで、それぞれに長(看護部の場合は看護部長)がおり、その上に院長や理事長を置く構図になっています。

組織図上、院長以外の医師は看護師の上司ではありません。

そうは言っても・・・。

ですよね。

なかなか「看護師は医師の部下ではありません!」とは言えません。

その理由こそが、看護師と医師の人間関係の特殊性にあるのです。

医師と看護師の間には、暗黙の主従関係ができやすい

看護師と医師は異なる資格で、資格の上では両者は対等です。

しかし、看護師の仕事の中には「医師の指示のもと」でなければ実施できない仕事も多く「上下関係」や「主従関係」のようになりやすい間柄です。

特に、医師も看護師も入れ替わりが少なく、長年同じ顔ぶれの職場や、些細なことでも医師の確認を求めるような、看護師の自律性が低い職場で、この「暗黙の主従関係」ができやすくなっています。

また、考え方の古い医師の中には、本気で「看護師は医師の部下」と思っている人もいます。

「あうんの呼吸」が求められる

手術や処置など、限られた時間の中でミスなく仕事を進めていくためには、医師と看護師の連携は不可欠です。

その中で、看護師には「医師の指示の先を読むこと」や、「あうんの呼吸」が求められることがあります。

熟練の看護師は、こうした対応ができますが、新人看護師やその職場での経験が浅い看護師がすぐにできることではありません。

しかし、これができないことで不機嫌になる医師も少なくありません。

冒頭のパパのたわごとは、コレが原因です。

ス、スイマセン・・・。

医師との人間関係のストレス対処法

基本はストレスの原因を論理的に理解すること

ストレス対処法の基本的な考えは、「なぜこの医師との関係をストレスと感じるのか」を、論理的に分析し理解することです。

論理的に考えることによって、

  • 医師と看護師の職業観の違い
  • 経験の違い
  • 役割や立場の違い

があることが見えてきます。

それをふまえたうえで、次の方法で対処しましょう。

●「割り切って」仕事をする

医師との間には、職業観や経験、立場の違いがあることを理解し、「すべてが一致している必要はない」と、割り切って仕事をしましょう。

仕事の中には医師の指示や判断を必要とするものもありますが、看護師の判断で行う仕事も多くあります。

また、規模の大きな病院の場合は、医師の勤務異動や退職があり、ストレスを感じる相手が職場からいなくなることもあります。

ストレスを感じる相手との関係だけが仕事のすべてではないと、受け止めておきましょう。

●看護師同士で悩みを共有し、ストレスをため込まない

病棟の中には、同じように医師との人間関係のストレスや悩みを抱えている看護師がいるはずです。

理不尽な対応を受けたときなどは、まずは看護師同士で悩みを共有し、不満を発散しあいましょう。

そして協力して攻略法を考えたり、看護師長からその医師に苦情を言ってもらうよう交渉しましょう。

医師との人間関係の悩みには、転職も有効な対処法

そして、もっとも有効な方法は「転職」です。

医師の勤務異動や退職が期待できない場合には、転職することが最善の方法となります。

業態や組織形態の違う職場への転職で心機一転し、あらたな目標ややりがいを見出すこともできます。

でも、イヤな医者がいるからって、転職してたらキリがないじゃん。どこにでもイヤな医者はいるって。そもそも医者ってヤツは―。

転職にはリスクやデメリットがある

『れもんちゃん』の言うように、転職先にもイヤな医師がいることがあります。

また、転職で医師との人間関係の悩みの解消が見込めても、給与や労働条件が悪くなったり、看護師同士の人間関係など、あらたな問題が生じることも考えられます。

転職にはメリットとデメリットがあることを理解し、転職が最適な方法か慎重に判断しましょう。

看護師転職サイトの利用

医師との人間関係を焦点に転職活動を行う場合には、多くの情報やアドバイスを受けられる看護師転職サイトがおすすめです。

●人間関係重視で転職先を探していることを相談する

医師との人間関係以外にも、仕事内容や給与、雇用条件など、転職先を選ぶうえでの希望はたくさんあります。

しかし、多くの好条件を求めるほど、希望どおりの転職先を見つけることは難しくなります。

医師との人間関係が良好な職場に希望を絞り、その他の条件はどこまで折り合いをつけられるのかを考えておきましょう。

●医師との人間関係の職場ごとの特徴

最後に、業態や組織形態による医師との人間関係の特徴を、ザックリまとめておきましょう。

転職を考える際は、これらを参考にしてみてください。

職場別 医師との人間関係の特徴
大規模病院 医師も看護師も人数が多く、人間関係はドライな傾向 
若い医師が多く、医師の異動も多い医師との人間関係の問題も一過性
中小の一般病院 医師の年齢や経験もさまざま
医師の入れ替わりが少ない病院もあれば、所属医局からの有期就労の場合も多い(一定の期間で異動する)
小規模の個人病院、クリニック 院長=雇用主であり、上司となる 
院長の人柄が「働きやすさ」に直結する職場
介護施設 医師が常駐していない場合もあり、医師との関わりは限定的
訪問看護ステーション 医師の指示書により仕事を行うが、仕事は独立しており、医師との関わりは限定的

ちなみに、雇用関係にある医師との人間関係の問題には、さらに別の考えが必要です。

クリニック・個人病院の医師との人間関係で悩む看護師がすべき対処法
ねぇ、見て見て、この人。「35歳独身、年収3,000万円のイケメン開業医」って。 カッコイイ!どこの病院なんだろう?看護師募集してないかな? ...

人気記事ベスト5

 

登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。