看護師転職大作戦

仕方がないでは済まされない!医師のパワハラへの対処法

しくじり師長
ローレンロウ

あー、今日はマジで疲れた・・・。
あれ?どうしたの?珍しく元気ないね。
今日、新人と一緒にIVHの処置についたんだけど、その医者の機嫌が悪いのなんのって。
ブツブツ指示が聞こえないから聞き直したら、「いちいち聞くな!」って怒鳴り出すし、処置が終わると、ワゴンを足でダーン!と蹴っていくし、新人ナースは足ガクガク。
いるわよね、そういう医者。なんで看護師は医者の顔色までうかがわなきゃいけないの、って思うわ。
怖っ・・・。その先生はいつもそうなの?
まぁ、だいたいそうね。そういう人だから仕方ないね。

おや?仕方がないで納得できるのですか?

看護師が医師の機嫌に振り回されてしまうことは、どこの職場でもよくあることですが、本当に仕方がないことなのでしょうか?

そうは言っても、医者の指示がないとできない仕事も多いし・・・。
そうよ!だって病院では医者の方が偉いじゃん。

たしかに医師は看護師に仕事上の指示をする立場にありますが、この立場を利用した暴言や暴力などの行為は、まぎれもなくパワハラです。

よし!じゃあ訴えるか!って、言いたいけど、病院で医者のパワハラを訴えても、取りあってもらえないよ。
今日のその医者だって「医長」だよ。

そうですよね。でも、このままパワハラに怯え続けていると、やがて看護師としての自尊感情が損なわれ、正しく対処する力を失ってしまうこともあるんですよ。

そうならないための対処法を考えてみませんか?

同僚で結束する

パワハラ医師が、他の看護師にも同じ態度をとっている場合は、看護師みんなで結束することが大切です。

パワハラ医師にどんな対応を受けているのか、仕事にどのような支障があるのかの意見をまとめましょう。

また、気持ちを吐き出しあうことで、精神的な苦痛を和らげることもできます。

そして、まとめた意見を師長に報告し、対処を要請しましょう。

でも、うちの師長、頼りないし。医者の言いなりだもん。
うちもムリ・・・。
私が前にいた病院の師長は、やってはくれたけど「討死」したわ。

討死・・・。そ、そうです。師長でも対処できないこともあります。

そういうときは、師長も巻き込んで外部に相談です。

職場の相談窓口や外部機関に相談する

職場の窓口に相談する

あなたの職場には、パワハラの相談窓口がありませんか?

安全衛生委員会産業医などでもパワハラの相談を受けることができます。

師長に相談しても、改善されない場合にはこうした窓口に相談してみましょう。

外部機関に相談する

病院の外にも相談の窓口はあります。

厚生労働省労働基準監督署でもパワハラの相談を受けています。

参考:厚生労働省 「こころの耳」

病院内の利害関係のない、客観的な立場としての意見を聞くことができるため、そこから解決策が見つかることもあります。

外部機関に相談というと、訴訟や告発をイメージしてしまいますが、そうではありませんので気軽に相談してみましょう。

また、相談のためには、いつどういう対応を受けたかという具体的な記録を準備しておきましょう。

個人病院の院長など、直接の雇用関係にある医師にパワハラを受けており、「不当に給与を減らされたり」「退職を迫られている」などの場合は、労働問題に詳しい弁護士への相談をしてみましょう。

参考:日本司法支援センター「法テラス」

まずは、みんなで力を合わせるか・・・。
でも、「自分のデキが悪いから」って思ってしまうモン。実際そうだし・・・。
そうね、ときどきあるわよね。特定の人だけがパワハラを受けてしまうケース。
これってどうすればいいの?

はい、実はこうしたケースは、より深刻です。

自分だけがパワハラを受けている場合は、自分に原因があると考えてしまい、相談などの適切な対処ができなくなってしまいます。

けして「自分のデキが悪いから」と考えてしまわず、同僚や看護師上司、家族などに相談して、精神的な苦痛を解放しましょう。

また、不眠や食欲低下、うつ症状などのストレス障害の症状がある場合は、メンタルケアが必要です。

早めに専門機関を受診しましょう。

もし、まわりにそういう看護師がいたら、声をかけてあげることも大切よね。
うん、うん。

医師のパワハラが少ない職場に転職しよう

医師と看護師は、業務上の主従関係ができやすい間柄です。

こうした関係の中では、医師の性格や人間関係の質によって、パワハラに発展しやすくなっています。

医師は看護師よりも偉くない!医師との人間関係のストレス解消方法と転職のススメ
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しかし、医師という他人の考えや行動を変えることは困難です。

パワハラから自分を守る一つの方法として、医師のパワハラが少ない職場への転職を考えてみましょう。

介護施設への転職

介護施設は、医師が常駐していないところも多く、病院ほど医師と関わることのない職場です。

また、訪問看護も看護が独立して行う仕事が多く、医師のパワハラが少ない職場です。

介護施設や訪問看護への転職は、看護師転職サイトの利用してみましょう。

病院以外の経験がなく、「介護分野の仕事がよく分からない」という人でも、担当コンサルタントの丁寧なサポートが受けられるため、安心して仕事探しができます。

健診機関への転職

健診機関の看護師の仕事は、あらかじめ業務が決められています。

その都度、医師の指示を必要とすることが少なく、医師のパワハラを受けにくい職場です。

看護師転職サイトを利用して、健診機関への転職を考えてみましょう。

ぶっちゃけ「こんな病院はパワハラ医師がいる!」という機密情報はないの?
うん、うん!知りたい!知りたい!

こんな職場にはパワハラ医師が!

では、私が選ぶ「パワハラ医師の生息病院の特徴」をご紹介して、この記事をまとめましょう。

医師と看護師の関係が、暗黙の主従関係になっている職場

直接の雇用関係にはないのに、なぜか医師と看護師が主従関係や上下関係にある職場では医師の権力が強くなりすぎ、パワハラ化してしまう傾向があります。

  • 何でもかんでも医師にお伺いを立てる
  • 医師への「報告」を「上申」と言う
  • 患者さんに対して「〇〇先生がこうおっしゃっています」と言う

などの怪しい風習がある職場は注意が必要です。

長い間、医師も看護師もメンバーが変わらない職場

長期間メンバーが固定していると、人間関係に遠慮がなくなり、お互いに「言わなくても分かる」ことを求めてしまいがちです。

こうなってしまうと、仕事上の指示をする立場にある医師がパワハラ化してしまうこともあります。

実際に働いてみるまでは、その職場の医師のパワハラの実態は分かりません。

転職先を探す際には、そうなりがちな職場風土がないかを見極めておきましょう。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。