大学病院に転職したい看護師さん必見!ベストな看護師求人の選び方
PRyumi
「看護の道を極めたい!」と思っているナースが転職先に考えるのが大学病院です。
「でも、私で通用するのかな?やっぱりキツイのかな?」と思っていませんか?
『みかん』はアッサリ諦めてしまいましたが、大学病院にチャレンジしたい方もいらっしゃいますよね。
大学病院への転職は、実際どうなのでしょうか?
今回は、私が大学病院で働いていた経験をもとに、看護師が大学病院へ転職するために知っておきたいことをまとめました。
大学病院で働きたい!どんな看護師が向いてるの?
大学病院の募集を探す前に、大学病院未経験の方はまずは大学病院で働くのに向いているナースかどうか考えてみてください。
私の経験から、大学病院で働くのに向いている看護師はどんな人かまとめてみました。
看護業務に専念したい人
民間の一般病院・療養病院は看護師が介護や助手のような仕事をするケースが沢山あります。
長く勤めていると「こんなものか」と慣れてしまいます。しかし、「私のやりたかった看護はコレじゃない!」と思う時は誰でもありますよね。
分かりますよ~、『れもん』ちゃん。大学病院であれば、看護師は看護業務に専念できるんですよ。
理由は二つ
●業務が整理されている
業務委員が独立して置かれ、マニュアルや業務が整理されています。
大学病院は多くの職種の人が勤務しているので、病院全体がチームで働く協力体制が整っています。「他の職種に依頼すべきことは依頼する」ということが自然と出来ている、ということです。
●看護部が強い
病院は複数の職種がチームで動いています。「看護師は看護業務をします」という毅然とした態度がないと、他職種の仕事がなだれ込んでくるのです。
一般病院の方針や業務の話し合いの時などは、医事課や医師などにやりこめられて看護師の意見は通らず、「看護部が弱小だなあ」とガッカリすることがよくありました。
大学病院ではそうしたことは感じませんでしたね。
看護部が強い、ということは組織図を見てもわかります。一般病院では看護部の中央にいる部長、副看護部長せいぜい1~3人。教育担当などは病棟師長が兼任しています。
大学病院では部長・副看護部長・部長補佐・業務委員。・教育担当など独立した役職で4から10人います。病院によっては、副院長が看護師のところがあります。必要な役職者を配置できることも、看護部の強さの表れです。
最先端の医療にかかわりたい人
大学病院は研究・教育施設ですから、先生たちも常に新しいことにチャレンジしています。研究費が与えられる分、新しい機械を買ったり、新薬を試したり。
大学病院にいた時、外科の先生から「新しい呼吸器入れるんだ」と楽しそうに言われ、同期で競って勉強していました。「遅れたくない」と必死でした。
大学病院は、新しいことを吸収して自分を向上させたい人には実に向いている職場です。
実際に大学病院も民間病院でも勤務してみてきた私は、「同じ日本でも病院の規模や地域によっては治療法や使う機会が違うのだな」と実感します。
大学病院の看護師求人を選ぶポイント
大学病院の看護師求人を選ぶときに考えるのは、「自分が転職先に何を求めているか」ですね。転職に伴い、引っ越しをする人もいるでしょうから、住みたい街であるかもポイントになります。
立地で選ぶ
「地元の看護学校を出たけど、やっぱり本当は有名なところに転職したい・都会に出たい」と言う人は立地で選ぶといいですね。
実際、私の学校の地方出身の同級生は「よく分からないから、名前で選んだ」といっている人がいました。
都心の大学病院は比較的駅から徒歩圏内の便利な場所が多いです。都会の街に住み、買い物にも便利なところがいい人は、都心の大学病院の求人がオススメ。
一方、郊外に立つ大学病院に転職したい看護師は土地が必要な分、最寄駅からバスで数十分など、本当に不便な場所に有ります。車やバイクでの通勤を考える人、のどかな街が好きな人は校外の大学病院でも良いかもしれません。
はい、それもメリットですね。家賃も安く、空気もおいしいですし、のんびり暮らしたい人には、郊外の大学病院は、良い求人です。
待遇で選ぶ
一般の民間病院には無い年収が、大学病院への転職で手にできる可能性があります。内容に大きな差がないのであれば、やはり、給料が良い方が良いですね。
私立大学、国立大学ともに年収に大きな差はありません。しかし、長く勤めるほど確実に昇級していくのは国立です。
私立大は、「創立者が個人」ですので、求人の待遇は結局、個々の大学により異なります。
住みたい街、働きたい科のイメージが決まったら、転職サイトを利用して求人の情報収集をしてみましょう。
オススメの大学病院をご紹介!
いえ、そうじゃなくて、転職先のお勧め大学病院です。私が関東しか知らないので、関東の病院で失礼します。
聖路加国際病院
20年以上前から、聖路加看護大学は看護学部の偏差値上位にいます。
そう思いますよね。受験は難しくても、転職すればここで働くこともできます!採用人数だって2000人ですよ。
小児医療、がん診療、女性総合診療など専門分野が多く、40の診療科があります。
各科の看護をを深めたい人にお勧め。
慶応大学病院
大学病院の中でも高給。(大卒で31万円)
場所が新宿ですので、買い物にも便利で、都会暮らしにあこがれる人にも人気。
私も行ったことがありますが、「大きくてきれいな病院…こんなところで働いてみたい…」と思ってしまいます。
すみません…。
看護教育のシステムは「慶応看護師発達モデル」が作られ、発達の支援がシステム化されています。海外研修もありますよ。
卒後教育も期待できますね。
東海大学医学部付属病院
郊外型の大学病院のため、敷地が広い。最寄りの伊勢原駅に降り立つと、「空気がおいしいな」と感じます。
ドクターヘリがあることで有名。ヘリで運ばれた方は救命で看護され、状態が落ち着けば各病棟へ転棟となります。
急性期での経験を積みたい人にお勧めです。
大学病院に採用されるには学歴や年齢は関係ある?
学歴重視なの?
大学病院で勤務していた時に「看護師の採用に学歴を重視している」と実感したことはありません。資格があって、教育していけばいいのですから。
実際に同期にもいろいろな学校の出身者がいました。
大学病院によっては、ホームページに採用実績校一覧が掲載されています。それを見ると、全国様々な学校出身の看護師を採用しているのが分かります。出身校に偏りがある印象は全く受けませんでした。
しかし、病院や看護部長の方針により、まれに学歴を重視で採用するところがあります。
よく見ると、「病院から近場なのに、ある一手の学校の出身者は採用されていない」ということに気が付くこともあります。
こうした内部の情報は自分ではわからないので、自分の希望する大学病院が学歴重視なのかは転職サイトに相談するといいでしょう。(転職サイトを利用する強みは内部情報を得ることです。)
年齢制限はあるのか
求人票の募集要項を見ると、年齢制限はなく、配属部署によっては50代の採用もあるのかもしれません。
しかし、大学病院で常勤の勤務することは体力的・精神的にきついものです。
タフな人が大学病院への転職に向いているといえます。
また、実際に勤務している人も役職者を除けば若い世代が多いのが現実。そこで周囲とうまくやっていける柔軟性があるのかが、この転職のカギになります。
結論を言うと、「年齢制限はないが、それなりの大人年齢の看護師が大学病院にチャレンジすると自分がきつい」ということです。大学病院への転職は、20代半ば~30代半ばまでに考える事をお勧めします。
大学病院への転職はおすすめ!
『みかん』のようにのんびり屋さんは、大学病院への転職をあきらめてしまう看護師もいますが…。
やる気・体力がある方には一度は大学病院で働くことをお勧めします。
経験した私は、大学病院で身についた考え方は、働き続けるうえで、大きな財産だと思えるから。
「やっぱり大学病院で学んだ考え方・勉強の仕方など根拠の見出し方は地域の病院では得られないものだったんじゃないかな」と思っています。
かつて抱いていた大学病院へのあこがれを消せないでいる方。ぜひ、大学病院への転職をチャレンジしてみてくださいね。
人気記事ベスト5
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。