やりがいが何か分かわからない看護師さんへ【仕事にやりがいを見出す方法】
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三姉妹の皆さんは、どんなことに仕事の「やりがい」を感じますか?
何にやりがいを感じるかは、人それぞれです。やりがいに良し悪しはなく、まわりがそれをどうこう言うものでもありません。
『ゆずさん』のように、ライフスタイルの変化によって、やりがいが変わってくることもあります。
「ナースはつらいよ」のライターさんにとった「仕事にやりがいを感じる瞬間はいつですか?」というアンケートでは、
- 患者さんに○○さんが担当で良かったといわれた
- 自分を必要としてもらえた
- 先輩や医師にほめられた、感謝された
- 自分の提案、方針が採用された
- 知識や技術が役に立った
- 自分の行為や判断が良い結果をもたらしたとき
など、さまざまな声がありました。
三姉妹の皆さんの考えと合わせて、「看護師が仕事にやりがいを感じなくなってしまう原因」を、以下の3つに分類してみました。
①やりがいが何か分からない
②仕事とのミスマッチ
③マンネリ感
ちょうどいい具合に、
『みかんちゃん』は①
『れもんちゃん』は②
『ゆずさん』は③
といったところでしょうか。
今回は、やりがいを感じないことの原因が、①やりがいが何か分からない、にある場合の対処法について、『みかんちゃん』と一緒に考えてみましょう。
その他の原因は下記からどうぞ↓
「やりがいが何か分からない」の正体とは
『みかんちゃん』は、患者さんに感謝されたときに「やりがい」を感じると言ってましたが、反対に感謝されなかったときはどうですか?
そうですよね。自分では頑張ってはいるんだけど、誰かに認めてもらえないと、「これでいいのかな」「ちゃんと看護師としての仕事ができているのかな」と不安になってしまいます。
つまり、「やりがいが何か分からない」の正体は、「人に認めてもらえない、自分はこれでいいのだろうか」という不安です。
自分で自分を正しく認めているかを考えよう
「患者さんに感謝されない」「医師や上司、先輩に認めてもらえない」「思うような結果が出せない」などによって、自分自身の評価を下げてしまっていませんか。
また、「患者さんに頼りにされていない」「プロジェクトのリーダーに選ばれなかった」「○○さんは先生に褒められたのに、自分は何も言われない」など、誰かに認めてもらうことを求めすぎていませんか。
看護は、看護師の努力と結果がつながらなかったり、成果が見えにくいことの多い仕事です。
人の評価ではなく、正しく自分を認める「自尊感情」を持つことが必要です。
自尊感情とは、「自分は大切な存在なんだ」「価値のある存在なんだ」と思う心です。うぬぼれや自意識過剰とは異なります。
自分の長所や短所を正直に受け止めていることが重要で、自分の短所を認めなかったり、人と比較して優越感を持つことは、自尊感情とは言えません。
人の評価だけに捕らわれることなく、正しく自分を知ることが「やりがい」を見つける第1歩です。
やりがいを求めて転職する
目標管理の面談や、採用面接などで「あなたのやりがいは?」と聞かれると、何やらそれらしいことを言ってしまいませんか?
ま、ウソではないと思いますが、面談や面接用ではなく、本当に自分にとっての「やりがいとは何か」をしっかりと考えておきましょう。
自分にとって「やりがい」になり得るものを考えてみる
初めから「人のお役に立つ」などと高尚なことは考えなくてもいいんです。
自分が「得意なこと」「好きなこと」から「やりがい」を見つけていきましょう。
マンガと昼寝は、なかなか仕事のやりがいには直結しませんが……。
ちょっと考え方を広げてみましょう。
自分にそういった「好きなこと」があるということは、患者さんや他の誰にでも、「その人なりの好きなことがある」と理解することができますよね。
ある患者さんは「働くこと」が好きなのかもしれませんし、ある患者さんは「食べること」が好きなのかもしれません。
そうした患者さんの希望になりうることに着目して、それを実現できるためのサポートをしたい、というのも「やりがい」ではないでしょうか。
それでも「やりがい」が分からない場合は
やりがいが分からない原因が「職場環境」にあるケースがあります。
人手が足りず常に残業を強いられるような不適切な労働環境や、イジメやパワハラなどの人間関係に問題がある職場では、やりがいを感じることはできません。
やりがいが何か分からなくなってしまった人は、新たなやりがいを見つけるための転職をお勧めします。
●看護師転職サイトの活用して「働きやすい職場」に転職
やりがいを見つけるためには、労働環境や人間関係が良い「働きやすい職場」であることが重要です。
求人情報に書かれていることだけでなく、時間外勤務の実態や人間関係、看護師の定着率などの詳しい情報が必要です。
コンサルタントならではの詳しい情報や、実際の職場の雰囲気をつかむための病院見学の調整など、看護師転職サイトの力を有効に活用して、新たなやりがいを見つけられる職場を探しましょう。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。