クリニックの看護師って楽なの?ゆったり働けるクリニックの求人を探す方法
PR藤岡ハワイアン
みなさんこんにちわ!クリニック歴10年以上の藤岡ハワイアンです!現在は内科・小児科の某クリニックで管理職ナースとして働いております。
最近、大学病院から転職してきた20代前半のナースにクリニックの仕事を色々教えているのですが、大学病院とクリニックとではナースの仕事の違いが大きすぎて、ほぼ新卒のナースに仕事を教えているようなかんじです。
本人は大学病院で心身共に疲れ果てていたらしく、それに比べると「クリニックは天国です!」と話しており、彼女のそんな気持ちをキープできるよう、働きやすいノンストレスな職場作りを目指しています。
さて今回は、彼女のようにクリニックへの転職で仕事の内容を一変させ、ゆったりとした毎日を送りたいと考えているナースのみなさんの為に、ちょっとだけ、実際のクリニックの現場の声を聞いてもらいたいと思います。
もちろん、クリニックによっては内容に相違があるとは思いますが、ぜひご参考までに興味のある方は最後までお付き合いくださいね☆
三姉妹のみなさんも準備はよろしいですか?
クリニックは楽って本当!?
病院などの勤務に比べると、クリニックの仕事は「楽そうだ」とか「暇そうだ」などとよく言われていますが、実際はどうなのでしょうか・・・。
実はクリニックでも、外来患者がたくさん来るところはそれなりに忙しいです。しかし、クリニックの仕事が病院勤務と違うところは、仕事の「種類」が圧倒的に少ない部分にあると思います。
診察の介助や補助、検査、雑務にいたるまで、一度覚えてしまえばあとはそれを繰り返し行うだけです。
また、クリニックですから、重病な患者も滅多に来ませんし、急変に対する緊張感・ストレスもほとんどありません。
もちろん、100%ないとは言い切れませんが、もしもの時は医師がつねにすぐそばにいるので安心できます。
いつ患者が急変するかわからない、夜勤の時に患者が亡くなったらどうしよう・・・。そんな不安からストレスが蓄積されるナースも少なくありません。
クリニックではそのようなストレスがほぼなくなりますから、そういった意味でもクリニックは「ラク」なのかもしれませんね。
クリニックは残業がない!?
実際、私はクリニックへ転職して残業がほとんどなくなりました。内科・小児科なのでインフルエンザが流行するシーズンはどうしても外来患者数が急激に増えるのでその時期だけは1~2時間ほどの残業はありますが・・・。
病院勤務の場合、病棟での看護業務の他に委員会や勉強会、プリセプター関連で時間外の仕事に追われることが多々ありますよね。
そういった面倒な業務がなくなるのもクリニックの魅力ですね。
クリニックで働いていて、大変なことって?
看護業務の内容や、仕事の責任の重さから考えるとわりと楽ちんなクリニックですが、実は良いことばかりではありません。
クリニックで10年以上働いてみて、こんな部分が病院より劣るなぁと思った部分をまとめてみました。
きちんとしたマニュアルがない
ある程度大きな病院であれば、検査ひとつとっても必ずマニュアルがあります。例えば、使う物品内容から、トラブルが起きた時の対処方法まで、細かく委員会などで話し合いが行われており、マニュアルを見たスタッフ全員が同じように行動し、医療ミスなどを最大限予防する工夫がなされます。
しかしクリニックでは、勉強会や委員会などがない為、細かい取り決めがない場合が多く、スタッフそれぞれが自己流で仕事をするパターンが多いです。
スタッフの人数が少ないので、なかなか休めない
体調を崩して、欠勤や早退者が出てもその穴を埋めることはほとんどできません。人数が少なく、余裕のないギリギリのシフトの為、調整が難しいのです。
なのでマイナス1名のまま普段の業務をこなすことになり、いつもより余裕のない業務になってしまいます。スタッフ皆それをわかっているので少しくらいの体調不良では休みません。
ちなみに休み希望は普通に出せています。連休も取れますので、「休みが取れない」わけではありません!
医師との距離が近すぎる
クリニックの仕事は外来業務が中心なので、先述した通りつねに医師が近くにいます。処置室や休憩室でナースだけでおしゃべりしようとしても、いつの間にか後ろに立っていたり油断ができません。
とてもフレンドリーで、性格の良い医師であれば一緒に過ごすのも良いのですが、なかなか気難しい医師であれば神経が擦り減るほど気を使います。
別のクリニックからの転職者に、前のクリニックを辞めた理由を尋ねると、「先生と合わなくて・・・」と話す方がたまにいます。医師の性格は正直当たりハズレなので、こればっかりはどうしようもありません。
ごふっ!!(お茶を吹き出す)
えぇ!うちですか!?うちはまぁね・・・。
まぁ機嫌が悪いときもありますよ、先生も人間ですからね。まぁ先生のご機嫌とるのもナースの仕事ですかね・・・。
クリニックへ転職するならこんなところがお勧め!
クリニックには病院勤務にはない欠点もいくつかあるけれど、やっぱりナースにとって心身ともに負担が少ないという利点は大きいですよね!
ただ、クリニックといっても多種多様にあるので、どういったクリニックに行けばゆったり働くことができるのか考えてみましょう。
ナースの負担が少ない診療科はどこ?
ズバリお勧めは一般内科です!一般内科ということは循環器内科でも、消化器内科でもないということ。つまり専門性が低く、広く浅く診ますということです。
専門性の低い病院は患者が少ない傾向にあります。逆に言うと専門性の高い病院は人気があり、忙しいです。
また、外来患者が少ない内科のクリニックは企業の健康診断などを積極的に行っていることが多く、健診の収益で運営をカバーしています。
健診は、基本的には健康な方が対象なので、処置も検査もスムーズに行えて結構楽しいですよ!
診療時間に注目!
夜間診療や土・日・祝日の外来は大変混み合います。これはどの診療科にも共通して言えることです。
ゆったりとした仕事を望むのであればこういった勤務条件のクリニックは避けたほうが良いと思います。残業も多いかもしれません。
特に「夜間診療19時まで」と表示しているクリニックの場合、22:00以降や終電前になることも珍しくないようなので注意しましょう。
クリニックへの転職は、転職実績の多い看護師転職サイトのマイナビ看護師がおすすめです。
最後に
もちろん病院の仕事も、たくさんの経験が積めてとても勉強にはなりますが、人によってはそれが身の負担になりすぎて、心の病気になってしまったり、身体を壊してしまったりすることもあります。
一昔前なら、石の上にも3年などと言って、我慢することが日本人の美学だと考えられていた時代もありました。
しかし、転職は決してマイナスな行為ではありません。次に進むためのステップです。
自分は看護師に向いていないのではないかと思い悩んでいたひとが、転職をしたら仕事が楽しくて仕方がなくなった。という話も実際に聞きます。
病院には病院の役割があるように、クリニックにはクリニックの役割があります。必要のない医療機関なんてありません。
私は今のクリニックナースの仕事を誇りに思っていますよ!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。