看護師ってこんなに時間がないの!?もっと休みが欲しい新人看護師がやるべきこと
PRまこ
オールフリーの休み、皆さん何日もらえてますか?
さすがにゼロは言い過ぎ!?かと思いきや、新人のうちはその感覚が正しいかと。
休みと言えど容赦無く入れられる勉強会に係の集まり、職場に顔を出さない日がないぐらいです。家にいても課題や勉強に追われ、休みとは??と思う日が続くのが新人看護師です。
それは、経験を積んでも同じ事。勉強からは解放されるには至らない、更にはMCや研究、学会発表の準備などで休みを奪われます。
そんなこんなで看護師という職業、思った以上に休めないという方もいるでしょう。
もっと休みたい!好きな事がしたい!けど出来ない!!(泣)そんなあなたはどんな事に時間をとられているのでしょう。
休みを削られている仕事内容を分析し、自分時間を確保するための手段・方法をお伝えしたいと思います。
看護師は何に自由時間をとられているのか
自主勉強
新人の場合、所属した部署・科の専門知識を学ばなければなりません。仕事の業務内容から、疾患や治療のことまで、仕事中には覚えきれない内容を自宅に帰っても勉強する必要に駆られていませんか?
病棟業務に慣れ一息ついても、今度は重傷患者さんを容赦なく受け持たされることになり、ますます予習しておかなければならない事態が出てきます。
課題
新人の頃って、やたら課題がありますよね。病態生理から治療のレポート、関連図にポートフォーリオなどなどなどなど…。
毎月何かしらの課題提出を課され、学生が終わったのに課題に追われる日々となっていませんか?
院内、院外の勉強会
やたら行かされるのが勉強会。病棟で行われる独自の勉強会もあれば、少し幅を広げて院内で執り行われる半日や1日使っての勉強会、更には院外に出向く看護協会の勉強会など。
毎月・毎日勉強会の案内用紙がファイルに閉じられ、締め切りが迫ると師長など上司から参加を勧められていませんか?
病棟会議
毎月の月例報告として師長から伝達される病棟会議があるところもあるでしょう。
私が働いていた病院では1・2年目の頃は夜勤明けであろうが休みの日であろうが必ず病棟会議には出席しなければなりませんでした。
幸い3年目以降は師長が変わった事でシステムが代わり、夜勤明け・休みの人には伝達するという方法に変わりましたが。
役割・係の仕事
新人といえども何かしらの係の仕事のメンバーとして割り振られていませんか?
そして、その係の仕事の集まり日が休みであったり、夜勤明けであったり。先輩が自分の勤務の都合に合わせてわざと新人には休みの日に出てくるように仕向けているのでは…と疑うほど。
このように、家に居る時間より職場にいる時間の方が長いという結果になっている人、多いと思います。
自分時間が確保できないほどの仕事や役割の多さによって果たして自分にとってプラスなことはあるのでしょうか!?
自分時間が確保できないことでのメリット・デメリット
メリット
●看護の知識が増える
勉強会に参加することで、必ず自分の知識は増えます。自分の所属する専門科の知識であったり、それ以上にNST関連やリスク関連もろもろ、参加すればするほど習得できるというメリットはあります。
勉強会で得た知識がそのまま看護に実践できたのが実感できると、勉強会に参加する意欲も少しは上がるかもしれません。
●役割を一緒に取り組むことで職場の連帯感が生まれる
様々な係の仕事が割り振られていると思います。そのメンバーと協力して同じ作業にとりかかることで、一種の連帯感も生まれるのでは?
MC発表後、研究発表後の打ち上げなど。今まで一緒に頑張ってきたからこそ先輩・後輩共に距離が縮まり、普段の業務内でも相談しやすい仲になれる場合もあると思います。
デメリット
●健康に支障をきたす
夜勤明けも睡眠時間は2〜3時間、夕方には勉強会に出席し、次の日には朝から出勤。日勤定時に上がりたくとも連日終わるのは33時、そしてそんな5日勤が続く毎日。
こんな生活を送る人も少なくないはずです。
私も病棟が忙しい週は毎日23時帰宅でした。帰ってご飯→お風呂→寝る→はい、起きて出勤、でした。
忙しすぎて胃腸症状をきたしたり、アトピー症状がひどくなる同僚もいましたよ。これでは自分の身がもたないですよね。
●自分の余暇を楽しめない
いくらお給料がよくても、お金を使って余暇を楽しむ時間がなければ充実しているとは言いがたい!
勤務終わりにデート!と思っても時間通りに終わらず、相手を待たせてしまうことも。
看護師という職業が好き、でも実際働いてみると倒れそうになるほどの多忙さ。自分の好きな事をする暇もない拘束時間。そんな悩みを抱えている人は、すぐにでも処置が必要です。
自分の身体が健康であるからこそ、患者さんにも適切な看護ができるというもの。
仕事とプライベートの区切りをしっかりつけられライフワークバランスが保つためには、今の目まぐるしい職場から一歩先に踏み出すことが必要です。
ライフワークバランスが充実した転職先
いくら収入が良くても、休みが全くない、自分の時間がもっと欲しい!と考えるなら…。
入院施設のない職場
入院施設がなければ自ずと夜勤はありません。多少の時間外労働はあるかもしれませんが、病院やクリニック自体が土日祝休みであれば、確実に自分の休みも確保されます。
2交代制の職場
2交代3交代制で比較すると、休みの数は圧倒的に2交代制の方が多いです。
1回の労働時間が長い→そのぶん休みの時間も長いという寸法です。
しかも、1回の労働時間が長いので、3交代の時には1勤務に1回の休憩時間だったのが、時間によっては2回確保できることもあります。夜勤中に仮眠できる施設もありますよ。
言い換えると3交代の時よりお給料は減ってしまう可能性が高いですが、お金と時間、どちらを優先させるかです。
企業で働く(企業看護師)
企業で働く事で、土日祝の休みが確保されたり、夜勤がなかったりします。また、今まで働いていた年末年始は確実に休めます。
学校や幼稚園で働く
学校や幼稚園だと、夏休み・冬休みと長期休暇がありますね。その期間に長期の休みを取れるメリットがあります。
ただし、保育園は長期休暇はないので要注意です。
転職すべき人へ
毎日目の下にクマができている人、滋養強壮剤片手に働いている人、貯蓄額は増えるけどそれに比例して白髪としわが増えている人、デートでいつも遅れて彼氏を怒らせてしまう人、趣味が仕事になっている人…。
一つでも当てはまるなら転職を視野に入れてみてはどうでしょうか。
「新人看護師でも転職は「できる」、「するべき」。臨床経験浅いナースの転職体験談」のように、新人看護師であっても転職をしている人はたくさんいます。
看護師ももっと休んでいんです!もっと遊んでいいんです!自分時間を確保して、仕事と同じくらいプライベートも充実した生活を過ごせることが理想的ですね。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。