看護師転職大作戦

看護管理職になりたい人向け!部長・師長・主任になるための転職のススメ

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しくじり師長
ローレンロウ

先月転職してきた人が、もう来月には主任になるんだって。スゴクない?
うーん・・・。うちの病院じゃあり得ないね。
その人は、もともと主任候補として採用したってことでしょ?
そうなの?
つまり、みかんちゃんの今の病棟のスタッフに適任者がいないってこと。これ、もめるよ~。
そうかな?誰も管理職にはなりたくないからいいんじゃない?

ホントにそうですか?

主任や師長という管理職は、たしかにめんどうな仕事ですが、給料は高いし、キャリアアップにもなるし、とりあえず一目置かれるし、悪いことばかりではないんですよ。

実は管理職を目指している、という「隠れ管理職志向」の看護師もいるはずです

なんで隠れてるの?

「看護管理職になりたい」という人が少数派だからではないでしょうか?

今回は、その少数派のための「看護管理職になる方法」を徹底解説します!

管理職経験者の方はこちら↓

看護管理職の経験者は求人選びに注意!転職に失敗しないための考え方
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看護管理職になるには

同じ病院で経験を積んで看護管理職になる

看護管理職になるもっともメジャーな方法です。

病院は、通常、在職者の中から次の看護管理職を選びます。

特に、国立病院機構では、管理職への昇進試験である「幹部看護師任用試験」があり、在職者の中から管理職を育成するシステムがあります。

しかし、在職者の中から次の看護管理職を選べない場合には、外部に募集をかけることがあります。

在職者の中から選べない事情?

はい、その事情とは、

  • 適任の正看護師がない
  • 病院のトップ(院長・理事長)が変わり、看護部を一新したい

などがあります。

いずれも平和な状況ではないですよね。

うん、うん、後継者選びって、どこの世界でも大変だよ。

ですよね。

転職して看護管理職に就く

管理職の経験がなくても管理職で採用されるの?

はい。看護管理職の求人には、「管理職経験がなくても可」というものもあります。

もちろん誰でもいいのではなく、管理職経験者相応の経験年数や実績、能力がある人を採用します。

また、看護管理職への昇格を内定して、スタッフとして採用し、半年ほどスタッフとして勤務したのちに看護管理職になるケースもあります。

うちの主任はこれだ。

では、次に看護管理職は本当に魅力なのか、給料の面を見ておきましょう。

看護管理職の給料

看護管理職は基本給が高い

看護管理職の場合も、経験年数に応じた基本給ですが、一般職とは別の「管理職用の給与表」があるところが一般的です。

つまり、同じ看護師経験20年であっても、スタッフと看護師長では基本給が異なり、看護師長の基本給のほうが高くなっています。

管理職手当がある

看護管理職には管理職手当が支給されます。

管理職手当の相場(月額)
看護部長 5~10万円
看護師長 1~8万円
主任看護師 5千円~2万円

このように、管理職手当は施設によって大きな差があります。

時間外手当はつかない

『みかんちゃん』の病院では、師長や主任は時間外手当をもらっていますか?

主任はもらってると思う。
師長は・・・、あ!この間、居残りで説教されたときに「こんな時間ももったいない!私は時間外もつかないんだからっ!」ってキレてたから、もらってないと思います。

そうですね。それをスタッフに向かってキレるのはどうかと思いますが、時間外手当が支給されない実情は気の毒に思います。

実は、看護管理者の時間外手当の支給は病院によってさまざまです。

一般的に、「看護部長」には支給されず、「主任看護師」はほとんどの病院で支給されています。

一方、中間管理職である「看護師長」は、約半数の病院で支給されていません。

看護師長は仕事の裁量権がそれほど大きくはないのに、時間外勤務が支給されないという実態を問題視する声もあります。

(参考:日本看護協会 看護職の賃金 処遇の現状と改善に向けたポイント)

看護管理職の求人の傾向

看護管理職の職位ごとの求人の傾向を見てみましょう。

看護部長

  • 一般病院の求人は非常に少ない
  • 定年退職以外でポストがあくことは稀で、内部昇格での就任がほとんど
  • 病院のトップが変わり看護部を一新したい場合は、看護部長も交代する
  • 管理職としての経験や実績が評価される
  • 知人の紹介や縁故で採用が決まること多い
  • 対象年齢・経験年数:40代後半以上(看護師経験25年以上)

看護師長

  • 一般病院の求人は少ない
  • 看護師が少ない小規模の病院、老人ホーム、新規開業のクリニックでの募集が多い
  • 看護師長候補者(内定)としての採用が多い
  • 管理職としての経験や実績、看護師としての経験や実績が評価される
  • 対象年齢・経験年数:30代後半以上(看護師経験15年以上)

主任看護師

  • 主任看護師候補者(内定)としての採用が多い
  • 看護師としての経験や実績(特に診療科目の実績や専門技術)が評価される

看護管理職の求人の探し方

では最後に、具体的な看護管理職の求人の探し方です。

看護師求人サイトの「非公開求人」に注目!

ところで『みかんちゃん』の病院は、なぜ新しい主任さんになるんですか?

今の主任が辞めるらしいから・・・。

もしこの状況で、『みかんちゃん』の病院の「主任看護師募集!」という求人が出ていたらどう思います?

えっ!主任の誰か辞めるの?でも次の主任さんは〇〇さんじゃないの?なんで?って思います。

ですよね。

病院は、次の看護管理者を在職者から選ばず、外部に求人していることをオープンにはしたくないものです。

このような理由から、看護管理職の求人の多くは「非公開求人」です。

「非公開求人」を多く取り扱っている看護師求人サイトを利用して、看護管理職の求人を探しましょう。

看護管理職の転職は知人の紹介が多い

看護管理職は重要なポストであるため、病院は慎重に採用を検討します。

看護部長や院長の知り合いなど、信頼できる人のお墨付きがあれば採用されることも多くなります。

どうですか?看護管理職になりたくありませんか?

私はいいかな・・・。子育てで手一杯だし・・・。
私はそっちのキャリア志向はないな。スペシャリストにはなりたいけど。
・・・。
ま、まさか、みかん・・・。

私は看護管理職という仕事はお勧めですよ。

向き不向きを言う人もいますが、任されてイヤイヤ引き受けるのではなく、なりたい人が目指してなるべきポジションと思っています。

看護管理職を目指す人は、ポストが空くのを待つのではなく、積極的に看護管理職の求人を探してみませんか?

★転職活動は早めに始めておこう!
  • 今の職場に不満や悩みがある
  • 今の職場に不満はないけど、もっと良い条件で働けるなら転職もアリだと思ってる
  • 今の職場で長く働き続ける自信がない
  • いつかチャレンジしたい転職先がある
こんな思いを抱えている看護師さんは、今すぐに転職活動を始めることをおススメします!

求人に応募することだけが転職活動ではありません。

「求人を見る」「転職市場の傾向を捉えておく」「知らない職場や働き方に関する情報を集める」、これも立派な転職活動。

早めに動き出して多くの情報を持っておけば、本格的な転職活動を始めたときに有利に立ち回ることができるし、転職の土台を作っておけば、心や体に限界がきて動き出せなくなるというリスクを回避できます。

そして、そのような転職活動を誰でも気軽に始めることができるのが、看護師転職サイトというサービスです。

「看護師転職サイトって何?」って人のためにざっくり説明すると…
  • 看護師に特化した転職支援サービス
  • すべてのサービスを無料で利用できる
  • 転職が未定の人でも情報収集に使える
  • 求人数がとても多い
  • 病院以外の求人も見つかりやすい(企業、教育機関、保育施設、イベント関連 etc.)
  • 登録者限定の非公開求人には好条件のものが多い
  • 転職活動をトータルサポートしてもらえる
  • 担当のアドバイザーになんでも相談できる
ただし、どの転職サイトでも良いってわけではなくて、マイナビ看護師のような、実績があって信頼できる転職サイトを使わないとダメなのよ。
というわけで、こちらのページ看護師転職サイトのサービス内容看護師転職サイトの最新ランキングを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。