月収30万円以上もらえる看護師求人の種類と転職方法

『みかんさん』、それなら転職をしちゃえばいいんじゃないですか？

新人看護師の『みかんさん』は難しいかもしれませんが、『ゆずさん』や『れもんさん』のようにある程度の経験があれば、転職をすることで月収30万円も夢ではありませんよ。

どんな求人を探せばいいか、ポイントを教えましょうか？

…。

『みかんさん」は置いといて、実際にどのような求人を探して転職をすればいいのかみていきましょう。

皆さんは精神科病院と聞くと、どのようなイメージを持ちますか？

『ゆずさん』のように、看護師の中にも精神科病院に対してあまりよくないイメージを持っている看護師はいます。

『れもんさん』の言う通り、最近は明るい雰囲気の病院がたくさんあります。

しかし、精神科に対するイメージがあまり改善していないため、「精神科で働きたい」という看護師が少ないのが現実です。

『みかんさん』、珍しくいいところに気が付きましたね！

精神科では興奮状態の患者さんを抑制したりすることもあります。

看護師がけがをしたりする可能性もほかの診療科より若干高いため、「特殊業務手当」などを支給している病院も多いんですよ。

給料の設定金額が高く、特殊業務手当も支給されることが多いため、精神科は給料水準が高くなるのです。

給料の例

A病院で働くA子さん（3年目）の場合

• 基本給：25万円
• 夜勤手当：4万円（夜勤1回1万円×4回）
• 資格手当：2万5千円（正看護師の場合）
• 住宅手当：1万5千円（賃貸世帯主の場合）
• 特殊業務手当：1万円
• 計：35万円＋諸手当

そうですね。

基本給が高い分、ボーナスがいいところが多いです。

そのため、転職をすると年収が大きく上がるのではないでしょうか。

そうなんです！

美容系は患者さんが自費で診療を受けるため、病院側の収入が多くなります。

そのため、看護師に還元される金額も多く設定されています。

『みかんさん』のように心配している方は多いと思います。

確かに、ノルマがキツくて看護師がうつ状態になってしまうようなところもあるようです。

しかし、ノルマがキツイのは給料がめちゃくちゃ高く設定されているところが多く、月収30万円程度であればそこまでノルマはきつくありません。

なので、自分で商品を買い取ったりすることはないですよ。

そうなんです！

『れもんさん』の言う通り、勤務するクリニックの施術を格安で受けることのできるところが多いため、最近は美容系の求人に応募が多いんですよ。

また、美容系は需要が高くなっているため、スタッフを新規募集しているところも多く、求人も豊富にあります。

給料の例

Bクリニックで働くB美さん（6年目）の場合

• 基本給：34万円
• 残業手当：5千円
• 諸手当：5万円
• 計：39万5千円

『れもんさん』の言う通り、最初からノルマありのクリニックで働くよりも、最初はノルマのないクリニックで働く方がいいかもしれませんね。

それなら、介護老人保健施設での勤務はどうですか？

あまり知られていませんが、介護老人保健施設も意外と給料が高く設定されているのです。

高齢化に伴い、介護施設の需要が高まっています。

そのため、少し前と比べると介護施設の数が増えたと思いませんか？

『ゆずさん』の疑問にお答えしましょう。

最近は看護師の数が不足していますよね？

看護師が不足しているのに、介護施設の数が増えるとどうなりますか？

そういうことです！

看護師の興味を惹くために、給料が高く設定されているところが多いんですよ。

すっかり忘れてしまっている『みかんさん』のために、簡単に説明しますね。

介護老人保健施設は、医療度の高い入居者がほかの介護施設よりも多いことが特徴です。

特別養護老人ホームは、医療度は低いのですが介護度が高くい方が多く入居されています。

有料老人ホームは、医療をほとんど必要としない方から医療度が高めの方まで、様々な入居者がいることが特徴です。

給料の例

介護老人保健施設Cの郷で働くC代さん（10年目）の場合

• 基本給：30万円
• 資格手当：5万円（正看護師の場合）
• 夜勤手当：3万6千円（夜勤1回1万2千円×3回）
• 計：38万6千円+諸手当

残念ながら、『みかんさん』には少し早いですね。

看護師の人数が少ないため、なんでもオールマイティにできる必要があるのです。

急変があった場合は看護師が一人で判断をしなければならないこともありますし、看護師一人で夜勤をすることもありますよ。

はい、給料水準が上がっています。

実は、訪問看護師の需要がかなり高くなっているのです。

日本は現在、高齢化が進んでいます。

高齢化に伴い、病気を持つ方も増えているということはご存知ですよね。

しかし、高齢者の増加に対し、病院の数は全く足りていません。

そのため、医療を提供する場を病院から在宅へシフトすることを進めているのです。

そういうことです。

ただ、担当の地域によっては異動に車が必須ですので普通自動車免許が必要な場合があります。

私も訪問看護師になろうと思ったことがあったのですが…

実は動物が苦手でして…。

訪問看護実習でとあるお宅を訪問した時、大型犬に飛びつかれて足を捻挫したという経験がありまして…。

給料の例

D訪問看護ステーションで働くD恵さん（8年目）の場合

• 基本給：31万円
• 資格手当：3万円（正看護師の場合）
• オンコール手当：2万1千円（オンコール1回7千円×3回）
• 待機手当：3千円（待機1回千円×3回）
• 計：36万4千円＋諸手当

残念ながら、『みかんさん』には難しいですね。

基本的に一人で１日に3～5件ほど訪問する必要があります。

限られた時間内に様々な処置を行ったり、手技を家族に指導したりしなければなりません。

多くの知識が必要ですので、新人看護師さんには難しいでしょう。

しかし、最近は新人看護師さんも積極的に採用している訪問看護ステーションもありますよ。

『れもんさん』にぴったりの職場、ありますよ～。

それは、「救命救急センター」です。

はい、とっても忙しいです。

24時間365日休むことなく、一時救急から参事救急まであらゆる症状の患者さんを受け入れます。

交通外傷の患者さんも心不全などの内因性疾患の患者さんも受け入れる必要があるため、幅広い知識とあらゆる事態に対処できる判断力が必要です。

少しのミスも許されませんし、身体的にも精神的にもかなりハードな職場のため、給料が高く設定されているんですよ。

また、救命救急センターでは夜勤の回数に制限が設けられていません。

そのため、夜勤を多くこなせばこなすほど、給料はさらにアップします。

『ゆずさん』の言う通り、認定看護の分野に救急看護が認定されています。

キャリア志向の『れもんさん』、ぜひ救急看護の認定看護師になってはいかがですか？

給料の例

E救命救急センターで働くE太郎さん（4年目）の場合

• 基本給：24万5千円
• 調整手当：3万円
• 夜勤手当：7万円（夜勤1回1万円×7回）
• 計：34万5千円＋諸手当

調整手当とは、ほかの手当には含まれないが、病院側が看護師の仕事を評価して支給する手当のことです。

救命救急センターで働く看護師は非常にハードな仕事ですので、病院側が看護師全員にこのような調整手当を支給していることが多いんですよ。

はい、あまり知られていませんが、透析クリニックも実は給料がいいんです。

透析はかなり専門性の高い分野ですし、透析中に急変を起こした患者さんに対しての対応をする必要があります。

また、専門性が高いゆえに透析部門での勤務を希望する看護師がほかの診療科と比較するとすくないです。

そのため、給料を少し高く設定して求人を集めようと考える病院も多いんですよ。

注射や穿刺が苦手な方でも大丈夫です。

看護師が穿刺を行わず、医師や臨床工学技士が穿刺を担当するクリニックもあります。

注射が苦手という方は、看護師が穿刺を行わなくてもいいクリニックを選ぶようにしましょう。

給料の例

F透析クリニックで働くF奈さん（20年目）の場合

• 基本給：27万円
• 残業手当：1万5千円
• 透析手当：3万円
• 計：31万5千円＋諸手当

透析クリニックはベテランの方や体力に自信のない方でも活躍することができます。

また、透析技術認定士などの資格を取得したり土日も透析を行っているクリニックで働くと、もっと給料を増やすこともできますよ。

そうですね。

月収30万円以上の職場の求人を目にする機会はあまりないかもしれません。

しかし、看護師専用の転職サイトを利用すると、思っているより簡単に見つけることができますよ。

『みかんさん』『れもんさん』、登録は少し待ってください！

実は月収30万円以上の職場を探す際の注意点があるのです。

探す際の注意点は、「給料だけで判断をしない」ということです。

月収30万円以上と聞くと、なかなか給料がいいと感じますよね。

そのため、ほかの条件を確認せずに転職をしてしまう看護師が多いんです。

そうなんです。

給料面だけでなく、福利厚生や残業時間、人間関係などもよく確認をするようにしてくださいね。

それと、提示されている給料にも確認するポイントがあります。

それは、提示されている給料の内訳です。

「月収30万円以上！」と提示している求人の中には、「諸手当込み」となっていることがあるんです。

諸手当込みだと、基本給だけでなく残業手当・夜勤手当・交通費・職務手当・家賃補助など、さまざまな手当を合計しての給料となりますので、「思っていたより給料が低かった」と感じることもあります。

また、提示している給料の例が「経験20年目の場合」など、超ベテラン看護師の給料例のこともあるようですよ。

いかがでしたか？

月収30万円稼ぐことのできる職場を紹介しました。

皆さんが思っている以上に、月収30万円以上稼ぐことのできる職場はたくさんあるということが分かったのではないでしょうか。

「月収30万円以上の職場へ転職をしたい」と考えている方は、紹介刺した注意点を参考に、自分にぴったりの職場を探すようにて下さいね。