いざ転職!看護師が知っておきたい履歴書の書き方を基本から教えます!
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『みかん』は新人ですから、最近履歴書を書いたはずなんですけどね。
さて、面接とともに転職で避けられないのが履歴書です。
転職だと職歴がありますし、退職理由はうまく書かないと不利になることもあるんですよ。
書くことがたくさんあって大変ですが、採用にあたり第一印象を左右しますので、しっかりおさえておいてほしいと思います。
履歴書を書く前におさえておきたい基本マナー
まずは履歴書の基本マナーを確認しておきましょう。
履歴書用紙の選び方
最近の一般企業はパソコン入力の履歴書を好むようですが、特に様式に規定がない限り、手書きのものでいいでしょう。
さまざまな様式があるので、手にとって選んでみてくださいね。
たとえばパートだと、希望日数や休日を書けるものを使うと便利ですよ。
経験があまりないのに、経歴を書く欄が大きいものを選んでしまうと余白が目立ってしまいます。
余白は少ないほうがいいとされているので、志望理由や自己PRなどの欄が大きめのものを選ぶといいでしょう。
常勤やパートにかかわらず、JIS規格の履歴書であれば問題ありません。
間違えても修正液は使わない
履歴書は、黒のボールペンなど消えないインクで書くのが原則。
よく書き損じが生じますが、修正液・テープを使ってはいけないので注意しましょう。
これくらい気づかれないだろうと思うような小さなものでも、気づかれたら印象が大きくダウンしてしまいますので絶対に避けてくださいね。
中には、書き損じをごまかして上からなぞる人もいますが、すぐにバレます。
二重線をして訂正印も、履歴書に関しては使いません。
なんてことにならないように、履歴書は多めに用意しておくのが鉄則ですよ。
時間に余裕を持って、まずは鉛筆などで薄く下書きをしてから書き始めるのがおすすめ。
基本的に省略しない
あなたは住所や名前、出身校などの基本情報は正しく書けますか?
住所は郵便番号、都道府県から書き始め、マンション名や部屋番号まで省略せずしっかり書きましょう。
職歴の欄には、医療法人○○会、公立であれば東京都立△△病院など、正式名称を書きます。
個人のクリニックの場合はそのまま書きますが、どんな施設か分かりにくいため、診療科目や業務内容などを書くのがベター。
実際に履歴書を書いてみよう
では、次の中で間違いを探してください。
平成20年4月 那亜須高校 入学
H23年3月 那亜須高校 卒業
平成23年4月 三姉妹大学看護学科 入学
おしい!「H」だと略字になるので「平成」が正解です。
自分のこととはいえ、正式名称を知らなかったり、書けなかったりするもの。
分からなければ調べて書くようにしましょう。
日付
持参する場合の日付は、持参する日の当日の日付、郵送の場合は、投函する日付を書きます。
写真
写真は必ず貼りましょう。
3ヶ月以内に撮ったもので、プリクラやスナップ写真はNG。
服装もジャケット着用が望ましいですが、難しければ襟付きのシャツで。
普段着の写真は避けましょう。
モノクロでもカラーでもOK。
スピード写真でもいいですが、画像が良くないこともあるので、写真館で撮ってもらう方が安心。
口角を上げ、歯は見せないようにします。
書き損じで無駄になることが多いので、写真は、履歴書が書き上がったら最後に貼ります。
学歴・職歴
まず真ん中に「学歴」と書いて、1行空け、その下から書きます。
基本的に、最終学歴の1つ前から記入。
正式名称で書きますが、統合などで現在と名称が異なる場合は、「当時の名称(現.○○)」と書くといいでしょう。
学歴の下は1行空けて「職歴」と書き、1行空けて書き始めます。
退職理由は、自己都合のときは「一身上の都合により退職」と書き、相手側の都合のときは「病院都合により退職」と書きます。
履歴書には詳しく書かずに、口頭で説明すればOK。
職歴が多く、書ききれない場合は別紙に職務経歴書を作成し「以降は職務経歴書参照」とします。
最後は「現在に至る」とし、その下に右寄せで「以上」と書きます。
職歴には、配属病棟や業務内容、常勤か非常勤などの勤務形態なども書いておくと好印象に。
志望理由
どうしてこの施設に応募したかを記入。
過去の経験を踏まえ、どんなことを身に付けたのか、生かせる知識や技術があれば、転職先の業務内容とつなげるといいでしょう。
志望理由は、面接でも必ず聞かれる項目です。
特に同じような業務を行っている施設間での転職の場合、どうしてわざわざ転職する必要があるのかというのが一番気になるところです。
自己PRにもつながりますので、よく考えてくださいね。
本人希望欄
複数の病棟がある場合、希望の部署があれば理由とともに記入。
労働条件についてもこちらに書いてください。
特に希望がなければ「特になし」ではなく「貴院の規定に従います」と書きましょう。
資格・免許
看護師の国家資格はもちろん、PRできる資格や免許があれば記入しましょう。
まず、免許を取得した年号順に書いていきます。
正式名称で書くので、運転免許は「普通自動車第一種運転免許(AT限定)」などと書きます。
看護師免許だけでなく、保健師や助産師、養護教諭などの免許もあれば書いておくと積極性がアピールできていいでしょう。
免許の下に、資格があれば記入します。
英検は「実用英語技能検定」、漢検は「日本漢字能力検定」など、医療に関係ない資格を書いても大丈夫です。
転職のための履歴書を書くときに大切なことは?
転職をする際に、履歴書でアピールすべきことはズバリ経験です。
新人は若さとこれからの期待値が高いのが売りですが、既卒の人は社会経験が豊富なことや一般常識が身についているのが強みです。
逆をいうと、社会人なのにブランクばかりで社会経験が少なかったり、一般常識がないのはマイナスにしかなりません。
もちろん相手を納得させる理由があれば別ですが。
よって、履歴書を書く際にも情熱を持って、自分を売り込んでくださいね。
このとき字が上手か下手は関係なく、丁寧に書かれているかが問題であって、施設側は仕事に関しても丁寧に正確に取り組める人かを見ています。
誤字や脱字ばかりでは、仕事も適当にするのではないかとか、写真がスナップ写真だったり普段着で写っていたりすると、一般常識が欠けているのではという印象を持たれかねません。
そう考えれば、書いたあとも隅々まで見直して、誤字や字のスレなどがないか確認することが必要だと分かりますよね?
もし、履歴書を書くのに不安がある、うまく進まず悩んでいるような人は、看護師転職サイトでもサポートが受けられるのはご存知ですか?
転職したいけどなかなか条件の合う施設が見つからないという場合でも、相談に乗ってくれるのでおすすめですよ。
マイナビ看護師のような履歴書の添削をしてくれる転職サイトもあるので、心配な方は積極的に使うようにしましょう!
魅力的な履歴書を書いて、あなたもしっかりアピールしてくださいね。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。