看護師の転職する時期はいつがいいの?ベストなタイミングを教えます!
PRローレンロウ
家族の転勤などの理由でなく、自分の都合で転職時期を決める場合は、様々な条件を鑑みてベストなタイミングに転職したいものです。
看護師の転職のベストなタイミングとはいつか?その狙い目と注意点を見ていきましょう。
本命は4月!年度替わりの転職の狙い目と注意点
1年間の中で、看護師の転職が最も多いのは、年度がわりの4月です。
多くの病院、施設が4月採用に向けた求人を出しています。4月の一斉採用しか行わない職場の求人もあり、看護師求人市場がもっとも活況となる時期です。
また、3月に卒業する新卒看護師も市場に参入し、求職者も最も多い時期です。
求人は多いがライバルも多いというのが、この時期の市場の特徴です。
4月の転職が狙い目の人
●経験が浅い人、第二新卒
4月の採用には、新卒向け教育プランが組まれており、経験が浅い看護師もこれに準じた教育を受けることができます。
おおむね3年目までは、この時期に合わせて転職することをお勧めします。
●公立病院への転職を希望する人
公立病院や大学病院などの正規採用は4月採用がほとんどです。このほかの時期では臨時採用が多いため、公立病院への転職を考える人は、この時期を外さないようにしましょう。
4月の転職の注意点
●ほかの応募者に勝つ!履歴書、職務経歴書、面接での自己PR
この時期の転職はライバルがたくさんいます。特に、好条件の職場は応募が殺到します。
その中から採用されるために、履歴書と職務経歴書を手抜かりなく準備し、採用面接での自己PRもしっかりと考えておきましょう。
●就職日が決められている求人に対応できるか
4月1日付の採用が決まっている求人の場合、確実にその日から就業できることが必須条件となります。
「退職できるか分からない」「ほかの求人の採用結果次第で」という、あやふやな状態では転職活動がうまくいかないこともあります。
転職活動はいつごろから始める?
4月の転職に向けた転職活動は、いつ頃から始めたらいいと思いますか?
そうです!4月の転職は、10月にスタートです!
転職が多いこの時期は、職場も早めに退職の意思確認をします。正式な届け出に先立ち、秋頃に意思確認をする職場も多く、転職希望の人はその頃から転職活動を始めます。
4月採用に向けた求人は、秋頃から出始めるため、情報収集は早めに始めましょう。
さらに早めの準備が必要と心得ておきましょう。
対抗はボーナス支給後!転職の狙い目と注意点
次いで多いのが、ボーナスの支給後です。特に夏のボーナスの支給後(7月、8月)の転職が多く、狙い目です。
夏のボーナス支給後の転職が狙い目の人
●即戦力となる経験がある人
4月採用とは異なり、この時期は退職した看護師の穴を埋めるべく、即戦力となる経験者が求められています。
いわばここは、経験者の戦いの場です。
4月に就職した職場に合わず、転職を考える新卒看護師にはかなり不利な時期と考えておきましょう。
夏のボーナス支給後の転職の注意点
思います。でも、大丈夫です。それはみんな同じです。それで特に印象が悪くなることはありません。
4月の転職同様、多くのライバルの中から選ばれる自己PRが鍵となるでしょう。
転職活動はいつ頃から始める?
7~8月の転職に向けた転職活動は、5月頃から始動です。
退職の意思表示も、4月の慌ただしい時期が過ぎてからのほうが良いでしょう。
その他の時期の狙い目と注意点
看護師は人手不足で、常に求人の多い仕事です。
自分の好きなタイミングで転職することもできます。
……か、どうかはわかりませんが、転職者が多い年度末やボーナス後の時期を、あえて外したタイミングで転職するのも一つの選択肢です。
その他の時期の転職が狙い目の人
●「急募」に応じられる人
即戦力の経験者の中でも、すぐに職場の人員確保や戦力維持に貢献できる看護師が求められています。
現在の職場の退職に手こずることなく、早めに転職できる人は採用に有利です。
●介護施設を希望する人
病院に比べ、介護施設は常時募集も多く、いつでも転職のチャンスがあります。
その他の時期の転職の注意点
求人件数はほかの時期よりも少なく、希望条件に見合う求人がないこともあります。
また、常時看護師を募集している職場は、看護師が定着しない「それなりの理由がある」と考えておきましょう。
大穴はココ!経験者は〇月の転職が狙い目
大穴は1月!
ズバリ!私が推奨する経験者の転職時期は、1枠1番、1月です。
●職場は4月の戦力を確保したいと考えている
1月と言えば、3月末の退職希望もそろそろ出揃い、4月の採用も決まりつつある時期です。
しかし、多くの病院は、4月の戦力ダウンを憂慮しています。
4月に新採用の看護師が入っても、すぐに夜勤ができるわけではありません。
1月は、4月に一人前として仕事ができる看護師が求められる時期です。
●確定申告をしなくていい
11月や12月中に退職すると、その年は自分で確定申告をしなければ、所得税の還付が受けられません。
12月末まで前の職場に在籍していれば、そこで「年末調整」が行われ、面倒な確定申告の必要はありません。
●面接の服装に困らない
夏場の転職活動は、面接の服装が悩みどころです。
しかし、1月の転職であれば、11月や12月の採用面接時にはスーツで行くことができます。
1月に転職するためのスケジュール
では最後に、私がおすすめする1月転職までのスケジュールをご紹介しておきましょう。
●夏ごろから年休を分散して消化していく
そうです!退職時にまとめて年休を取ろうと思っても、必ずそれが叶うものではありません。
職場は年休の使用を拒否することはできませんが、業務に支障のある時期を避けて休みを取るように変更を要請する「時季変更権」があります。
退職間際にごたごたすることなく、残りの年休を消化するためには、早めに分散して休みを取っていきましょう。
●9月初め頃に退職の意思表示
「12月末での退職を考えています」と看護師長に口頭で伝えます。
●10月末に退職届を提出
職務規程に則って退職届を提出します。(期限が1か月前の場合は、11月末日に提出)
●11月から本格的に転職活動を開始
看護師転職サイトを活用し、11月中に転職先をピックアップ、問い合わせや応募をしましょう。
●11月中~12月上旬に面接
採用面接を受け内定をもらいます。
●12月末付けで退職
退職日は月末厳守です!
「どうせ年末で休みになるから」と、前倒して退職すると、その月の社会保険料(健康保険、厚生年金)は、すべて切り替えの手続きの上、自己負担となります。(手続きをしなけれ、未納扱いとなります)
看護師の求人には時期によってさまざまな傾向があります。
転職は、自分の希望条件を考えて、それに見合うベストなタイミングで行いましょう。
転職する時期を決めたら、転職にかかる期間もチェックしておきましょう↓
人気記事ベスト5
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。