転職で不採用続きの看護師は何が悪い?考えられる理由と対処法とは
PRローレンロウ
ってこともないんですよ。
看護師の転職で不採用になってしまう理由は、面接の失敗だけではありません。
万全の面接対策を行っているのに不採用続きで「何が悪いのか分からない!」と悩んでいませんか?
なぜ不採用になるのか、その理由と対処法を見てみましょう。
看護師の転職で「不採用」となってしまう理由
不採用の理由には様々なものがあります。
「不採用の理由ベスト5」を独自のランキング形式で見てみましょう。
第5位「何となく職場のカラーに合わない」
資格・経験、志望動機に問題はなくても不採用になってしまう理由の一つがこれです。
職場には独特のカラー(風土、気風)があり、面接を担当する看護部長や看護師長が「何となくウチには合わないわ……」と思うケースがあります。
応募者が多く、経験に大差がない場合は、こうした理由で不採用になることも知っておきましょう。
第4位「面接時の印象が悪い」
「言葉遣いや態度が悪い」「表情が暗い」「身なりが整っていない」などの悪印象を持たれると、不採用になってしまいます。
4位と5位の理由は、少なくとも書類選考は通過しています。
コレより上位には、書類選考の段階で不採用となる理由がランクインしています。
第3位「職歴や経歴を不安視された」
- 転職歴が多い
- 経験分野がバラバラ
- 短期間での転職が多い
- 過去の転職理由があいまい
- ブランクが長い
などの職歴、経歴は、「ここでの仕事ができるだろうか?」「採用してもすぐに辞めてしまうのではないか」と思われ、不採用となりやすいのです。
第2位「職場が求める経験やスキルが不足している」
募集要項に、
- 看護師経験〇年以上
- 特定の診療科の経験優遇、または必須
- 特定の資格保有者優遇、または必須
とある職場は、比較的採用のハードルが高い職場です。これらの条件に合っていないことが不採用の理由になります。
募集要項には、「必須」「優遇」「尚可」「歓迎」など、様々な表記があります。
「必須」は文字通り「必ず必要」の意味ですが、「優遇」や「尚可」「歓迎」などは、「あれば採用にプラスになる」という意味です。
が!私は以前、ハローワークで、
「『優遇』ってのは、だいたい『必須』の意味ですもんね。」
という悪魔の一言を聞いたことがあります。
どの程度、加味されるかはケースバイケースと考えておきましょう。
第1位「職場の応募条件に合っていない」
いよいよ第1位です!
募集要項に、
- 夜勤ができる人
- 正看
などの応募条件が記載されている場合がありますが、この応募条件に合っていないのに応募してしまう人がいます。
実は、応募条件に外れていても、採用されるケースがないわけではありません。
過去にダメモトで応募して採用された実績がある人や、自分を強く売り込みたい人が、淡い期待を抱いて応募してしまいます。
しかし、当然ですが、こうしたケースで採用されるのは非常に稀なことです。
その他の不採用の理由
惜しくもランク入りを逃した「不採用の理由」も見ておきましょう。
●あなたより採用したい応募者がいた
一定の採用者数に対し、多くの応募者がある職場では、すべての人が採用されるわけではありません。
書類選考と面接で特にマイナスとなる要素はなくても、「あなたよりも採用したい人がいた」という理由で不採用になることもあります。
●年齢
「改正雇用対策法」により、募集や採用に年齢制限を設けることは原則禁止されています。なので、ほとんどの募集要項に年齢制限は書かれていませんが、採用側は「おおむねこのくらいの―」という採用年齢の上限を持っています。
応募者にはその上限は分かりませんが、その職場の看護師の平均年齢がひとつの目安になります。
また、求人情報に「20代、30代の看護師が活躍しています!」とある場合は、十中八九、「20代、30代の看護師」を募集対象としています。
平均年齢や職場の売り文句から大きく上方に外れている場合は、採用されにくいと考えておきましょう。
不採用の理由は、一般的に応募者へはフィードバックされません。
結局、なぜ不採用になったのかは分からないこともありますが、上記の理由がないか、ちょっと振り返っておきましょう。
採用されるためにやるべきこと
自分のキャリアの整理と希望条件の見直し
●自分のキャリアを棚卸する
まず、自分のキャリア(これまでの経験、スキル)を整理してみましょう。
そのうえで、転職の計画を立てましょう。
●緩和、妥協できる条件はないか見直しておく
診療科目、業態、働き方(交代勤務、時間外勤務)などにこだわりが強すぎると、転職はうまくいきません。
柔軟に対応できる人のほうが採用されやすいことを知っておきましょう。
募集と希望のミスマッチをなくす
看護師の「売り手市場」の状況が大きく変わることはありませんが、働く場所や働き方の多様化によって看護師の求人動向も変化しています。
そのことを理解していないと、職場が求めることと自分の希望のミスマッチが起こり、結果、不採用となってしまいます。
●募集条件をしっかりと確認する
最低限、募集要項の応募条件はしっかりと確認しましょう。
応募条件に外れていると、まず採用されることはありません。
●応募先についてしっかりと調べる
募集要項だけでなく、病院のHPや看護師転職サイトのコンサルタントから、より詳しい情報を得ましょう。
できれば病院を見学することをお勧めします。
応募の手続きは完璧を期す
●応募は早めに行う
応募期限がある場合、期限間際の応募よりも、早いほうが印象は良くなります。
●履歴書、職務経歴書は余裕をもってに準備する
履歴書と職務経歴書は、基本的な書き方に沿って記載し、誤記や抜け落ちがないように細心の注意を払いましょう。
●面接の日程はできるだけ先方(応募先)に合わせる
働きながら転職活動をする場合は、日程の調整がうまくいかない場合があります。
頻回の予定変更やドタキャンは間違いなく印象を悪くするので、看護師転職サイトのコンサルタントに日程調整を依頼しましょう。
面接で失敗しない
書類選考を通ったら、最後の勝負は面接です。
基本的な面接マナーと、質問されることへの準備を万全にしておきましょう。
面接は、どんな人でも緊張するものです。
普段から「大人しい」「暗い」と言われがちな人は、努めて気持ちを上げていきましょう。
どこでもいいから採用されたい!?採用されやすい職場への転職の是非
冒頭のように、サラリーマンのなかには10件どころか30件応募しても採用が決まらず「どこでもいいから雇ってくれ!」と思う人も少なくありません。
看護師の場合も、とにかく採用されることを目標に仕事を探すこともあるかもしれません。
採用されやすい職場への転職には、どのような問題があるのでしょうか。
採用されやすい職場とは
経済的に余裕がなく、一日も早く仕事に就かなければならない事情から、「採用されやすい職場」へ転職するケースもあります。
しかし、採用されやすい職場には、以下のような事情があることを知っておきましょう。
- 常に人手が足りない(常に求人を出している)/入れ替わりが激しい
- 労働条件が良くない(時間外労働が多い、休みが少ない)
- 給料が安い
- 人間関係がよくない(イジメやパワハラがある)
- 教育体制が整っていない
採用されやすい職場には、働きにくい職場も多く、中には「ブラック病院」といわれる職場もあります。
せっかく転職しても、またすぐに転職することになりかねません。
そうってしまうと、無計画な転職歴だけが積み重なり、ますます好条件の職場で採用されにくくなります。
「どこでもいいから採用されたい」になる前に、自分の希望やキャリアに合った働き甲斐のある職場を探しましょう。
不採用の理由には様々なものがあり、理由が分からないこともあります。
少しでも採用に近づくために、充分な情報収集と計画な転職活動を行いましょう。
人気記事ベスト5
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。