健診センターで働く看護師にはどんなスキルが必要?向いている人の特徴を紹介!
PRとら
健診センターに転職しようと思っていても、『ゆず』のような不安がありますよね。
もちろん、健診センターに転職してからスキルを積むのもアリです。私の場合、病棟から健診センターへ異動だったので、まさにそうでした。
「健診センター?よくわからないけど、まぁ、何とかなるでしょ♪」そんな気持ちで配属されたので、すべてが新鮮。毎日新しいことの発見で楽しかったです。
しかし、実際に働いてみて「健診センターってこういうことが求められるんだー!!」「こういう人には向いてないな~」と思うことが多々ありました。
そこで、これから健診センターで働こうと思っている方の参考になるようにまとめていきます。
健診センターの看護師に求められる3つのスキル
健診センターに転職しようと思ったら、まずは募集を探しますよね。
募集要項のところを見ると、「こんな人大歓迎」という文字をよく見かけますが、共通して健診センターが求めているものがあります。
それが、この3つ!
- スムーズな検査
- 対応の良さ
- 質問に応えられる知識
どの転職でも経験者は採用されやすい傾向にありますよね。しかし、健診センターではこの3つができればOK!
健診センターで行う検査の基本
健診センターの検査は、次の三段階で行います。
- 受診者さんを呼び入れる
- 確実に検査を行う
- 処理する
検査したものを、結果に反映させるために行う記録などの行為です。
数値がその場で出る血圧測定や眼圧検査などは、その場でパソコンに入力したり、用紙に手書きするなどして記録を残します。
一方、眼底検査のように画像を送信するもの、採血のように遠心分離をかけて検査室に持って行く処理もあります。
そうです、検査だけじゃなく、受診者さんを呼び入れたり、検査後の処理をしたりすることも必要です。
そして、これらの流れを滞りなくスピーディーに行えるかによって、受診者さん全体の流れが変わってきますから、スムーズに検査ができることが求められるのです。
良い質問ですね。健診センターで看護師が行う業務は、主に問診・血圧測定・採血・眼底検査・眼圧検査・胃カメラ介助です。
健診センターによっては、視力検査・聴力検査・身体計測・心電図検査・尿検査・呼吸機能検査・エコーやバリウムの介助などを行う場合もあります。
これらは、他の職種でもできるので健診センターによってどの職種が行うのかは違います。
採血は検査技師もできますが、看護師がやるところが多いですよ。ちなみに、採血は直針を使用する場合が多いです。
理由は、直針の方が溶血しにくく、採血時間も短くて済むからです。毎日たくさんの受診者さんの採血をするので、こうした時間短縮はとっても大切。
また、節約の面でも直針は優れています。直針の方が単価が安いですし、針捨てBOXもスペースが無駄になりません。
もちろん、難しい血管の受診者さんも来ます。基本は直針といっても、翼状針もありますから、血管を見て針を使い分けます。
基本的に健康な方が来る健診センターでは、もりもりっとした血管の受診者さんも少なくありませんよ。
健診センターの看護師に向いている人は?
さて、健診センターで求められるスキルや検査について話してきましたが、ここで本題、向き不向きについて話していきましょう。
ここでの向き不向きは、楽しくやっていけるかどうか、嫌にならずに続けられるかどうかという点でお話ししていきますね。
それでは、どういった方が向いてるのか、向いていないのかみていきましょう。
健診センター向きの特徴
- 単純作業が好き
- 検査をするのが好き
- 感じの良い対応が得意
- 手早く仕事をするのが得意
健診センター不向きの特徴
- 同じことをするのが苦痛
- 検査が苦手
- 感じの良い対応が苦手
- ひとりひとりとじっくり向き合いたい
- 深く勉強したい
健診センターでは、良い意味でも悪い意味でも、毎日検査をしています。そのため、苦手だった採血が得意になるというケースも少なくありません。
健診センターはスクリーニングが目的なので、疾患についての勉強はあまりできないといって良いかもしれません。
しかし、健診項目における、正常か異常かの見分けは勉強できますよ。特に採血データや心電図などもたくさん見られるので、他の分野にいっても知識は絶対に損しません。
病棟などと違って、広く浅くといった勉強になるかもしれませんが、やり方次第では突き詰めて勉強することも可能です。
それと、もうひとつ大切なことがあります。それは、対応です。
それはそうなのですが、健診センターは病院とちがって特殊です。
受診者さんは、患者さんではありません。基本的に健康な方が、保険適応外の高い料金を支払って検査をしにきます。
そのため、病院よりも対応は要注意。受診者さんは「お客さんなんだぞ」というスタンスでやってくることが多いので、対応の良さが求められます。
接客ができないと、受診者さんの中には「こっちは高い金払ってきてるんだ!なんだその態度は!」なんて怒ってしまう方もいます。
そんなんで嫌な思いはしたくないですよね。それに、健診センター側も、受診者さんを増やすために、サービスに力を入れているところは少なくありません。
そうですね、対応には厳しいところがあるかもしれません。
健診センターに対応のマニュアルがあったり、研修会を開いているところも多いですよ。
基本的には笑顔、言葉遣い、身だしなみをしっかりすること。特別難しいことではありません。
対応上手の看護師に囲まれて仕事をするうちに、言葉遣いがうつったり、対応方法が自然と身につくでしょう。
まとめ
健診センターはスムーズに検査を行うスキルと対応力が求められます。検査が好きな方、広く勉強したい方には向いていますが、そうでない方や対応が苦手という方にはあまりお勧めできません。
検査や対応、検査データを読み解く力のスキルアップができますよ。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。