まだ新卒2~3カ月なのに看護師を辞めたい…。新人ナースの早期退職はあり?
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看護師になって、2~3ヵ月が過ぎた頃、今まで持っていた夢と現実との違いを大きく感じている人もいるのではないでしょうか。
それに、入社から2~3ヵ月が過ぎた頃と言えば、今まで日勤だけだった勤務に、夜勤が入る時期でもあります。
『みかん』のように、夜勤が入ることへの不安を感じている人も多く、この時期に、看護師の仕事がつらく、辞めたいと感じる新人看護師は少なくありません。
と『れもん』のような意見が大半かもしれません。
しかし、そう言われても、今の職場で無理して働き続けるデメリットもあるんです。
看護師になったばかりなのに辞めたいと思っているあなたは必見です!
看護師の仕事はこんなに魅力がいっぱい
『みかん』のように、新人看護師は覚える事がたくさんあり、毎日仕事に行くことだけで精一杯に感じている人は多いでしょう。私も新人看護師の頃はそうでした。
でも、私が約12年間、看護師を続けてくることができたのは、看護師の仕事にはたくさんの魅力があるからです。
患者さんからの「ありがとう」という言葉
ありきたりかもしれませんが、患者さんからの「ありがとう」という言葉は、とても嬉しく、やりがいを感じます。
学生の頃、実習で関わった受け持ち患者さんから「ありがとう」と言ってもらったときのことを思い出してみてください。
私たち看護師は「ありがとう」と言ってもらいたくて、仕事をしているわけではありません。
でも、患者さんが元気になって退院するときに「ありがとう」と言ってくれた言葉が励みなり、つらいときにも頑張ろうと思うことができるのは事実です。
患者さんとの関わり
看護師は、患者さんに生活指導や治療の説明などはしますが、患者さんからも多くの事を学ぶことができます。
患者さんは、自分より年長者のことが多く、人生の先輩でもあります。
入院中の患者さんとお話ししていく中で、病気の事だけでなく、その方の人生観や価値観、信念なども聞くことがあります。
それが、自分の人生のヒントになることもあります。
人と関わる仕事だからこそ得られることだと思います。
学ぶことは無限大!
病棟ごとに専門分野はあり、必要な医療の知識は変わります。また、医療は日々進歩しています。
ずっと勉強していなければならないようで、一見大変なイメージはあるでしょう。
しかし、マンネリ化はせず、常に新しい知識が入るので、何年たっても新鮮な気持ちが続きます。
単純作業の仕事とは違い、何年も飽きずに働き続けることができます。
今の職場で無理して働き続ける3つのデメリット
今の職場で無理して働き続けるデメリットは、以下の3つがあります。
看護師としての成長が遅くなる可能性がある
嫌だと思っていると、常に嫌だという気持ちの方が頭に強く残っているので、なかなか仕事に集中できません。
仕事中も、仕事のことが全く頭に入らず、常にモチベーションも低いので、成長のスピードが遅くなることがあります。
多少の事でも大きなストレスに感じてしまう
夜になると朝になるのが怖いと思い、毎日仕事に行くことが苦痛に感じてしまいます。
そのような状態が続くと、多少の事でも大きなストレスに感じてしまいます。
ストレスにより体調を崩してしまう
ストレスがたまってしまうことにより胃潰瘍やうつ病になってしまう可能性があります。
体調を崩すだけでなく、治療費もかかりますし、時間も奪われます。
自分の体が何よりも大切であり、ストレスにより体調を崩してしまうことが、最大のデメリットです。
どうしても看護師を辞めたい人は早期退職・転職もあり
看護師の仕事にはたくさんの魅力があって、とても良い仕事だと思います。
2~3ヵ月では、その魅力に気づけていないことが多いので、すぐに辞めてしまわずに、もう少し頑張ってみたらどう?と言われることが多いと思います。
しかし、どうしても辞めたいと思っているのに、我慢して働き続けることによって、自分の体調を崩してしまう可能性もあります。
2~3ヵ月で看護師を辞めたいと思っている人は、看護師に向いていないのではなく、今の職場が合っていない可能性があります。
今の職場を辞めたいと感じるには、人それぞれ理由があります。
- 夜勤をしたくない
- 今の職場の仕事内容が自分には合わないと強く感じている、我慢ができないほど嫌だ
- 今の職場の先輩看護師にいじめられている
などの理由の場合は、今の職場で働き続けることが大変苦痛と感じているでしょう。
「看護師の仕事=つらい、苦痛、大変」と、看護師になったばかりの早い段階で強く感じてしまうと、今後長く看護師を続けていくことが難しくなることもあります。
でも、まだ働いて2~3ヵ月という早い段階で、「私は看護師に向いてない」と決めつけて、看護師の仕事を続けるのを諦めてしまうのはもったいないです。
看護師の仕事を辞めてしまうよりも、自分に合った職場で長く看護師の仕事を続けた方が良いと思います。
そのような場合には、転職もありだと思います。
看護師の仕事の中で、どのようなところが嫌で辞めたいと思っているかによって、良い職場は違うと思います。
夜勤が嫌な場合
クリニックなどの外来・デイサービス・健診センターは夜勤がありません。
特別養護老人ホームや老人保健施設は、経管栄養の管理や利用者さんの具合が悪くなった時に対応しなければならないため、経験が浅いと難しいかもしれません。
しかし、デイサービスであれば、バイタルサインができればOKというところもあります。
デイサービスの場合は、看護師が定員1人のところは他に相談できる看護師がいないため、看護師2人以上いる施設の方が良いでしょう。
忙しすぎて、しっかりと教えてもらえない環境の場合
新人教育がしっかりしている病院が良いです。
クリニックや施設より、病棟の方が様々な看護技術や経験を学ぶことができます。
また、外来より病棟の方が看護師の人員が多い場合があるので、ゆっくり教えてもらえることが多いでしょう。
患者さんのオムツ交換や排泄介助が嫌な場合
施設では、介護士が主にオムツ交換や排泄介助、入浴介助などをすることが多いですが、人手が足りないなどの場合、看護師も介護士と同じ仕事をすることがあります。
そのため、福祉施設よりクリニックや健診センターの方がオムツ交換や排泄介助の機会が少なくてオススメできます。
怖い先輩にいじめられている場合
長く働くには、仕事内容よりも人間関係の方が重要だったりします。
怖い先輩がいて、仕事に行きたくないくらい嫌なのであれば、職場を変えれば解決します。
看護師の仕事はとてもやりがいがあり、生涯続けていける良い仕事だと思います。
看護師になって2~3ヵ月で辞めたいと思っているなら、それは、看護師に向いていないのではなく、職場が合っていないという可能性が高いです。
違う職場に転職したら、案外楽しくて、何年も働いている看護師はたくさんいます。看護師を辞めてしまうくらいなら、今の職場を辞めて転職することを考えてみて下さい。
あなたが看護師の仕事を楽しく、長く続けていけますように願っています。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。