がん看護が学べる血液内科への転職はコミュニケーション能力が鍵!
PRまこ
とある病院の血液内科病棟休憩室。今日も若手看護師達がヒソヒソと…
血液内科の転職って難しいんでしょうか?募集があまりない?いえいえ、ちょっとしたポイントを押さえておけば抵抗感なくスムーズに転職出来ますよ。
血液内科から血液内科への転職のポイント
割といます、血液内科から血液内科へ更に転職する人。
転職理由
転職理由としては、夫の転勤であったり、自分のスキルアップのために更にがん看護が学べる施設へ移ったりという事があると思います。
背景には、新卒からずっと血液内科で働いていれば、今まで特殊な科で働いてきたという思いがあるため、他科へ足を踏み入れる勇気がいるのでしょう。
特に、内科は外科系への不安、抵抗感があります。
そのような理由で、血液内科から血液内科への転職を考える人も少なくありません。
求人傾向、病院の選び方
血液内科から血液内科へ転職するとなると、やはり転職先は大きい病院になると思います。求人傾向として、もちろん経験がある事は有利であり、採用してもらいやすい条件の一つです。
では、病院の選び方は?
まず、自分が転職先の病院で何をしたいか、どんな看護を求めるかにより変わってきます。もし今まで移植の看護に携わり、これからも積極的に移植症例の看護をしたいなら、
です。
また、転職先の病院で研究も積極的に実施したいなら、学会誌を見て、自分の興味のあるテーマを書いている病院を選ぶというのも一つです。
がん専門看護師や、がん化学療法認定看護師を目指している場合、転職先の病院にそれら看護師の先輩がいるかどうかも確認してみて下さい。
もし面接時などで専門・認定看護師の話が聞ける機会があれば、より具体的に目指した先の姿が見えるでしょう。
また、血液内科と言っても、大病院でも他科と併用の所も多いです。
他科もある場合には、何科なのか確認しておく方が後々抵抗なく働けます。募集は血液内科でも、入ってみると他科業務の方が多い!ということにならないように。
更に、病院によって血液疾患の中でも、特にどの病気に力を入れているかも変わってきます。それは医師の専門分野や、病院独自の方向性により変わります。
病気の種類によって移植の種類・化学療法の種類・輸血などの治療の数が大きく変わり、看護の仕方も変わってきます。
治療だけでなく、使用する医療器具にも病院によって違いが出てきます。
例えば、病院のコスト面や医師の好みによってカテーテルの種類が変わります。
このような細かな点は、どれも経験があれば早く慣れるでしょうし、経験が無い物品であっても、何度か使用する内に慣れます。
もし不安なら、転職先の人に確認するのが良いでしょう。
他科から血液内科への転職のポイント
まず、あえて他科から血液内科へ転職を希望する人は割合として少ないと思います。
求人傾向、病院の選び方
つまり、どの科で働いていようと大病院での経験が無くても血液内科には入れます。
まず、500床以上の病院にするか、500床以下(200〜300床)にするか考えます。
すぐにでも血液内科のスキルを高めたい、様々な治療や看護に触れて見たい、と思う人なら、
血液内科で働きたいけれど、未経験が故に、すぐに化学療法や移植の看護に携わるのは不安があるという人は、
中・小規模病院の血液内科は、他科併用がほとんどです。化学療法の種類も限られ、移植もしていない所もあります。
しかし、その病院で病気や治療法、検査などの大まかな把握はできますし、血液内科に抵抗なく慣れる事ができると思います。
少しでも血液内科を経験していれば、その経験値が次の病院への自信につながるでしょう。
病院選びの参考は、前述した「日本造血細胞移植学会」のホームページを見る、血液内科で検索した病院の病床数を確認すると、ある程度絞られると思います。
転職する時に必ず確認しておきたい3点
転職で病院を選ぶ時に確認しておきたい点はコレ↓
教育方針
その病院の教育方針がどうなのか。プライマリー制なのか、パートナーシップ制なのか。経験者、既卒という立場をどこまで認識して教育・指導してくれるか確認しておきましょう。
未経験だから、しっかり教えてくれるだろうと思っていたら、既卒者という事で、ハードルを上げられ、最初から重症・コミュニケーションの難しい患者をつけられると大変です。
転職後のフォローがどれだけ充実しているか、転職する際に重要なポイントです。
福利厚生
残業の多い科だけに、福利厚生がしっかりしているか確認しておく事が重要です。
特に子供がいる場合、
面接時に、家族計画や出産後の仕事の継続の有無を確認される事も多々あります。
医師以外の職種にも発言権があるか
血液内科は、特にチーム医療が重視される科です。患者のカンファレンスも多く行われ、看護師の意見も重要です。
看護師やその他の医療スタッフの意見もきちんと反映される事が大切です。それだけ、周りのスタッフが信頼関係を大事にしているかの指標ともなります。
血液内科に向いている人、慣れていると有利な点
腰椎穿刺に慣れている
神経内科で頻繁に行われますが、血液内科でも行う処置です。
人工呼吸器の扱いに慣れている
血液内科で人工呼吸器を使用する頻度は高くありませんが、それゆえに若い世代を中心に呼吸器に対して抵抗感のある看護師もいます。
ICUなどのセンター部門、呼吸器外科又は内科は呼吸器の扱いに慣れている、得意とする分野ではないでしょうか。
輸血業務に慣れている
輸血の頻度は多いので、輸血業務に予め携わった事がある人は有利=採用されやすいです。
輸血のシステムは病院独自のマニュアルがありますが、副作用は一緒です。輸血での患者の変化に気づける知識と経験があるとすぐに即戦力として働けます。
コミュニケーション能力が高い
最後に挙げましたが、最も必要なのは相手とのコミュニケーションを大切にできる人です。
血液内科の患者は皆それぞれ多くの悩みや不安を抱えています。病気や治療に関する不安はもちろん、長期入院での仕事面、経済面、社会面…。
患者だけでなく家族との関係にも目を向けなければなりません。
患者が悩みを吐き出せる雰囲気・環境作りが大切なのです。
患者の悩みや不安を共有し、それぞれ解決策を導くために、医療スタッフとの連携も重要です。
血液内科で関わる他職種を挙げると、医師、薬剤師、リハビリ、栄養士、医療ソーシャルワーカー、移植コーディネーター、リエゾン看護師、臨床心理士などです。
患者の病気の状態や、精神面の状況によりそれぞれ関わる職種の割合は変わります。
他職種との関わりが多いという事は、
です。
ただ話すのが好き、という以上に聞くことも好き、人と密に関わるのが好きという人は血液内科にもってこいの人材です。
血液内科転職の秘訣はコミュニケーション!!
まとまると、
血液内科で大事なのはズバリ「コミュニケーション」!
簡単なようで難しい、難しいようで意外とイケル!血液内科の転職自体はそんなに頭をひねらせる事は無いのです。
とてもやりがいのある科、血液内科!!
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。