【イベントナース体験談】派遣看護師がイベント救護の単発バイトに行ってきた話
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派遣の取り扱いがある看護師転職サイトでは、イベント救護の単発バイトの取り扱いもあります。いわゆるイベントナースというお仕事です。イベント救護というと、どんなイメージがありますか。
そうですよね、そのようなイメージがあるイベント救護の単発バイト。実際にはどうなのでしょうか。体験談をまとめます。
イベント救護ってこんな仕事!イベントナースの基本
イベント救護の基本スタイル、それは待機です。
展示会やイベント、コンサート、コンクールなどのイベント時、怪我人や体調不良者が出たときに、対応をすることがお仕事の内容です。
実は、その通りです。救護室は何かあったときのものですから、何もなければただの待機で終わります。
起こるか起こらないかは、そのときによりますが、私がしている限りでは、軽症の対応で終わることが多いです。
それでは、実際の体験談を2つ紹介していきますね。
私が単発派遣で行ったイベント救護の仕事
イベントホールでの救護室体験
イベントホールでこども向けの、ショーや無料相談などの催し物のイベント救護にいきました。
そのときの人数は約1000人でした。かわいい着ぐるみを着たスタッフさんが、風船やこども向けのおもちゃなどを配り、楽しそうな声と笑顔にあふれるイベントでした。
まずは、救護室を案内されるので、そこで待機をするというのが私のお仕事。事前に会社から送られてきた救護バックを持っているので、何かあった際にはこれで対応していきます。
そのときの私の業務時間は10時から18時で休憩が1時間。これで日給が8000円でした。ちなみに、お弁当と飲み物は支給されました。
この日は、救護室を使ったのは1名でした。
それも、スタッフさんが段ボールで指を切ったので、絆創膏をはっただけでした。
こどもが多いイベントなので、転んで怪我をしたときの対応や、急な体調不良(嘔吐が多い)への対応をすることが多いと聞いていましたが、何もなく終わりました。
まずは、緊急性の判断です。すぐに受診が必要なのか、救護バックで対応できるものかを判断します。
緊急性が高ければ、すぐに受診をさせます。そうでない場合は、救護バックの中にあるもので対応をする感じです。
また、対象者がお子さんの場合、状態説明や対応などの説明を親御さんにしなければいけません。
他にもイベントのお手伝いをしたり、来場者さんとコミュニケーションをとったりもしました。
これはお仕事の内容にはないんですが、お仕事がないので、私はお手伝いをしてイベントを楽しんじゃいました。
野外でのマラソンイベントの救護室体験
さて、お次は野外でのイベントの救護室体験です。野外のイベント時には、防寒具、日焼け対策、雨具など、しっかり用意していきました。
結局、救護室は室内だったので、外で待機することにはなりませんでしたが、変更の可能性もあるので準備だけはしておくと良いと思います。
親子でマラソンをしながらクイズを解いていくというイベントでした。みんな一生懸命走って、考えて、素敵なイベントでしたよ。
このイベントは、9時から16時までで日給は14000円でした。ちなみに、少し遠い場所だったので、前日から宿泊しました。宿泊費は会社持ちで、前泊分の3000円が支給され、温泉付きのホテルだったのでプチ旅行気分。
対応したのは2人でした。1人目は「おなかが痛かった」というお子さん、2人目は手に怪我をしたイベントには参加していない方。
お子さんは、腹痛でイベントをリタイアしましたが、すでに腹痛は消失していました。私がしたことといえば、グル音きいて、腹部の触診をして、話を聞いたことくらいです。
怪我をした方は、傘を開くときに手をひっかけて出血したというものでした。流水で洗ったあと、ガーゼと包帯で圧迫止血をして、受診を勧めました。
イベントの主催者に受診の必要性があることを伝えましたが、イベント参加者ではなかったので、ご自分で行ってもらうということになった例です。
このように、何かあった場合にはイベント主催者と連携を取りながら動きます。その前のイベントもそうですが、看護師もトランシーバーを持って連携を取りました。
トランシーバーは常に聞いており、「体調不良者がでましたー」というときには、すぐに出動できるようにしておきます。待機といっても、状況把握は大切です。
では、私の個人的な感想を述べていきますね。
イベント救護の単発バイトをしてみた感想
基本は待機だけのイベント救護のお仕事は、手軽にやれる珍しいお仕事なので大好きです。日給や条件はイベントによって違うので、条件の良い案件を探したいところですね。
私はMCナースネットをはじめ、複数の看護師転職サイトに登録しています。MCナースネットは単発の案件数が多いので、イベント救護のお仕事を一度やってみたい!という方にはおすすめです。
ちなみに、何かあったときの対応が怖いという方におすすめなのは、ツアーナースのお仕事です。これは別の機会にご紹介させていただきますが、合わせて行っておくと救護の対応レベルがあがりますよ。
これからイベント救護のお仕事をしたいと思っている方の参考になれば、私もうれしいです。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。