看護師転職大作戦

デイサービスの看護師へ転職!求人選びで失敗しないために知っておくべきこと

しくじり師長
ローレンロウ

ねぇねぇ、デイサービスの求人で「新卒でも可」ってあるんだけど、どう思う?
そうね、どうかな・・・。デイは看護師一人の職場も多いから、経験がないと難しいんじゃない?
そうよ。それにスキルも身につかないし。デイは、お隣の田中さんのようなリタイヤ組とか、子育てと両立したい人向きじゃないの?
でも「新人可」ってあるモン!需要はあるってことでしょ?
そりゃ、そういうところは・・・。

はい、この先は私の仕事です!

デイサービスは、基本的に日勤のみで、医療処置もない職場なので、ブランクのある看護師に人気の職場です。

また、パートやアルバイトなどの短時間就労が多いので、育児や介護と両立したい人にとって働きやすい職場ですね。

「仕事は簡単でハードルは低い」には違いありません。

日勤だけで楽?知っておきたいデイサービス看護師の仕事内容と働き方
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だからといって経験の浅い新卒や、病院勤務に疲れ切った人が、暗に「楽に働きたい」と思ってデイサービスに転職すると、「こんなはずじゃなかった・・・」と思うことになりがちです。

いつもそうやって水を差すよね!たまには、後押ししてくれてもいいじゃん!

いいえ、転職で嫌な思いをしないために、知っておくべきことをお伝えするのが私の仕事です。

「デイサービスは楽ですよ。新人でも誰でも働けまーす!」という話が聞きたいのなら、他へどうぞ。

というわけで、デイサービスの転職で失敗しないために、知っておくべきこと!です。

デイサービスではどんな働き方が可能?

まずは、デイサービスの看護師の仕事をサクッとおさらいです。

デイサービスの看護師は、通所で介護サービスを受ける利用者の健康状態を確認と緊急時の対応、介護業務の補助を行います。

その働き方には、

  • 日勤常勤(正職員・フルタイムパート)
  • 短時間勤務(非常勤のパート・アルバイト)
  • 単発バイト

などがあります。

さらに、施設に直接雇用される場合と、派遣で働く場合があります。

デイサービスで働くメリットとデメリット

デイサービス看護師のメリットとデメリット
メリット ・夜勤がない
・時間外勤務が少ない
・精神的な負担が少ない
デメリット ・給与が下がる
・キャリアアップ、スキルアップは難しい
・やりがいを感じにくい
・他職種との人間関係が難しい
そうですよ。それを分かった上で転職すればいいんですよね。

ま、そういうことです。

終わりかーい!

が!このデメリットが、どういう問題を含んでいるのか、さらにはデイサービスの雇用背景にはどういう問題があるのかを知っておかなければ・・・。

こんなはずじゃなかった・・・。

になりやすいのです。

そのことを確認しながら、デイサービスへの転職の方法を見ていきましょう。

デイサービスへの転職で知っておくべきこと

求人数はそれほど多くはない

デイサービスの施設数は年々増加しています。

だったら、看護師の求人も増えるんじゃないの?

それが、実はそれほど多くはならない実態があります。

デイサービスの多くは、看護師を少数(1~2名)しか採用しません。

働きやす職場であればあるほど、離職率も少なく、デイサービスの看護師の募集には応募が集まりやすいという傾向があります。

なかでも、正職員としての求人は希少です。

ライバルが多いってことか・・・。

ですね。

ちなみに採用のされ易さは、

病院での経験者>ブランクがある人>経験がない人

です。

新人は不利ってこと?

デイサービスへの転職に注意が必要な人

●新人や経験が浅い人

デイサービスの仕事は、新人や経験が浅い人には不向きです。

これは、デイサービスの看護師に求められる、

  • 広く浅い臨床知識
  • 緊急時に一人で判断、行動できる力
  • 他職種との柔軟に折り合っていく人間関係能力

が養われていないからです。

また、デイサービスでは看護師は一人のところも多く、教育体制も整っていません。

こうした事情もあり、デイサービスでは「経験のある看護師」のほうが採用されやすいのです。

それでも「新人可」という求人には、

  • 何らかの問題があって、看護師が続かず、切羽詰まっている
  • 管理者の「看護」に対する理解が不充分
  • 「看護師資格保有者」という肩書だけを求めている

などの、問題が潜んでいる恐れがあります。

さらに、看護師自身のキャリア形成の面でも、お勧めしません。

デイサービスでは、系統的な看護を実践することはなく、正確な技術も身につきません。

ただし、「デイサービスを極めたい」というキャリア志向もあります。

介護系資格(ケアマネージャー・社会福祉士等)を取得し、介護保険制度に精通し、将来的には、自分で起業することを考え、経営について学んでいる看護師もいます。

●大病院での経験しかない人

大病院しか経験のない人にとって、デイサービスの仕事は非常に大きなギャップを感じます。

デイサービスの現場は、医療情報に乏しく、根拠のない判断や適切でない介護行為を行うスタッフもいます。

こうした中で、病院レベルの看護を追い求めると、やってはいくことは難しくなります。

え?怪しい介護行為にも目をつぶれ、ってこと?

そうではありませんが、多少の妥協は必要です。

デイサービスは、臨床看護ではなく、在宅看護、地域看護の知識と理解が必要な職場です。

ブラック施設には注意!

デイサービスは、法整備が追いついておらず、なかには業務管理がずさんな施設もあります。

小規模の施設であれば、有料老人ホームよりも開業しやすく、他業界からの新規参入のデイサービスは、有料老人ホーム以上にブラックになりやすいと言われています。

また、介護スタッフとの人間関係も重要です。

デイサービスの看護師が「辞めたい」と思う背景には、介護スタッフとの人間関係の難しさがあります。看護師が続かない職場には、こうした問題があることも知っておきましょう。

デイサービスへの転職方法

看護師転職サイトを利用する

デイサービスは、施設の規模もさまざまで、サービス内容も多様化しています。

「デイサービスには医療的な仕事がない」と考えるのは早計で、最近は医療依存度の高い人を受け入れる施設も増えています。

また、土日の勤務や「お泊りデイ」への従事もあるかもしれません。

介護業務は必ずありますが、看護と介護の区別があいまいな職場もあります。

転職しようとする施設が、どのようなサービスを提供しているのか、看護師転職サイトを利用し、施設ごとの詳しい情報やアドバイスを受けながら、希望条件に合った転職先を探しましょう。

「なぜデイサービスを選ぶのか」は明確ですか?

最後に、私からの質問です。

なぜデイサービスに転職しようと思うのですか?

なんとなく仕事が楽そうだから・・・、は怒られるよね・・・。
育児と仕事が両立しやすい職場だから・・・。
起業もあり?

はい、理由は人それぞれですね。

ただ、デイサービスは給料は安く、精神的には楽ですが、緊急時には一気に責任がのしかかり、肉体的には楽だけど、介護の仕事もそこそこしなくてはならない職場です。

夜勤がなく、土日が休み、ですが、そうした職場は他にもあります。

医療行為が少ないことも魅力かもしれませんが、今後、医療機関に戻る気はありませんか?

デイサービスは、好条件の求人はそれほど多くはありません。

デイサービスだけに条件を絞り込んでしまうと、転職活動は難しくなるかもしれません。

「なぜ自分はデイサービスで働きたいのか」をしっかりと考え、他の業態も含めて転職活動をすることをおすすめします。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。