看護師転職大作戦

精神科・心療内科の看護師って何しているの?仕事内容・役割をわかりやすく解説!

来世は犬になりたい元ナース
シバタダダ

私たちずっと一般病棟で仕事してきたけど、特殊な科で仕事するっていうのはどういう感じなのかな?
特殊な科って?
う〜ん、たとえば精神科とかかな?
精神科っていえば心療内科っていうのもあるわよね。なんだか同じ感じに思えるんだけど・・・
しかも何をやっているのか仕事内容が全然分からない!

そうですよね〜。精神科・心療内科って看護師の仕事内容が分かりづらいし、なんだかミステリアスじゃないですか?

今回はそんな精神科・心療内科の看護師の仕事内容をご紹介しますね!

外来の場合は一般診療科とあまり違いはない

精神科・心療内科外来っていうとなんだか特殊なイメージ。
正直に言うと、「怖い!暗い!」ってイメージだから外来の仕事内容も大変そう・・・

いえいえ、精神科・心療内科だからって特別なことは全然ありませんよ。

精神科・心療内科の外来看護師のする仕事は、一般の外来看護師とほぼ同じです。

具体的に挙げると、

  • 診察の準備、介助、片付け
  • 採血・点滴・注射などの処置
  • 患者さんへの説明、指導などの対応
  • 入院施設がある場合、病棟や検査室などとの連絡業務・連携業務
  • 場合によっては外来の清掃、物品補給、翌日の準備など

などなど。ほぼ、他の外来でもやっている業務ではないでしょうか?

これってパパの病院の外来でもやっていることよね?私も時々準備を手伝うわよ。
えっ!ママはそのきれいな手が傷ついちゃうとダメだから、手伝わなくていいんだよ〜〜
まあ、パパったら・・・
・・・

私も普段は総合病院の精神科の病棟勤務でしたが、まれに助っ人として外来勤務をすることもありました。が、ずっと注射や点滴などの処置ばっかりしていた記憶があります。

じゃあ、精神科・心療内科の外来看護師としてスキルが必要だとすれば、どんなこと?

そうですね〜。精神科・心療内科の外来看護師としてプラスアルファでスキルが何か必要だとしたら、コミュニケーション能力ですね。

精神科・心療内科の場合、外来に受診される患者さんは精神症状に悩まされていたり、ストレスに苦しめられていたりなど、外からでは分からない症状をお持ちです。

そういった患者さんとうまくコミュニケーションを図り、スムーズな診察ができるよう橋渡しする能力が必要だと言えると思いますよ。

病棟勤務の場合、病棟のタイプによって仕事内容に差があり!

精神科・心療内科の入院施設で仕事をする場合、その病棟がどんなタイプの病棟かで仕事内容が変わってきますよ。

病棟のタイプって何?

精神科病棟には、大きく2つに分けると「開放病棟」「閉鎖病棟」があります。

まずは簡単に精神科の病棟のタイプと特徴を説明しますね。

開放病棟とは、一般の病棟と同じく出入り自由な病棟のことです。

患者さんは医師からの制限がない限り面会や売店などへの行き来が自由。症状が軽い場合や落ち着いている患者さんの入院施設です。

閉鎖病棟とは、字の通り「閉鎖」された、つまり出入り口にカギのかかっている病棟です。

面会や出入りは基本的に医師の指示がないと出来ません。開放病棟より症状が重い患者さまが多いです。

そのほか、精神科救急、他の疾患の合併症があるなど疾患の状態によって、思春期専門、老人専門、女性専門など性別や年代別によって、看護師の業務内容が変わってきます。

しかし、基本的には一般病棟の業務内容とほぼ同じ。さらにそこに精神科独自の業務がプラスされる形になります。

じゃあ、精神科独自の業務ってどんなことなの?

そうですね、具体的な内容を箇条書きすると以下の通りです。

  • 安全な環境の提供:自殺企図・自傷行為・他害行為の予防や身体拘束時の安全の提供、観察
  • 内服や薬全般の管理、服薬指導
  • セルフケアの援助:患者さまの病状にあわせた対応や、時としてはセルフケアの指導を行う
  • 生活指導:病状により日常生活がうまく送れない場合、その指導をする
  • 作業療法、SST(生活技能訓練)、レクレーションなどの進行、リーダー役

細かくあげるとまだまだ仕事内容がありますが、だいたいはこのような仕事内容です。

急性期精神科看護は、安全な環境の提供と薬の管理に留意

看護師の仕事は、患者さんの状態が急性期か慢性期かによっても大きく変わります。

特に急性期には安全な環境の提供や、全般的な薬の管理はとっても大事。

病状により衝動性や暴力性が高まり、患者さん自身の生命の危機や他の患者さんへの影響が考えられる場合は、医師の指示のもと一時的な隔離・拘束を行う場合もあります。これも患者さんの安全を考えた結果です。

もし患者さんに精神症状があり、さらに内科的、外科的合併症があるけど一般病棟での管理が難しい場合は、精神科病棟でその看護をします。こうなると、一般病棟とまったく同じ。

とにかく患者さんが安心安全でいられるようにしっかりと観察を行い、対応するのが仕事です。

慢性期・社会復帰段階での精神科看護は日常生活や社会復帰をサポート

慢性期や社会復帰の段階になると、まずは患者さん自身の日常生活がちゃんと過ごせるよう指導することが増えます。

精神科の病状のために対人関係をうまく築けなかったり、日常生活のささいな物事の対処が「難しい、怖い、どうしていいかわからない」と思っていたりする患者さんが多いんです。

入院中にレクレーションや日常生活訓練を通し、そのような苦手に思っていることを練習します。いわば日常生活復帰のためのリハビリですね。

患者さんが抱えている心の問題に、患者さん自身が対処できる力を身につけるために精神科看護師はサポートするのが仕事ではないでしょうか。

私の勤めていた病院では、レクレーション時間ではカラオケ大会や卓球大会などを催したり、なんと家庭菜園を作って野菜を収穫、患者さんと一緒においしくいただきましたよ。

わ〜楽しそう!!
なんだかんだ言って、自分が一番楽しんでいたんじゃないの?

ぎくっ!いやいや、あくまで治療の一環ですよ。ハハハ・・・(汗)

精神科でも訪問看護があります

実は、精神科にも訪問看護があるって知っていましたか?

昔は、精神疾患や障害がある患者さんをとにかく入院させていた過去がありました。

しかし今は、社会の中で精神疾患を持つ患者さんを支えようという動きがあり、精神科訪問看護が活発に行われているんですよ。

へえ〜知らなかった。
以前に比べて、服薬で病状コントロールが容易になったからだよね。

仕事内容は一般的な訪問看護の業務に、服薬指導やチェック、精神面の観察やケアなどが加わる感じです。

精神科・心療内科は一般科にはない仕事内容と魅力がたくさん!

いかがでしたか?

精神科・心療内科って聞くと特殊すぎると思っていたけど、思っていたよりも面白そうな感じね。
特にレクレーションが業務っていいね!
・・・毎日がレクレーションじゃないのよ。

確かに精神科・心療内科は一般科に比べるとちょっと特殊ですが、患者さんとのコミュニケーションが治療の一つの方法になるところが、やりがいにもつながるのではないでしょうか?

精神科・心療内科への転職を考えている皆さんはぜひ参考にしてみてくださいね。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。