ERの看護師求人に騙されるな!ERへの転職で理想の職場を探すコツ
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そうですね。日本にER的な考え方や手法が根付くには、なかなか難しいものがあるかも知れません。しかし、革新的にERを立ち上げている施設も確かにあります。
そういった施設は競争率も激しいものですが、転職できないわけではありません。
興味あるERシステムをとっている施設をどう探すか、またどんな求人が良いのかについて参考にしてみてください。
転職で失敗しないために「ERのある施設の種類」を知ろう!
ER看護師として募集が出ていても、実際の業務内容は施設によって違うのが日本のERの現状です。
日本は、言葉で表現すると混在型です。医療施設数でいうと一番多いのが各科対応型で、次に救命センタ―型で北米型のERは最も数が少ないのが現状です。
自分の思い描いたER看護師を目指すには、現状をよく調べることが必要です。
3次救急治療中心としているER
これはいわゆる救命センターや救急外来です。
本来の北米型のERは1次~3次救急まで診ますので、そのようなERを目指していると意味合いが違ってくるかもしれません。
ただ、ERはemergency roomという意味ですから、救急処置が必要な患者のみ集まる場所として間違いではないのです。
ここでは高度救急処置を学ぶことができるでしょう。
1次救急から3次救急まで診ている北米型のER
これは、本来のERといえますが日本ではまだまだ数は多くありません。
北米型のERを目指していても、実際には人手の関係で3次救急患者を優先せざるを得なくて1次~2次救急患者は一般外来へ回すしかないということもよく聞かれることです。
しかし、総合診療の必要性が取りざたされるようになり、このような北米型のERを推進している施設も少なめですがあります。
総合診療科として1次~2次救急まで診るER
北米型のERから、日本の現在の医療に馴染む形に模索しているのがこのタイプの施設です。
日本は各科診療型の医療が先行してきたために、患者のたらいまわし問題や、診断がつかない病状になると心因性のものと決めてしまう風潮がありました。
経験のある看護師であれば、このような状況が分かる方は多いのではないでしょうか。医師であっても、診断がつかずこまった経験をお持ちの方は少なくないでしょう。
そこで、総合診療科という考え方が今急速に発展しています。人手不足の中、3次救急はとにかく救命優先で診て、1次~2次救急は総合診療科として診るERです。
自分に合ったERの看護師求人を探すには?
ERは前述したようにまだ日本では模索状態であり、ERに転職したいと思ってもそこが理想通りの施設かどうかは一概にはいえない面があります。
そこで、自分が希望するERの求人を探すためには自分だけの力では難しいこともあります。そんなとき、転職サイトで相談すると詳しい内容まで教えてくれることがあります。
それでも、ただ「どの施設がいいか。」と聞くより、具体的に内容を絞って聞く方が良いでしょう。そのポイントは次のようになります。
ERとしてどんな機能を持っているかを確認する
ERナース募集という募集内容が出ていたとしても、そこがどんな施設かを考えるポイントがいくつかあります。
- 1次救急~3次救急までのどの段階の救急医療を行っているか?
- 救急専門医は何人いるか?
- 救急医のうち、ER型救急医は何人いるか?
- ER型救急医とER看護師の研修プログラムはあるか?
- 総合診療医は常駐しているか?
などで、そこの施設がどんなERの方針をとっているかが見えてくるでしょう。
そういったプロフェッショナルがいるかどうかは大切です。
現場で培う技術も大切ですが、一律に同じ内容の講義を受けた医師や看護師が多いかどうかは、チームの雰囲気に出るので参考になるでしょう。
そのERに合わせた研修があるか?
そのERがどのような体勢をとっているかによって、研修内容が合っているかも大切です。
プリセプターの制度や、転職でもきちんとフォローがついてくれるかどうか確認しましょう。
どの施設や現場でも、はじめは教わらなければ出来ないこともあります。
特にERは施設によってのやり方というのもあるので、よく求人内容も確認しましょう。
スタッフの勤務状況と内容を確認する。
ERという名称を掲げていても、中には外来や手術室と兼任であったり、ERに特化していないこともあります。
スタッフの勤務内容(担当するポジションのスケジュールなど)を確認することも大切です。
そうですね。やはり集中してERを学びたいものですよね。
また、勤務状況が厳しくて退職者が多いなどの問題が無いかも確認しましょう。こういった質問は、なかなか自分で聞いても調べきれないことも多く、転職サイトで聞くとよりはっきりと分かるでしょう。
ER看護師として活躍するために
ERで看護師に求められるものは多くあります。
チームプレーであることから、協調性や積極性も必要ですし、常に最新の医療の知識を求められるため、向学心も持っていることも必要でしょう。
また、診断が決まらずに不安でいる患者や家族に寄り添う気持ちも大切です。
そして、これらの要素を満たすために最も必要なのは「体力」だと思います。
健康に気を使い、リフレッシュする趣味や友人や家族などを大切にし、心身ともに健康でいることがER看護師に求められることだと思います。
健康であれば、心にもゆとりができます。協調して動くことや、更に勉強しようと思う気持ちや、患者や家族に対するコミュニケーションにも余裕が出てくることでしょう。
そして、健康で体力があるということは採用時の面接でも多いにアピールになります。
自分の理想に合ったERを見つけて、充実した転職をして下さいね。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。