看護師転職大作戦

ブランクのある看護師が再就職で悩む「志望動機」の考え方

しくじり師長
ローレンロウ

ナニナニ?「転職の志望動機は、職場への貢献性をアピールするべし」か……。
また『看護師転職大作戦』見てんの?好きだねぇー。
いつでも転職できるように準備万端です!!で、「職場への貢献性」ってどういうこと?
「私はこの病院の力になれます」ってことでしょ?
ザックリし過ぎじゃん!ホントにみんなそんなこと言ってんの?ブランクがある人も?
採用する側は、「いやいや、『貢献できます!』って言っても、5年もブランクがあるあなたがどうやって?」ってならないの?

なります。

なるんだ……。

看護師の転職の志望動機では、職場への貢献性をアピールするほうが良いと言われています。

しかし、ブランクがあって再就職する場合は、必ずしもそうではありません。

ブランクがある看護師の再就職の志望動機はどうすればいいのでしょうか?

転職の志望動機とは

看護師の転職の志望動機は、大きく3つに分類されます。

  • 「給料が高い」「残業が少ない」などの「本音系」
  • 「○○科の看護がしたい」「△△の資格が取りたい」などの「やりたい看護系」
  • 自分の能力を職場の中で発揮したいなどの「職場に貢献系」

このなかで、もっとも好感度が高く、採用されやすいのは「職場に貢献系」です。

参考記事:転職で上手くいく「志望動機」の考え方を採用担当の看護師長が教えます!

ブランクがある再就職で、職場への貢献性をアピールできますか?

さすがに、ブランクがあるのに「職場に貢献できます!」とは言いにくいよね。
『れもんちゃん』でもそうなんだから、日本中の看護師がそう思うよね。

医療業の貢献性のアピールは違和感を与えやすい

先の記事でも触れていますが、成果を数字や形では示しにくい医療業では、営利目的の一般企業のように職場への「貢献性」のアピールは違和感を与えることがあります。

「私の笑顔は、健康を25%増進(当社比)する効果があります」とか?
どこと比べとんねん!

医療は、他社と価格競争をすることができない仕組みになっています。

また、治療実績や手術件数などの数値はありますが、良し悪しの評価の多くは、「人」という無形のサービスによって決まります。

つまり、「貢献性」といっても、職場によって何を評価するのかはざまざまです。

ブランクのある再就職での貢献性アピールは要注意!

何を評価されるのか分からないならアピールしようがないじゃん。

そうです!しかも、ブランクがあればなおさらのことです。

ブランクをあけての再就職で、ゴリゴリの「職場貢献アピール」は違和感をもたれます。

「いやいや、8年も現場を離れているのに「デキますアピール」されても信用できないんだけど」
「『職場に貢献します!』って言いつつ、前の職場は1年足らずで辞めてますよね」

採用担当者は、口にこそ出しませんが、そう思っています。

なにより、再就職しようとする看護師自身が「貢献できるか不安」に思っていることでしょう。

そんな不安がありながら、一般的な転職での「採用されやすい志望動機」を真に受けて、無理に職場に貢献することをアピールするしてもうまくはいきません。うまくいくはずはありません!

力説……。

転職の経緯と違和感のない志望動機とは

ブランクのある再就職の志望動機の前に、一般的な転職で「不適切」と思われがちな志望動機には、どのようなものがあると思いますか?

お金!お金!お金目的。
時間外が少ないからとか、仕事が楽そうとか、やる気がないと思われることとか。

一般的な転職の志望動機として不適切なものには、

  • 研修や教育体制が魅力
  • 抽象的すぎる(「充実した看護ができる」など)
  • 給料その他の雇用条件

などがあります。

一見好感が持たれそうな「研修や教育体制が魅力」というのも、「受け身的」「教えてもらう気しかない」と評価され、適切ではないとされています。

ブランクのある再就職では、転職の経緯との関連ある志望動機を

しかし、ブランクのある再就職の場合は、これらの一般的にタブーとされる志望動機のほうが違和感がない場合もあります。

ブランクが長ければ、即実践に不安があるため、研修や教育体制が整っていることを魅力と感じるのは当然です。

また、出産育児を経ての復職であれば、子育て支援などの条件が整っていることが志望動機となるのも当然のことです。

ブランクのある再就職での採用側の注目点は

ブランクのある看護師の再就職で採用側が注目することは、

  • 前職を辞めた理由
  • ブランクの期間と理由
  • 転職の回数
  • なぜ今、職場復帰か←ココと志望動機に矛盾がないこと

などです。

採用側は、これらのことを確認しながら、ブランクがあることが採用にマイナスかどうかを判断します。

●ブランクの理由による評価

一般的には、ブランクが開いた理由が、出産や育児、介護などであればマイナスと評価されることはありません。

一方、人間関係のトラブルやミスや事故への不安から看護の仕事を離れたケースでは、それにどう対処し、職場復帰の決意に至ったかが問われるでしょう。

●ブランクがある看護師がアピールできること

ブランクがあると分かって採用を検討している以上、必ずしも「即戦力」が求められているわけではありません。

無理に即戦力をアピールする必要はなく、アピールするなら、

  • 看護の仕事を外野から見た経験
  • 出産や育児で看護を受ける側に立った経験
  • 家族の介護で看護や介護サービスを受ける側に立った経験
  • 地域や学校活動での経験

などのほうが、採用担当者の印象に残ります。

ただし、即戦力を求めている職場や、ブランクのない看護師の応募が集まる人気の職場では、ブランクがあることは不利になることも知っておきましょう。

ブランクがある再就職の志望動機(履歴書・面接)の準備

履歴書+職務経歴書で自己PR

履歴書の志望動機の欄は300文字程度しか書くスペースがありません。

アレもコレもと盛り込むと、一見して読みづらい印象を与えてしまうので、履歴書は完結に書くことを心がけましょう。

<履歴書の志望動機の基本>
① ~という機能をもつ貴院に
② これまでの~の経験/スキルを生かし
③ ~な看護がしたい/貢献したい

「これまでの経験/スキルを生かし」の部分に、ブランクがあることを加え、「○年のブランクがありますが、~の経験を生かしたい」「自身の介護経験を生かし、ケアを受ける立場に立った看護がしたい」などとまとめましょう。

職務経歴書には、ブランクの理由や期間、再就職の経緯などを詳しく記載し、その職場を選んだ理由(教育体制が整っている、子育てとの両立ができるなど)と合わせて、志望動機をまとめましょう。

ただし「教育体制が整っているため」の一言が効果的なのは、ホントに教育体制が整っている職場です。

教育体制の充実を「売り」にしている職場であれば、「当院のことをよくわかって応募してきたのだな」と印象付けることができます。

一方、ホントは教育体制はそうでもないけど、という職場の場合、「教育体制が整っている」を言い過ぎると「教えてもらうことをアテにしている」と思われやすくなります。

病院の売り文句だけで判断せず、教育体制については充分にリサーチしましょう。

面接で違和感を与えない

ブランクがある再就職は、不安があって当たり前です。職場もそれを分かっています。

採用面接の席でも、職場への貢献アピールが強く、前向き過ぎるの姿勢は違和感があります。

違和感を与えないよう再就職で心配なことと、それに対して自分がどのような対策や準備をしているかを伝えましょう。

  • 知識・技術的な不安に対して、再就職支援セミナーへの参加、自己学習
  • 子育てとの両立に関して、通勤の手段や家族の協力の調整

など。

しかし、条件ばかりを話していては好印象を持たれにくくなります。

大事なのは「働きたい」という気持ちです。

自分なりの対策と転職先の条件や支援によって、「職場復帰を叶えたい。もう一度看護の仕事がしたい」という気持ちを伝えるようにしましょう。

看護師転職サイトを活用して「志望動機」を準備しよう

ブランクのある看護師の再就職では、仕事の内容や求められる能力、スキル、看護のレベルなどの詳しい情報が必要です。

こうした情報を得るためには看護師転職サイトの利用をお勧めします。

また、看護師転職サイトを利用するメリットはこれだけではありません。

「志望動機がうまく書けない」、「面接で聞かれたらうまく答えられないかも」といった、志望動機に関する不安に対しても、転職のプロのアドバイスを受けることができます。

ブランクのある看護師が無理に職場への貢献性をアピールして再就職したとしても、「やっぱり現実は厳しかった」「経験をあてにされてツライ」となりかねません。

ブランクがあいた理由と違和感のない「働きたい気持ち」を志望動機としてまとめ、後悔しない転職を実現しましょう。

人気記事ベスト5

 

登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。