看護師転職大作戦

転倒転落事故はその後の対応が重要!職場が適切な対処をしない場合は、転職もアリ?

しくじり師長
ローレンロウ

ちょっと、聞いてちょーだいよっ!
また、めんどくさい話じゃないの!?
患者さんが勝手に転んだのに、看護師のせいになるの!?
あーそれね。ま、状況次第じゃない?
「ちゃんと見守っていなかった」とか、「転倒しやすい環境にしていた」とか、看護師の落ち度が問われることもあるわよ。
でも、ひとりの患者さんをずーっと見ているわけじゃないモン。鬼師長は「あなたの責任よ!どうするつもりなのっ!」って言うけど、看護師の責任になるの?教えてよ!!

みなさんも『みかんちゃん』のような経験はありませんか?

病院だけでなく、介護施設などでも起こる「転倒転落事故」

さまざまな対策がとられていますが、それでも起きてしまう事故もあります。

そして、その転倒転落事故が原因となって、退職や転職を考える看護師も少なくないんですよ。

なんで!?責任をとって辞めされられるの?

いえ、それはないと思いますが、転倒転落事故が看護師に与えるダメージは小さくはありません。

イオナズンくらい?

いえ、イオグランデくらいあるかもしれません。

何の話?

あ、すいません。

とにかく、ちゃんと対処しなければ、仕事のやりがいをなくしてしまうこともある転倒転落事故なんですよ。

対策をとっていても起きてしまう「転倒転落事故」への適切な対処法を考えてみましょう。

転倒転落事故は、誰のせいでもない

看護師が見ていないところでも事故は起こりますが、「私は見ていなかったので、なぜ転倒したのか分かりません」とは言えませんよね。

じゃ、どうすればいいの?「私が悪うございました」ってこと?患者さんも悪いんじゃん!

そうですね。

結論を言うと、転倒事故は、看護師のせいでも、患者さんのせいでもありません。

ただしこれは、職場でとるべき対策がとられていることが大前提です。

病院が行うべき対策とは

  • 患者本人や家族に対し、病気や障害の状況、治療環境において「転倒事故が起こる可能性」の説明
  • 必要な見守り、介助、環境整備などの対策とその説明
  • 万が一、転倒事故が起こった場合にも、被害を最小にとどめるための対策とその説明

です。

これらは、病院のマニュアルとして整備されていなければなりません。

転倒転落事故が起きてしまったときの職場の対応

たとえ自分に直接の原因がないとしても、事故を防げなかったことは看護師にとってもツラい経験ですよね。

あのとき、あの患者さんを先にまわっておけば・・・、って後悔するもんね。
私に予知能力があれば・・・。

もちろん、転倒事故が起こりうることを想定して行動することは必要ですが、それはあくまでも、その患者さんの病状や行動パターンを考えたうえでのことですよね。

なのに、なんでもかんでも「専門職なのに分からなかったのか!」と激怒する家族もいます。

そ!それ!気持ちはわかるけど、無理なことだってあるんだって。

そうですね。

転倒事故が厄介なのは、その後の対応しだいでは、ドロ沼化してしまうことがあるからです。

事故が起きてしまったときの職場の対応が鍵

  • どのような経緯で転倒事故が起きてしまったのか
  • 転倒事故予防として、充分な対策がとられていたか
  • 再発防止のために実施可能な対策は何か

を分析し、患者さんや家族に正しく説明したうえで、組織としての謝罪が必要です。

看護師は、そのために、事実関係や日々の看護で気が付いたこと(患者のADL・行動パターン・認知度)などをインシデントレポートにまとめます。

そう考えると理解できるんだけど、「なんで見てなかったの!?」「危ないと思わなかったの!?」「なんでそのときにそばにいなかったの!?」って責められると、頭が真っ白になるモン。
「予知能力がなかったからです」って、言ってやりゃいいじゃん。
れもんちゃん!からかってどうするの!

転倒事故が起きてしまったときの職場の対応は重要ですね。

転倒事故の原因を看護師の注意不足だけにしたり、患者さんのせいだけにするなど、適切に対処できない職場は、事故の再発を防げません。

その結果、まちがった「転倒事故は起きてあたりまえ」の意識が芽生えてしまったり、なかには、車いすと机で身体を固定するなどの、身体拘束さながらの行為をする病院や施設もあるんですよ。

そんな職場は怖い!安心して働けないじゃん。

介護施設は問題が発生しやすい!?

高齢者の転倒事故は、介護施設でも起こります。

病院であれば、師長が家族対応にあたりますが、看護師が一人しかいない介護施設では、身体機能や認知症状など、医学的な立場で説明できる看護師に対応が求められます。

また、病院ほど対策マニュアルが整っていない施設も多く、職員の対応が問題化しやすい傾向があります。

転倒転落事故はもうイヤ!こんな場合は、転職を考えてみよう。

転倒転落事故は完全に防ぐことはできないと分かっていても、できることなら起こらないでいてほしいですよね。

転倒転落事故そのものへの不安や恐怖感が強い場合は、思い切って転倒事故が起こりにくい職場を探してみませんか?

転倒転落事故が起こりにくい職場

  • 外来のみのクリニック
  • 健診センター
  • 手術室、集中治療室、透析室

などがあります。

高齢患者さんが少ない職場や、健康人を対象としている職場、病状の変化が少ない職場が該当します。

また、手術室や集中治療室のように、患者さんの自由度が少ない職場や、常に看護師の目が行き届く職場は、転倒事故が起きにくい職場です。

中途半端に動ける人が一番危ない。いっそ寝たきりのほうが・・・。
えっ!
ただいま、不適切な発言があったことをお詫びいたします。

高齢患者さんが少ない職場、というだけでかなり条件が厳しくなるので、看護師転職サイトを活用して、情報を集めてみましょう。

転倒転落事故に適切に対処できる職場

転倒転落事故防止は、学会や勉強会でも多く取り上げられるテーマです。

これらの発表内容を参考にすることも、事故防止に力を入れている職場を探すヒントになると思いますよ。

とりあえず、責任をとって辞めなくていいんだね。

そうですよ。

ま、病院の対応に不満を感じたら、こちらから三行半(みくだりはん)を下すというものアリですから。

ミクダリハン??
こんな病院、こっちから辞めてやるよ!っていうアレね。
もうっ!重ね重ね、不適切な発言があったことをお詫びいたします。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。