【訪問看護師になるには】求められる能力・スキルは?向いている人ってどんな人?
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「訪問看護師って経験年数なきゃ難しいんでしょ?」
いえいえそんなことありません。
確かに、新卒での訪問看護師は厳しいですが、ある程度病院看護の経験があれば誰でもなれます。
経験が浅いんだけど…
産休上がりなんだけど…
膝が悪いんだけど…
という皆さん。大丈夫です。
今回は、訪問看護が自分にできるか不安な方のために、訪問看護師のなり方や必要なスキル、どんな人に向いているかお伝えしたいと思います。
訪問看護師に求められるスキル
訪問看護師と聞くと、すごく敷居が高い仕事のように思われるかもしれません。でも実際現場で働いてやっていることはシンプルで、病院でやってきたことばかりです。
ここで訪問看護師を目指す人がどんなスキルを身に付けるべきか書いていきます。
老人看護の知識 | 基礎看護技術 | コミュニケーション能力 | 明るさ |
---|---|---|---|
★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★★ |
急変時の対応 | 転倒後の観察知識 | 褥瘡、スキンテアの知識 | 脱水時の知識 |
---|---|---|---|
★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★ |
いくつか挙げたスキルは訪問看護の現場で絶対使うスキルです。他にも大切な知識はありますが、訪問看護師になってからでも大丈夫なものばかりです。
病院では『まっいっか!』で済んでたことが、在宅では全く良くないということが沢山あります。
慣れてくると自分式のやり方になっている方が多いからこそ、もう一度振り返っておきましょう。
訪問看護師が向いている人
訪問看護師に向いている人はどんな人でしょう。ここでは特に訪問看護師に向く素質があるタイプを書いていきます。
- 粘り強い人
- QOLへの関心が強い人
- マイペースに仕事ができる人
が上げられます。これに限りませんが、こうした要素がある人は訪問看護師として何だかんだ楽しくやっています。
訪問看護は1人で訪問して、相手に必要なケアを考えることが基本スタイルです。
患者に必要なことは何か?
この人は何処でどんなふうに過ごすことが幸せなのか?
いざという時に責任を取る覚悟が自分にあるのか?
が大事です。
思いやれない人・必要だと分かってても面倒だからやらないという人・他人に判断を一任したい人は正直、訪問看護師には向いていません。
患者と関わる時間が長い分、患者とモメることもありますし虚しくなることもあります。だからこそ粘り強く度胸をもって患者に関われる人も向いているのかもしれません。
自分に当てはまるな~と思う人は、訪問看護師に挑戦してみることをオススメします。
少しの経験で大丈夫
冒頭で新卒での訪問看護師は厳しいと書きました。この厳しい意見には理由があります。
シンプルですが、経験が浅い看護師が行っても看られる患者が困るからです。
訪問看護師をしていると、これは異常?それとも様子見でいい?という判断が難しい場面が沢山あります。脅かすわけではありませんが、判断を間違い、患者の人生を大きく変えてしまうこともあります。訪問では判断が難しい時が本当に多いです。
じゃあ今まで現場離れてた、とりあえず3年やってるけど未熟・・・という人が訪問看護師をやれないかというとそうではないんです。安心してください。
訪問看護では適切な判断力が求められるのは間違いありません。ただそれ以上に患者が訪問看護師に求めることは、実は癒しと言った気持ちのケアだったりします。
どんなに経験や知識が豊富だとしても、暗くて威張ってる看護師は来てもらいたくないと思うのが患者の心情です。完璧じゃないからこそ良いということもあります。下手に熟練じゃない方がむしろいいのです。
訪問看護師になるには
医師は病気を治したり、症状を和らげることが仕事であるように、訪問看護師にも役割があります。
それは気持ちに寄り添うこと、医療知識をつかって今以上に生活を不便にさせないこと、そのためにケアをしたり他職種と連携し対処することです。
それら役割をきちんとこなせることが、訪問看護師になるということです。訪問看護師=医療のプロという概念は捨てましょう。
怖がらず一歩進んでみると、訪問看護師はとてもやりがいのある仕事です。
転職を考えるなら是非挑戦してほしいと思います。訪問看護師への転職ならこちらも合わせてお読みください。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。