「仕事に行きたくない…」と思うのは新人看護師だけじゃない!嫌ならずる休みもアリ?
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『みかん』のように、バレバレな言い訳で仕事を休んでしまった人はいないと思いますが(笑)、仕事に行きたくないと悩む看護師は少なくありません。
病院で働き始めて2、3ヵ月の新人看護師さんは勿論、1年目・2年目・それ以降であっても、ちょっとした理由から「仕事に行きたくない病」になってしまうことは少なくないのです。
- 朝起きて、ずる休みをしようか悩んでいる
- 明日の出勤が嫌で嫌でしょうがない
- 夜勤が嫌で病院に行きたくない
- まさに今日、ずる休みをした後に後悔している
この記事では上記のような看護師の皆さんへ、「仕事に行きたくない」、「ずる休みをしたい」という気持ちを晴らす解決策をお伝えします。
看護師が仕事に行きたくなくなる理由と対処法
あなたが仕事に行きたくないと思う理由はなんでしょうか?まずはあなたがどんな理由で出勤したくないのかを考えてみてください。
特に、ずる休みをすることまで考えている人は明確な理由があるはずです。いくら仕事に行きたくないからといっても、仕事を休むというのはとても勇気がいることだからです。
ずる休みをしてしまう看護師の理由で多いのは、
- 仕事でミスをした
- 人間関係で悩んでいる
- 仕事がつらい、疲れがとれない
- 仕事が嫌で体調不良
大きく分けて上記の3つです。では、これらの休みたい理由ごとに対処法をお話していきましょう。
仕事でミスをした
仕事でミスをすると、誰でも次の日の出勤が憂鬱になるものです。
「なんであんなミスをしてしまったのだろうか?」「看護師に向いてないんじゃないか?」などと考え、落ち込んでしまいますよね。
それに、先輩に怒られると、顔を合わせるのも気まずかったり、また何か言われるんじゃないかと思ったりすると、余計に行きたくなくなるものです。
仕事でミスをしたときに、仕事に行きたくないと思ってしまうのは、1年目の新人看護師だけではありません。
何年たっても、ベテラン看護師になっても同じことを感じます。
でも、仕事を休んで解決するでしょうか?
ずる休みをしてしまった人ならわかると思いますが、休み明けに仕事に行ったときに、また同じように感じてしまうものです。休んでも解決しないことの方が多いのです。
やってしまったミスは仕方がないので、今回のことを糧にし、次には同じミスをしない努力をすることの方が良いと思います。
きっと今回の反省が活かされて、次には同じミスをすることはなくなると思います。
完璧な人はいませんし、先輩看護師たちもそうやって、少しずつ学んできたのです。
まずは、今回の振り返りをして、次に活かすようにしましょう。そして、あまり引きずらない事です!
職場の人間関係に悩んでいる
仕事の人間関係って、実は仕事の内容以上に重要なんです。
どんなに忙しくても、人間関係が良ければ乗り越えられることってたくさんあります。
もしあなたが、先輩につらく当たられたり、あからさまに同僚に無視されていたり、周りの視線が怖く感じていたら、まずは自分と向き合ってみてください。
きっと先輩や同僚は初めからそのような態度ではなかったはずです。無視したり、つらく当たることは良くないことだと誰もがわかっています。それなのにそういう態度をするということは、もしかしたらあなたにも原因があるのかもしれません。
例えばあなたが1年目の新人看護師であれば、
- 元気な挨拶や返事はしていますか?
- 先輩からの指導に対して「でも」などと、よく言い訳をすることはありませんか?
- きちんと仕事の振り返りはしていますか?
素直で、一生懸命な新人看護師は可愛がられるものです。新人さんだけではなく、素直で一生懸命というのはナースをやっていく上で大事なことです。
まずは、なぜ周りから冷たくされるのか、少し考えてみましょう。もし自分に原因があると思ったらそれを改善できるように努力してみてください。次第に人間関係が良くなって仕事に行くのが楽しくなりますよ。
●あなたに非がない場合
そうですね、『みかん』のように全く非がない場合だってあります。
はじめから冷たい態度をとっていたり、対象があなただけではない場合は、もともとそういう性格の人だということが多いです。怖い先輩って1人はいるものです。その場合はあなたに原因はありません。
また、あからさまに複数の同僚から冷たくされている場合は、所謂いじめの可能性があります。いじめは1人では太刀打ちできません。身近な相談相手や厚生労働省「こころの耳」にあるような相談機関に相談するといった行動をとる必要があります。
上司に気軽に相談できる環境であればいいのですが、いじめが起きる職場というのは職場自体に問題がある場合もあるので、上司に相談しても解決しないケースもあります。
解決の糸口が見えない場合、むしろずる休みをして転職サイトなどをつかって転職の準備をしましょう。
いつまでも同じ病院で働く必要はありません。ある程度転職先の候補を見つけてから、退職を申し出ましょう。
仕事がつらい、疲れがとれない
毎日の仕事がハードで体力的にきつく、「疲れがとれなくてもう無理…」という理由で仕事に行きたくない気持ち。とてもわかります。
つらくてきつい仕事に体が悲鳴を上げている場合、遠慮しないで休暇をとりましょう。有給休暇を消化して、しっかり体を休めてください。
有給休暇が残っていない場合や休みを取りにくい職場の場合は、無理に出勤するのではなく、上司に事情を伝えましょう。相談にのってもらえるはずです。今の病院にこだわる理由がなければ、退職して転職を考えるのも1つの手です。
ハードな職場やはりハードです。転職をする場合は、体力的に楽な職場を探してみてください。
仕事が嫌で体調不良
本当に体調不良であればズル休みにはなりませんが、その体調不良の原因が「仕事に行きたくない」という気持ちからということもあります。
胃痛・腹痛・頭痛・吐き気・めまいなどは、ストレスから自律神経が乱れて症状が出る事があります。
風邪や胃腸炎も疲れやストレスからなりやすい状態になります。
とはいえ、精神的な理由で体調不良なのかどうかは判断が難しいところ。まずは自分ができる体調管理をしっかりすることが大事です。
例えば、風邪を引きやすいなら、うがい・手洗いを徹底する。冬の寒い時は暖かくして寝る。
疲れをためてしまう人は、しっかり睡眠時間を確保する。
「朝ごはんは食べたくない」という人もいると思いますが、朝ごはんを食べることでエンジンがかかって、忙しい午前中を乗り越える力の源にもなります。
当たり前のことですが、こういった基本的なことができていない人も沢山います。ぜひ自分の体調管理を見直してみてください。
また、ストレスをため込まないことも大事です。しっかり休息をとったり、休日は気分転換をしたりしながら、うまくストレスと付き合っていきましょう。
でも、明らかに職場が原因で体調不良になるという人もいます。例えば、出勤日だけ体調が悪い、仕事のことを考えるときだけ体調が悪くなるという人です。
最悪の場合、鬱病になってしまうこともあり得ます。精神科・心療内科を受診したり、職場を変えるといったことも視野に入れましょう。
ズル休みをしてしまい罪悪感で焦っているあなたへ
そうなんです。『みかん』のように、休んだからといって必ずしもスッキリするわけではありません。むしろ後悔する人の方が多いんです。
同僚に迷惑をかけたんじゃないかと罪悪感にかられるたり、余計仕事に行きづらくなってしまうこともあります。
ズル休みを勧めるわけではありませんが、1日休んでリフレッシュできるなら、一度くらいは良いでしょう。でも社会人として、何度もズル休みをしてしまうのは良くありません。学生の時とは違い、お金をもらって働いているのです。
それに、何度もズル休みをしたら、より仕事に行きづらくなります。休み癖も出てきてしまうかもしれません。
頻繁に欠勤するようになると、本当に体調が悪くて休んでも仮病を疑われます。そこまでくると、職場の周りの人に白い目で見られたり、陰口を言われて余計に職場にいられない状況に陥ります。
このように、欠勤すればするほど負のスパイラル。ズル休みをしても自分の抱えている悩みは全く解決しません。
まずは、あなたがなぜズル休みをしてしまったのか理由をよく考えて、それに対しての解決策を実践してみてください。
どうしても仕事に行きたくないなら、転職という手段もあり
先ほどお話ししたような解決策を試してみても解決されない場合や、どうしても病院に出勤したくない状態が続いた場合は、転職も一つの手段だと思います。
大切なのは、あなたが今の職場で働き続けるということよりも、あなたが看護師の仕事を長く続けていけることだと思います。
看護師不足の時代、あなたは貴重な人材の一人です。
体調を壊してしまったり、どうしても仕事に行きたくなかったりするのであれば、楽しく働ける職場を探してみてください。
ただし、1人で求人を探すのは簡単ではありません。看護師専門の転職サイトに登録して相談してみてください。きっと、あなたが本当に働きたかった場所が見つかりますよ!
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。