夜勤専従看護師の体験談~夜勤専門で良かったこと辛かったこと~
PRどんぐり
夜勤専従看護師をやってみたいけど、自分には無理と思って一歩踏み出せずにいる人って多いですよね。
私は4年間夜勤専従看護師として働きました。
その体験と、共に働いてた夜勤専従看護師仲間の事も含めお話していきたいと思います。
夜勤専従看護師で良かった~!と思ったこと
私の場合、看護師経験4年目から夜勤専従看護師になったんですが、まずはストレスフリーって思いました。
まあ完全にフリーではないですがいろんなしがらみから解放されます。
勤務を自分で決められるので、先輩の目を気にしながら休み希望を書かずに済みます!!
夜勤専従看護師は2交代勤務で、多くて月に16日間も勤務したりしますが、全て自分で出勤日を決められます。
例えば月の半分にまとめて働いて、翌月の後半にまとめて働くように勤務を組むと、1か月近く休みを得ることができます。
まあそうなんですけどね。
2交代勤務を2~3回続けて働くということも可能です。
深夜明けで帰宅して、翌日の夕方まで仕事がないので実質24時間以上休めます。
そうなんですよ。実際に私の知り合いで海外旅行のために夜勤専従やっていた子もいましたよ。
でも自分の健康が第一なんで無理のない勤務を組むことがベストです。
他に良かったことは、係の仕事や勉強会、受け持ち患者のプランやサマリーやなどの時間外の仕事や面倒くさい仕事をしなくていいことです。
そういえば、看護研究や病棟ミーティングとかも参加してないわよね。
プリセプターもないので新人指導からも解放です。
あとは夜勤なんで、何もなければ患者さんは寝ています。
ナースコールが少なかったらラッキーで、ゆっくり過ごせます。
仲の良い同僚と一緒の夜勤だったら、休憩をお互い多めにしたりとかやってましたし。
あとは時給に換算すると給料が良いことですね。
残業しても夜勤の残業は日勤の残業とは計算が違うので割高です。
また、私が夜勤をしていた病院は、月15日以上勤務すれば契約社員としての雇用してもらえました。
ボーナスも12~3万程度を2回もらえました。
有給休暇も毎年12回貰えたので、ちょっと今月は多めに給料が欲しいなという時に、休みを有給休暇にしたりして自分で消化していました。
夜勤専従看護師のここが辛い
辛いのはずばり、夜間の急変です。
夜間なんで急変しても、スタッフの数は少ないし、担当医も帰宅していて研修医しかいなかったりでバタバタです。
一緒の勤務のメンバーが、1年目~2年目の経験の浅いナースばっかりだと更に大変です。
ま~いろいろありましたよ。
思い出したくもないのが、血液内科で働いていた時、メンバーが2年目と1年目の子と一緒だったんですけど。
ある患者さんの急変し、挿管したり処置の介助が必要になったんですが。
隣の部屋で、血小板が5千とかまで下がっている別の患者さんが不穏になりまして。
両腕の点滴を抜いて血が止まらずに血まみれになって立っていて・・・・。
その他の患者さんのナースコールもガンガン鳴っていて・・・・。
みたいな状況に出くわしたことありますよ。
でもどんなに大変な夜勤でも必ず朝が来て日勤さんが来てくれますからね。
たぶん経験の浅いナースと夜勤専従看護師を一緒の勤務に組むことは滅多にないと思いますけどね。
それも大変なことの一つですね。
患者さんの状況の変化もそうですが、医療の現場は日々変化します。
病棟でのお知らせや、新しく導入される薬や機器の情報などにも自分で調べたり聞いたりして、学ばなければなりません。
患者さんの情報収集の仕方等は人それぞれなんですけどね。
私は重症な人だけ勤務前に把握し、あまり変化のない患者さんは時間のある時にちょこちょこ情報収集してましたよ。
それでなんとかなっていました。
昼間に帰宅して寝るので、日中の工事とかの騒音で眠れなくて辛かったり。
それが、日勤と夜勤の混ざった勤務をするよりも、夜勤のみの方が体のリズムが作りやすいんです。
なので私の場合は夜勤専従看護師になった時に、体が楽になったと感じましたよ。
夜勤専従看護師ってどんな人がなっているの?
私の場合はサーフィンですね。
昔はそこそこ痩せてましたけど!!!!
私はサーフィンにはまった時に、いい波が来る時に海に行けるようにしたいと思ったのがきっかけなんです。
私が今まで出会った人には、モデル業をやりながら夜勤専従看護師をしていたイケメンナースマンとか。
ヨーロッパ旅行が好きで2か月に1回は旅行していたり。
宝塚ファンで地方公演に行きたいから夜勤専従看護師になったりという人もいましたよ。
あとはネイルサロンを開きたいとか、アロマオイルの勉強をしているなんて人にも会ったことがありますよ。
医者になりたくて大学に行くとかって人もいましたね。
施設での夜勤の仕事
私もバイトですが、有料老人ホームで夜勤専門で働いたことがありますよ。
有料老人ホームだと、介護士さんやヘルパーさんがコール対応をしてくれます。
夜勤の看護師は、内服管理や経管栄養、吸引などの医療処置や、転倒や発熱などの対応をしたりしていました。
何もなければ平和ですが、急変など何か起こった時には自分一人で対応し、介護士さん達に指示をだしたりするので責任重大です。
今の看護師の仕事が大変すぎて辞めたくなっている人も、一度夜勤専従というスタイルで働いてみると、案外看護師の仕事が楽しくなったりする事もあると思いますよ。
人気記事ベスト5
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。