男性看護師の活躍の場は限られる?ナースマンにおすすめの求人選び・転職術
PRyumi
そうなんです、『桃代』の言うとり、男性看護師はいろんな効果を狙って配属されることがあります。でも、男性看護師の募集は限られていて、「よそに転職したいなあ…」と思ったときに困るのが悩みの種。
この記事では、男性看護師にお勧めの転職先・求人を探すポイントについてご紹介します。
男性看護師が多い診療科・部署はどんなところ?
実際に男性看護師が採用されている部署をご紹介しますね。
手術室
患者さんの体位決め・麻酔・挿管・点滴・・・決まったことを手順に則って淡々とやることは男性向き。手術によっては急変もありますが、女性に比べて気分のムラが少ないことも男性に向いているといえます。
救急室
どんな病態の人が搬送されるか予測がつかない救急外来。女性職員は忙しくなると、経験年数が長くてもイライラすることも。しかし、男性看護師は比較的冷静にやってくる患者さんをトリアージしていけます。
小児科
疾患を抱えた患児は、愛情に飢えています。母性も必要ですが、父性も必要です。痛みや辛さで困っている患児に、父親のようなおおらかさで接する看護で患児を癒します。
透析室
透析回路の組み立てなど機械操作と、除水量などインアウトバランスのチェック。仕事には理系的な要素が多いのが透析です。患者さんの状態を見ながら機械操作を確認するのも男性向きといえます。
精神科
各科の中で男性看護師の採用率が一番高いのが精神科です。精神科は一般病棟でも患者さん同士のトラブルがあり、仲裁をお願い!と頼まれることも。
患者さんから看護師に対する暴力が心配な場合があります。
『桃代』の言うように皆がそこまで病状が深刻とは限りませんが・・そうですね、力のある男性看護師がいると、やはり安心です。
また、患者さんの妄想など「精神的な訴え」に心を乱されにくいのが男性看護師の良いところです。
なぜ男性看護師の配属先は限られるの?
男性看護師の配属が限られる理由は、どのようなものなのでしょうか。
女性の身体的介助ができない
上記のナースマンの配属を見るとわかりますが、どこも身体介助はほとんどしなくて良い部署ですよね。男性看護師は女性の身体介助ができません。患者さんからの拒否もありますが、セクハラと言われかねないのでさせられないんです。
産婦人科には男性看護師はいませんよね。婦人科は扱う疾患が子宮ですからその診察に男性が付くのは嫌なもの。産科の褥婦の観察には子宮底の高さを測ったり、乳房マッサージもありますから、これも難しい。
ということで、男性看護師の配属先は、「産科・婦人科を除き、かつ身体介助が少ないところ」と、限られてくるのです。
上層部が男性看護師に慣れていない
男性看護師は時代とともに増えてきました。平成14年に26,000人だった男性看護師は平成24年には63,000人に増加。ここ2年では、17%も男性看護師が増えているんです。
(参考:厚生労働省衛生労働報告例)
しかし、今病院で看護部長をしている50歳代の方々は、男性看護師には慣れていない世代です。
そうなんです、『桃代』の言う通り、上層部に戸惑いもある。そこで、採用実績がある精神科などに配属になることが多いのです。
内科や小児科クリニックなど看護師や事務など「職員はすべて女性」という職場もあります。狭い敷地面積の中で男女別ロッカーやトイレなどを準備しにくいので男性の採用は少なめです。
ただ、AGAや泌尿器科など「男性患者さん向けクリニック」では、スタッフも男性が多く、男性看護師の採用があるので、転職先の候補に入れてもいいですね。
男性看護師が転職したくなる時ってどんな時?
はい、私も聞いたことがありますよ☆
では早速、ナースマンが転職をしたくなる理由を探っていきましょう!
新人いじめ
新人いじめはどこの病院でもあります。新人が女性でもイジメはありますし、何なら会社員でもあります。
でも、ナースマンに意地悪をする組織の体質って、そうそう変わらないんです。直属の上司が、男性看護師に理解がない場合もありますね。
そんな場合、「この職場にいてもずっとこのイジメが続くのか…」おともうと、続けていくことが不安になり、転職したくなるのです。
そのような複雑な職場で仕事を続けるのは、大変…。転職をしたくなる気持ちもわかります!
結婚
ナースマンが結婚する場合、その後も家族を養っていかなくてはいけません。
昇給率や男性看護師の出世率を考えると、「家庭を運営していくうえで、今の職場はどうなのか」と考えてしまいますよね。
そう、妻になる人が同じ病院の看護師の場合、「働きにくいのでどちらかが辞めようか」って話になることもあります。
「どうせなら、俺が給料の良いところに転職するよ!」という話も出るんですね。
将来に不安を感じた時
看護師は初任給が良くても、昇給率がいまひとつ…。
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更に、男性看護師が職場の将来について不安に思うのが、
- このままずっと少ない昇給率で定年まで働くのか?
- 男性看護師の管理職がない病院で、ヒラの看護師のまま定年を迎えるのか?
- 交替勤務をずっとつずけられるのか?
ということですね。
組織における男性看護師の立ち位置に不安を感じる時、転職を考えるんです。
男性看護師の転職先、看護師以外の職種って?
女性に限らず、男性看護師も離職率が高い。私が聞いた話でのナースマンの転職先は
- サラリーマン(営業や販売)
- 鍼灸師・マッサージ師
- プロパー
でも、結局看護の道に戻ってくる人が多いんです。やりなれた仕事が良いというのと、
はい、看護師のほうが良い場合もありますから。
転職を考えているナースマンはどんな求人を選ぶべきか
男性看護師が働きやすい転職先はどんなところ?
●複数名以上の男性看護師がいる
すでに男性看護師の採用実績がある職場は、男性看護師の生かし方を心得ています。病院見学に行った時にはほかに男性スタッフがいるのか、男性用ロッカーがあるのかを確認しても良いですね。
仲間がいれば、相談もできるので、長く勤めたいと思えますよ。
●上層部やドクターが男性看護師に対する理解がある
たまに、男性看護師にだけ冷たいドクターがいます。そういう職場ではドクターとうまくコミュニケーションが取れず、ストレスが溜まって長続きしません。
また、上層部に理解がないと、その下のスタッフも同じような態度で接してきます。こうした内部事情は自分でか分かりにくいので、転職サイトの担当者に聞いてみましょう。
●ベテランが多い
ベテランナースは男性看護師を息子のように思って可愛がる節があります。ベテランが可愛がっていれば、下の者も従うしかないので、男性看護師に普通に接するでしょう。ベテランの懐に入れば怖いものなしです。
男性看護師が転職して給料がアップする求人は?
男性看護師は家族を養わなくてはいけませんから、年収アップ願望も切実です。
では、出来れば一発で決まる、年収アップの求人例をご紹介しますね。
●管理職
「管理職募集」の求人はありますが、いきなり知らないところ転職して「今日から管理職です」では、周りとうまくやって言えるかの不安が残りますよね。
それは、男性看護師を多く雇用していて、すでに管理職に男性を置いている職場に転職するといいんです。実績があるなら「長く勤めればいつかは」と希望が持てます。
私が以前勤務していた病院も男性管理職がいました。広い男性ロッカーが準備され、先生からも頼られ。病院が男性看護師も大事にしていこうとしているんだな、と感じられましたよ。
そうですね、『桃代』の言う通り。
●資格を取ってステップアップ
それはそうなんですけど、男性看護師にお勧めの資格があるんですよ。例えば
- 内視鏡技師
- ケアマネージャー
ですね。
どちらも身体介助はほとんどありませんよね。内視鏡は長く勤めれば内視鏡室長など管理職につけます。
ケアマネージャーは、社会福祉法人の職員になり、デイや老人保健施設で活躍後、いずれは施設長に・・なんて夢もかなうかもしれませんよ。
男性看護師の転職は、転職サイトに相談!
時代とともに男性看護師が増えてきたとはいえ、女性の看護師のように簡単にいかないのが男性看護師の転職。
配属先が限られ、家族を養う必要があるからこそ、失敗しない転職をしたいですよね。男性看護師が生き生きと働いている職場の情報は、なかなか表には出ないもの。
貴重な情報を持っている看護師転職サイトの担当者に聞いてみるのをおすすめします。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。