【はじめてのクリニック転職成功術】クリニックの看護師求人を選ぶポイント教えます!
PRpu-totoro
いざクリニックに転職しようと思っても、クリニックの求人は多すぎます。どこに応募したら良いか迷っていませんか?
「クリニックに転職して良かった?」
こんな質問を、クリニックで働いたことのある何人かの看護師に聞いてみました。
かえったきた回答は実にバラバラ。
それだけ、クリニックによって待遇に差があるからなのですが、それが外から分かりづらいんです。
私がお答えしましょう!
クリニックで働くメリットを最大限に得る手段は、良いクリニックを選ぶこと!です。
すいません…。それでは今回はクリニックの求人選びの秘訣をお伝えします!
実際の転職活動の前に
最初に考えることは、クリニックで働くにあたって自分がどんな待遇を一番に期待するかということをはっきりさせておくことですね。
「日曜や祝日の休みが確実に欲しい」や「人間関係の煩わしさなく働きたい」などです。
いろいろ希望はありますが、どのクリニックでも全てにおいて充足している施設はありませんよね。
そしてクリニックの場合は、自分自身のライフスタイルから選ばれることも多いのではないでしょうか。
一番大切なことを妥協してしまうと、その後のライフスタイルが崩れしまう可能性があります。
クリニック勤務のメリットの中で、何を一番優先するのかを考えてみましょう。
希望するクリニックをいくつか選ぶ
求人募集を平たく見てみる
看護師転職サイトなどで求人募集の内容を見比べます。
通勤距離、休日、勤務時間など募集の内容で読み取れることから、自分に合っているかを比較します。
しかし、交替のいないクリニックは診察が終わらなければ帰れない時もあります。
本当に何時くらいに終業できているのか確認した方が良いですね。
福利厚生をチェックする
転職サイトなどでいくつか候補をみつけたら、更に詳しくみていきます。
面接してみないと分からないこともありますが、福利厚生面の条件は転職サイトなどである程度分かるので比べてみましょう。
- 勤務時間や休日
- 社会保険の加入の有無(フルタイム勤務でも国民年金になっているクリニックもある)
- 諸手当(通勤手当、家族手当、住宅手当など)
- 健康診断の有無
など気になることをチェックしましょう。
福利厚生はスタッフのモチベーションアップのために、採用側が尽くす手立てなんです。
これらがあまり詳しく載っていないクリニックも要注意かもしれませんね。
人員募集の理由を聞いてみる
クリニックは元々余剰な人員を置きたがらないものです。
給与や福利厚生において充足しているクリニックもありますが、そういったクリニックはあまりスタッフが辞めないものですよね。
募集が出ているのにはそれなりの理由もあるでしょう。
定年退職や出産などのイベントによる欠員や、業務拡張による募集などは分かりやすいですね。
一方で、人員の入れ替わりが激しく、常時募集をかけているようなクリニックは何か不具合があるのかもしれません。
人手が必要になり募集をかけた理由を知ると、そのクリニックの状態が垣間見えるかもしれませんよね。
確かにそうですね。仲介者がいるなら聞いてみても良いですね。
直接聞くなら、電話連絡時や面接時にそれとなく聞いても良いでしょう。
電話連絡で面接以来しながら、疑問点を聞いてみる
ある程度の目途をつけたら面接をお願いしていく事になります。
電話でちょっとした疑問点を確認したり面接を依頼するのですが、その電話応対も気にしてみましょう。
というのも電話対応というのはそのクリニックの雰囲気が出るんですね。
常に忙しくイライラが充満しているようなクリニックの電話対応は、あわただしく切られたり質問事項に対する返答もおざなりかもしれません。
しかし、担当者がある程度丁寧に答えてくれるクリニックは期待が持てます。
単に電話対応した人の気性の問題もありますが、結局は少人数でその人とも仕事をしていくわけですから、電話での対応もチェックしましょう。
クリニックを見学する
目途をつけたクリニックは見学させてもらいましょう。
その時、いくつか見ておきたいことがあります。
施設内外の清潔さ
清潔さが保たれているクリニックは、人員や仕事内容に余裕があるともみることもできます。
看護師や事務員の掃除だけでなく業者を定期的に入れているとなれば、スタッフや患者に気遣いが感じられます。
清潔なクリニックは、通常の業務もしやすいものですよね。
待合室の状況
「患者や家族の質問にどう対応している」「待ち時間は?」などスタッフの表情や動きや患者の動向を見ましょう。
常にバタバタしていて患者の応対もおざなりのような雰囲気があれば、「転職しても教わる時間も無さそう」など想像できます。
忙しそうでも声をかけあう様子や、患者応対は丁寧な様子があれば職場の雰囲気も良いかもしれません。
クリニックの待合室は、総合病院に比べて診察室が近く、空間が狭いので感じられるものがあるでしょう。
診察時に看護師は何をしているか
そのクリニックに患者としてかかっていれば更に分かりやすいですが、見学させてもらって看護師の動きを見ましょう。
診察介助だけか、そのあと薬を作ったり処置室にも行ったりと一人何役もしていないかなどを見ます。
また、「一人の看護師だけがてんやわんやしていないか」「声をかけあって仕事している様子があるか」などを見ておきましょう。
面接へ行く
募集内容の確認をする
実際の福利厚生面や諸手当、給与面については面接で詳しく聞くことになります。
また、自分自身の要望もきちんと伝えましょう。
そうなんです。
「突然休みが必要になった時に休めるか」「忌引きなどについてはどう対応しているか」など後で後悔しないように重要視するポイントを中心にはっきりと聞いておきましょう。
躊躇せず自分の希望を言いましょう。
院長や経営者の意向を確認する
クリニックは個人経営且つ少人数制なので、決済をする院長や経営者などの意向が強くなります。
ワンマンな人もいれば、本当にスタッフを大切にしてくれる人もいます。
話をしながら、育児や介護など自分の気になることに理解があるか・柔軟な考え方をしてくれる人か確認しましょう。
こんなクリニックに気をつけて!転職失敗体験談
稀にですがこんな失敗談もあるので、気をつけてくださいね。
役職と本当の地位は一致しないことがある
地位が高い人が正看護師ではないということが、クリニックでは少なくありません。
そのクリニックの経験が長い人や、院長と個人的関係がある人などが最も権限を持っていたりします。
私が経験したクリニックはそれが看護助手でした。
清潔・不潔もちょっと違うし、でも注意もできないし困ってしまいましたね。
クリニックの人間関係は縁故もあるので、ちょっと複雑なこともあるんです。
ブランクがあっても大丈夫、残業無しの謳い文句はちょっと注意!
このような求人広告を見ると、いかにもクリニックの仕事内容は簡単そうに思いませんか?
産休後で勘が鈍ったという友人が復職の際、「楽そう」と踏み込んだクリニックは、即戦力を求められ、残業も当たり前。
意義を唱えると先輩看護師は「院長はブランクあろうが関係ないのよ。私たちがフォローすればいいと思ってるんだから」「残業無し、の前に(忙しくなければ)ってカッコ書きを忘れたのよ」と平然とした返事でした。
友人は1か月で退職しました。
もちろんこういうことが常に起こるわけではありません。
ただ、稀であってもこんなクリニックに当たりたくはないですから、転職に関しては安易に決めず転職サイトなど内部事情を知る人と相談できるといいですね。
最後に何で決めるか
最終的にクリニックをどこに決めるかは、本当に就職してみないと分からない部分もあります。
出来る限りのチェックをして、面接してみて「よく話を聞いてくれる」「院長や経営者の印象が良い」などで決めていきましょう。
転職活動を通して、最も大切なことは自分の希望=ライフスタイルを曲げない信念です。
全ての希望がかなうとは限らないので、絶対に曲げられないポイントを一貫して忘れずに活動しましょう。
何点か嫌な点があっても、最大限必要なことは確保できるとなれば長く務められるものです。
例えば仕事が多少忙しくても、希望休みや突然の休みが確実に取れれば我慢できるなどです。
自分のライフスタイルに合うクリニックが出てくるまで、決して妥協することなく良いクリニックを掘り当ててくださいね。
人気記事ベスト5
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。