主任だけど辞めたい…。看護主任の退職・転職事情とその方法
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主任になった時は、「あれもしたい。」「こんな病棟を作りたい。」と夢や希望を持っていても、実際に主任職になると様々な壁にぶつかりますよね。
師長たち管理職からの要望も聞き、スタッフからの意見も吸い上げ、スーパーマンのような働きを求められるうちに疲弊してしまう主任さん、たくさんいるのではないでしょうか?
特に優しくて良い人と言われる人ほど、板挟みで苦しむことも多いでしょう。
「主任なのに辞めて良いのかな?」「退職の覚悟はしたけどどうしたらいいのかな?」と悩んでいる主任さんへ、他の主任さんが退職を考えたタイミングや、スムーズな退職方法についてご紹介します。
主任だけど辞めたい、実際に辞めたのはどんな時?
心身ともに限界を感じ、退職を考えている主任さんが初めに思うことは「現場は多忙を極めているのに、主任の自分が先に退職してしまって良いのだろうか。」ということではないでしょうか?
しかし、主任だって限界を感じたら辞めて良いのです。主任職をしていた方の退職理由で多いものを集めてみました。
自分は甘いのではないかと迷っている主任さん、参考にしてみてください。
上下のスタッフからのプレッシャーが辛い
主任はその部署の現実的な業務を滞りなく遂行しなくてはいけませんよね。
施設によるかもしれませんが、この業務は日々のスタッフのスケジュール管理から、実務的なことまでかなり煩雑です。
双方の意見がそれなりに一致しているか、お互いに柔軟な姿勢があれば良いのですが、それができないとなると主任はまさに板挟み状態ですよね。
双方と関わりが深いので、どちらの意見も分かるため余計に悩むんです。
私が毅然としていれば良かったのですが、どっちにも良い顔をしてしまったばかりに失敗したなと思うことが多かったですね。
トラブルシューターが続く
主任の所へ持ち込まれる事案は、大なり小なり際限がありません。
「○○さんが主治医の説明がなってないって怒ってます。」
「○○さんが食事が美味しくないから、毎食お弁当を持ち込みたいそうです。」
「○○さんの採血失敗してしまって、上の人呼んで来いって…。」
一つ解決してちょっと座ったと思ったら、またすぐ次の報告、連絡、トラブルの相談が舞い込みます。
スタッフを自立させ、ある程度の自己解決能力を持たせたり、仕事を任せる度量も主任の力量とは言われます。
しかし実際にはなかなか指導の時間が無い、尻拭いが大変、もっと正直に言えば指導してすぐ聞いてくれるスタッフばかりではないといった理由からつい抱え込んでしまって疲弊してしまっていませんか?
師長と合わない
主任職がハードなことが多くても、師長が最後にはフォローしてくれれば何とかなるものなのです。
特に大きなトラブルは師長に出てきてもらわなくてはいけません。
しかし、雑務からトラブルシューティングと何から何まで主任に任せてばかりの師長、ワンマンで聞く耳の無い師長など、頼れない師長っていますよね。
そうなると現場の不満は主任にたまります。
主任はストレスであふれそうになり「主任だって辛いよ。」と叫びだしたくなって当然!となるでしょう。
主任職が退職する時のハードルと対策
悩みに悩んだ結果、退職という選択をせざるを得ないこともあります。
抱えているものが大きいほど、退職も届け出用紙一枚では終わらないと躊躇しがちです。それでも、決断したら具体的に一歩踏み出しましょう。
主任職が退職する時に陥りやすい問題と解決策を考えていきます。
引きとめを懇願される
辞めないでほしいと言われることは、職場にとって必要だと思われていることですから光栄なことです。
その言葉で引き返してしまう主任もも少なくないでしょう。しかし、そんな時は次の様なことを考えてみてください。
- いま、あなたが退職まで追い込まれている数々の問題を受け止めたうえでの懇願か?
- その諸問題を具体的に解決しようとしてくれているか?
- 引き続きのフォローが見込めるか?
●解決策①退職の話はひきとめづらい雰囲気を作る
退職の話を上司にする時は、「退職したいんですけど…」という曖昧な相談では無く、また逆に「退職するんで!」と喧嘩腰で息巻くことも無く冷静に話しましょう。
覚悟を決めて「退職の相談」では無く、「スムーズに退職するための相談」というベースで話をするのがベストです。
そして、できるだけ業務時間外の落ち着いた時間に話を持っていくようにしましょう。
●解決策②根回しをしておく
直属であっても上司に話を持っていくときは、最終的に決まった時が良いでしょう。
しかし、その下のリーダー職や副主任のような立場の方に前もって意向を伝えておくのも一つです。スムーズに引き継ぎができる可能性がありますよ。
ただ、退職の話は決定前に広めるとあまり良いことは無いものです。特に女子たちの噂の浸透力ってすごいですよね。
根回しをするなら、本当に信用できる人に限りましょう。
後任がいない
自分の覚悟が決まっていても、後任にあたる人がいないと留任させられやすい状況になってしまいます。
基本的には師長や部長といった役職の方が決定することですが、ある程度引き継ぎをしなくてはなりません。
●解決策①主任職を複数人にする提案をしてみる
もし、主任職がかなりの事案を抱えていて心身ともにストレスフルな立場になっていて敬遠する方が多いという時は、主任職を複数名で行うように提案するのも一つの手段です。
一人では辛いけど、何人かでやるならという方が出てきてくれるかもしれません。
ただ、その時は結局一人にしわ寄せがいかないように役割分担を振っていきましょう。
●解決策②まず自分が割り切ってみる
「こんな大変な仕事はやっぱり人には任せられない。」「忙しいから私が辞めるわけにはいかない。」と思っている主任さん多くないですか?
主任としてやってきたことが無であったわけではありません。ただ、主任が精一杯やってきた背中を見て、育っているスタッフは実は意外といるものです。
ちょっと肩の力を抜いて、周りを見渡してみませんか。
引き継ぎが大変
退職の覚悟ができたけれど、この膨大な業務をどう引き継いでいくかで挫折する主任は多いんですよね。
確かに引き継ぎは大変です。細かいことまでやっていた主任であれば尚更です。
●解決策①全て引き継ごうとしない。
自分がやってきた業務の全てを引き継ごうとしなくて良いのです。
もちろん、主任の仕事は伝えなくてはなりません。しかしそれをどのようにやってきたか、どのようなやり方が良いかまでは後任が考えるというスタンスで良いでしょう。
例えば、業務スケジュールを作るという仕事があるとするならその仕事内容は引き継ぎます。
しかし、どのように作るか、誰をどう配置しないといけないなど細かい機微は任せましょう。
後任者も主任の仕事を見ていて、どんな仕事をしてきたか意外と知っています。
主任の仕事内容と、外せないルールや決まり事をだけを引き継いであとは後任の方法に任せるという気持ちも大事ですよ。
●解決策②フォローを頼んでおく
マニュアルや引き継ぎ書を作っても、現場では困る事態も出てくるでしょう。
その際に、関わる可能性のある上司や他部署の方にもフォローを頼んでおきましょう。
そして、後任者にも「この事態で困ったらこの人に聞くと良いよ。」と伝えておきます。
主任の転職事情
スムーズに転職できそうとなったら、その次を希望を持って考えましょう。
この現場は辞めたいけど、もう少し主任職をやりたい
この現場はもう辛いけど、主任という仕事をもう一回やり直してみたいという方もいますよね。
懸念はありますが、現場トラブルはどの施設も意外と似通っています。また、案外他部署や他院から管理職を連れてくるのは上手くいく事もあるのです。
ただ、管理職募集を公にするのは、その施設の管理職が退職する噂がたってしまいがちなので非公開求人に多いんですね。
そこで、非公開求人に強い転職サイトへ相談するのが良いでしょう。
一般のスタッフに戻りたい
主任として患者と触れる時間が少なすぎたりして、やはり一般のスタッフに戻りたいという方も少なくないでしょう。
そのような時でも、前職で主任をしていたとなると一目置かれてしまう可能性はあります。
他の施設に移動しても管理職を打診されてしまうこともあります。そのような時は、気分を変えてまったく心得の無い診療科に行ってみるのも一つの手段です。
新たな気持ちでいろいろな発見ができるかもしれませんよ。
退職の壁を越えて新たなスタートを!
主任として必死に業務をこなしていて、日勤者はすでに誰もいいない…気付けば準夜勤者が夕食をとっている…、疲労度が限界の時、「主任、まだ居るなんて病院好きですね。」なんて言われて涙が出てくるなんてことがあります。
私が主任時代、自分のやり方を押し通そうとしたところがありました。結果、人に仕事を任せられずいっぱいいっぱいになって退職を考えました。
その時は、自分しか分からないことがあるからと何冊もマニュアルを作って退職しましたが、その後も何のことは無く日常業務は滞りなく進んでいました。
それを見て肩から力が抜けるような気分でしたね。
今現在、退職や転職で揺れている主任職の方へ、退職しても良い意味で自分自身も今の職場も何とかなるものです。
ぜひ自分自身のことを一番大切に考えて行動してくださいね。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。