結婚しても看護師を続けたい人のための【働き方・求人選びのコツ】
PRyumi
結婚後に働き続けるのか辞めて家庭に入るかは人それぞれですが、『ゆず』のように、結婚後もナースを続けている主婦にとって、働き方に悩むことは多いもの。
何故かというと看護師は、結構働き方を選べるから!
いえいえ、資格を持っている者の権利ですよ!
経験年数の長~い私は、常勤・派遣・パート・・たくさんの働き方を経験し、あちこちの主婦ナースと雑談と積んできました。
これから結婚する人も、すでに結婚している人も働き方に悩んでしまうのがナースの常。
この記事では、既婚ナースウォッチングの経験を積んだ私が、結婚しても看護師を続けたい人に働き方や求人選びのコツをお伝えいたします!
結婚して看護師を続けるにはライフプランが大事!
『れもん』の言うことは大袈裟ですが・・・。夫になる人とは結婚前にも「子供は何人欲しいねえ」なんて話が出るはずです。
結婚生活は現実ですから、ライフプランは家庭を運営する上での戦略会議。何歳まで共働きして、いつまでに何人子供を産み、家はいつ建てるか・・何となくでも話し合っておくことが大事です。
いいえ、初めが肝心なので、新婚の時こそ話し合いは必要ですよ。
話し合いは自分がどうしたいのかを主張しがちですが、夫に「あなたはどうしたい?」とすすんで尋ねるようにしましょう。
自分が尊重されていると感じた男性は、結構「好きにしていい」と言ってくれます。
ライフプランによって必要な資金も決まってきますから、当然妻の働き方が、家計にも生活様式に影響しますよ。
常勤で看護師を続けるための働き方と求人選び
ライフプランが決まったら次は働き方です。
もちろん、結婚と同時に転職しなくてもいいでしょう。独身と同じ職場で、同じ勤務形態で続けてもいいと思います。ただ、結婚後も常勤で働くことが生活に与える影響を夫婦とも理解しておくことが必要です。
常勤のメリット
●経済的に豊かになる
独身の社会人がそれぞれ暮らすよりも、二人でダブルインカムで暮らすほうがリッチ。夫の収入のみで生活し、妻の収入をすべて貯金すれば、住宅購入の頭金は2、3年でたまります。
私も聞きます。職場に「お風呂のリフォーム代は私が出した」という常勤の先輩がいました。旦那さんは「そんなに貯めてたの?」とびっくりしていたそう・・。
パートの私は、「常勤の経済力、すごいな~」と感心しましたね・・。
また、常勤で働き続ければ職場によっては、結婚後も様々な手当て等が期待できます。
- 結婚・出産時のお祝い金
- 育休中の育休手当
- 子供が保育園に通っている間の保育手当
- 勤続年数に応じた退職金
手当の額は職場によって本当にまちまちですが・・。子供を産んだ後頂ける手当などは、結構な額になるのではないでしょうか。
●キャリアを積める
経験を積んでこその看護の仕事。技術も知識も場数を踏まなければ活かせない。
ずっと常勤で働くことは、研修も勉強会も臨床経験も積めますから看護師として練れた人になることができます。
常勤のデメリット
●夫とのすれ違い
新婚の時は一緒にいたいし、家庭の基盤を築く時ですから、共に過ごす時間は大事ですよね。
あまり休みが合わないと、会話する時間も、レジャーを楽しむ時間も減ってしまいます。「何のために結婚したのか分からない・・」といわれることも。
これは夫のタイプによりますが、寂しがり屋の夫には要注意です。
まあ、一緒にいたいなんて思うのは新婚の時だけで、長年夫婦をやっていれば「亭主元気で、留守がいい」となりますけどね。
●体力的にきつい
そもそも看護師で常勤って一人で暮らしていても、体がきついんです。そこに家族の用事が加わったら結構な負担・・。
忙しくて体もきついので、持病持ちも良くいます。貴女の職場にもこんな既婚ナースがいるでしょう。
- 頭痛持ちで鎮痛剤を常用している。
- 腰痛がひどくてコルセットをつけたり外したりしている。シップは常用。
- 不眠がちで眠剤を飲んでいる。
- すぐに胃が痛くなるので飲み会の前には胃薬を飲んでいる。
ただ、丈夫な人も多いです。私が見た「結婚後も常勤の人」は、体力のある人が多いです。
ということで、体力に自信のある人は結婚後も常勤で大丈夫。それ以外の人は体調管理に神経を使うことになります。
既婚ナースに人気の常勤求人がある職場
常勤とはいっても三交代はきつい・・という方にお勧めなのが以下の求人です。
- 病院の日勤常勤(外来)
- 健診センター
- 血液センター・献血ルーム
- 企業保健室
- デイサービス
- 訪問看護
どれも夜勤がないのがポイントです。でも、常勤の場合、残業がある場合もあります。
パートで看護師を続けるための働き方と求人選び
朝、夕方に家事があることを考えると「家庭生活との両立にはパート」の選択をする人が多いもの。
結婚後、パートで働くメリット
●残業が少ない
職場にもよりますが、パートの残業をさせる職場はそう多くありません。
主婦ナースは仕事を終えて帰ってからも、家事や育児など一仕事があります。「仕事に全力を注いで、帰ってから何もできない」のでは、主婦業が進みません。
パートで働くデメリット
●収入が少ない
やはり常勤に比べると少ないですね。パートにするかどうかは夫の収入次第という人もいます。
少ないとはいっても、無資格で他の職種で働くより時給は高いですよね。
「資格を生かせばもっと稼げるのに」と思うのか、「短時間で高い時給がもらえて、家事をする時間が確保できる。ありがたい」と思うかは本人次第といったところです。
既婚ナースにおすすめのパート
既婚ナースにおすすめのパート求人は
- クリニックの午前パート
- 病院の外来(夕方まで働いても17時くらいに上がれることが多い)
- 健診センター
- 血液センター・献血ルーム
- 企業保健室
- デイサービスなど介護施設
健診センターなどは、オススメの日勤常勤と重なりますが、パートですと比較的時間通りに帰してくれます。(急性期病院を除く)
既婚ナースは家事・育児があり、仕事以外でも多忙。
転職活動のために時間を使おうにも子供・親戚など家族の用事で休みが消えていきます。
忙しい主婦ナースは転職サイトをうまく使って転職のための時間を節約しましょう。
その働き方であってる?時々振り返って!
結婚後の働き方を決めたらもう安心!ではありません。
子供の都合もそうですが、親の介護、家族の誰かが体調を崩すなど、家庭環境が変わる時があります。
また、忙しい看護師の生活様式に合わせることが徐々に夫に負担をかけることも。
さっさととはいきませんが、転職も選択肢の一つですね。
1番大事な家族に負担がかかっていないかを考え、家族に無理をさせている様なら今の自分の働き方、生活の仕方を振り返ってみましょう。
幸いにして幸い看護師にはいくらでも求人があります。
自分の看護を貫くのも大事ですが、自分や夫、家族にとってどの選択がベストか、常に考えながら職場を選択していたいですね。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。