モンスターペイシェント対策は職場の対応が鍵!患者・家族のパワハラへの対処法
PRローレンロウ
はい、お待たせいたしました。では一緒に患者・家族のパワハラへの対処法を考えていきましょう。
看護師の我慢がモンペを生む!?
患者さんは、病気の症状として、また病気や予後への不安から「暴力や暴言」に及ぶことがあります。
いえいえ、そうではありませんよ。
むしろ、そういうふうに考えて、我慢してしまうことで患者・家族が「間違ったお客様意識」を持ってしまい、「モンスターペイシャント」「モンスターファミリー」になってしまうことがあるんです。
モンペ・モンファ化した患者・家族のパワハラには、職場での対応が重要なのです。
職場で問題を共有し対策をとる
まずは職場内で、患者・家族からどういう行為を受けているかを出しあい、問題を共有化しましょう。
その行為が、病気の症状や不安、認知機能よるものであれば、治療や療養の一環として対応策を検討します。
また、特定の看護師にその患者・家族への対応が集中しないよう、シフトの調整や複数人で関わるなどの対処をとる必要もあります。
そうですよね。
患者・家族のパワハラを、看護師個人の対応に問題があると決めつけたり、看護師に我慢を強いたりすることは、職場として適切な対処ではありません。
また、患者からのパワハラが日常化して、看護師側にもモラルに欠く行為(患者への暴言、無視、嘲笑など)がある職場では、組織としての適切な対処は期待できません。
その場合は、看護師個人として「身を守る対処」が必要です。
外部機関に相談する
職場で適切な対処がとられない場合は、外部機関に相談しましょう。
不眠や食欲低下、うつ症状、追体験などの、ストレス障害の症状がある場合は、専門機関に相談しメンタルケアを受けましょう。
患者・家族との間に、いつ何があったかを詳細な記録をとっておきましょう。
暴言や暴力、執拗な要求などに対し、職場でどのように対応したのか、また職場が適切な対応を取らなかった場合は、その事実も記録しておきましょう。
記録は記述でかまいませんが、無許可での録音は、逆にプライバシーの侵害として問題視されることもあります。
また、暴力によりケガをした場合やストレス症状がある場合は、受診して医師の診断書をとっておきましょう。
患者・家族のパワハラ対策がとられている職場への転職
患者さんや家族のパワハラが多い職場は、病院の対応自体に問題があることも少なくありません。
病院として適切な対応をとることなく、看護師個人に我慢や対処を求める職場では、看護師は安心して「患者さんの命を預かる仕事」はできませんよね。
こうした場合には、思い切って転職を考えましょう。
適切なパワハラ対策がとられている職場を探す
患者・家族のパワハラは、「患者とのトラブル」として内々に処理されることが多く、よほどのことでない限り表に出ることはありません。
患者・家族のパワハラに対する適切な対処がとられている職場探しには、看護師転職サイトの利用がおすすめです。
看護師転職サイトの口コミ情報や、担当コンサルタントの情報を参考にしましょう。
また、一般的に次のような病院では、パワハラ対策が整っています。
●大規模病院
職員数が多い大規模病院のほうが、労働衛生管理が整っており、患者・家族のパワハラに対する適切な対策がとられています。
●精神科病院
精神科病院は、患者さんの暴力が多い職場です。そのため、充分な対策がとられている職場が多いという特徴があります。
そうですね。
適切に対処しない職場は、たとえそのモンペがいなくなっても、また別のモンペ・モンファが現れてしまうでしょうね。
一看護師として、そのことを問題提議することも大切ですが、看護師の仕事が嫌になってしまう前に、前向きな決断をしてほしいですね。
ところで『みかんちゃん』、看護師を続けますか?
人気記事ベスト5
この記事を読んだ人は以下も読んでいます
登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。