東京オリンピックは看護師を募集してる?五輪ナースになるための求人探し
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2020年7月24日から8月9日までの17日間、東京オリンピックが開催されますね。
イケメン選手と知り合えるかどうかはわかりませんが、東京オリンピックに看護師として参加するなら、方法が3つあるのを知ってますか?
もし、東京オリンピックで看護師として働きたいと思ったら、転職した方がいいのか色々心配になりますよね?
今回は、東京オリンピックに看護師として参加する方法についてご紹介します。前回長野で行われた長野冬季オリンピックで私が体験した事例も一緒にご紹介しますね。
五輪ナースとして活躍できる場所は主に3つ
オリンピックで活躍するナース、五輪ナースとして働ける場所は大きく分けると3つに分かれます。
- 競技会場や選手村で医療スタッフとして働く
- オリンピック病院で看護活動する
- 大会ボランティアの医療サポートとして活動する
それぞれについて詳しく説明していきますね。
競技会場や選手村の医務室で医療スタッフとして働く
競技会場や選手村で働くナースは選手のケガや病気、体調不良の対応だけでなくオリンピック関係者のケガや病気、体調不良にも対応します。
救急対応に慣れている熟練したナースが一番に配属されるのがここです。
今まで日本で行われた国際大会の前例から考えると、まずは大会が行われる看護協会支部などに人員配属依頼が行き、そこから各病院に通達されてそれなりのキャリアがある人が選定されるようです。
東京オリンピックの場合、「東京都看護協会」、「日本赤十字社東京支部」、「オリンピック病院」へ人員配属の依頼がされると思われます。
「オリンピック病院」とは、オリンピック時に選手やオリンピック関係者がケガや病気をした時に対応する病院で、東京都で10ヶ所、協力病院(東京都以外)で4ヶ所です。
オリンピック病院の詳細については、次の章で詳しくご説明しますね。
選定基準としては、「国際的な医療現場経験」や「言語能力」ですね。
国際救護経験や海外での看護師としての勤務経験はもちろん、英語や他言語が堪能ならば有利だと思います。
じつは、わたしは長野冬季オリンピックのとき、フィギュアスケートの選手練習日の医務室ナースとして半日だけ勤務したことがあります。
その時の状況を見ると、実際に競技本番日の医務室ナースは救急外来でキャリアがあるベテランナースで、なおかつ語学も堪能な先輩でした。
う〜ん、それはどうでしょうか。
すでに該当のオリンピック病院に所属していて働いていたり、国際的なスポーツ大会などでナースと参加したことがあったり、国際救護活動をしたことがあったりすれば可能性はあります。
ただ、所属している病院を通じて依頼されると思いますので、その時にならないとわからないかもしれません。
私が勤務した練習日は、ハッキリいってやることがありませんでした。
ほとんどの選手は専属コーチやチームドクターを引き連れているので、選手は誰も来ませんでしたよ。
ただ、医務室にきたボランティアスタッフの対応でちょっと忙しかったです。冬季オリンピックだったため風邪を引いているスタッフが多く、みんな風邪薬をもらいに来ていました。
オリンピック病院で看護活動する
オリンピック病院とは、さきほど説明したように「選手やオリンピック関係者がケガや病気をしたときに対応する病院」です。
協力病院は、東京会場以外で競技が行われた時の選手やオリンピック関係者の受け入れをしています。
その通りです!オリンピック病院に勤務していれば、ケガや病気をして運ばれてきた選手や関係者の看護ができるというわけです。
では、東京オリンピック病院のリストをご紹介しますね。
- 聖路加国際病院
- 虎の門病院
- 東京医科歯科大学医学部付属病院
- 東京都立墨東病院
- 東京都立広尾病院
- 日本医科大学付属病院
- 国立国際医療研究センター病院
- 東京都立多摩総合医療センター
- 独立行政法人国立病院機構 埼玉病院
- 埼玉医科大学国際医療センター
■協力病院
- 札幌医科医学附属病院
- 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター
- さいたま市立病院
- 独立行政法人労働者健康福祉機構 横浜労災病院
選手が入院してくるかどうかはまではわかりませんが、その確率は高くなりますね。
ただ入院中の選手やオリンピック関係者を看護する場合は、もしかしたら経験年数が考慮されるかもしれませんよ?
私が勤務していた病院は、長野オリンピック当時「オリンピック病院」に指定されていたので、ケガをした選手が実際に運ばれてきました。
その入院時の対応を一日だけ(準夜勤)したことがあります。この場合も看護師の条件が経験年数5年以上だったと思います。
いずれにせよオリンピック病院ごとに選手やオリンピック関係者の入院対応時のマニュアルがあるはずですから、それに従う形になると思われます。
『みかん』さん、ちょっと待って!もう一つ考えておいてほしいことがあるんです。
じつはオリンピック病院に選ばれている病院自体がもともと人気のある病院ばかりなんです。オリンピックのために転職したいと思っても、タイミングよく転職できるかどうか・・・そのへんも考えて緻密に計画を立ててくださいね。
大会ボランティアの医療サポートとして活動する
一番ニーズがあるのが、実は「医療ボランティア」です。
医療サポートとは「観客や関係者などに急病人やけが人が出た場合にすばやく対応するための『ファーストレスポンダー』としての役割を担う」とされています。
ただ、ボランティアなのでたぶん無償だと思うのですが・・・
大会ボランティアの医療サポートとして参加する場合の条件
- 2020年4月1日時点で満18歳以上の方
- ボランティア研修に参加可能な方
- 日本国籍を有する方又は日本に滞在する資格を有する方
- 10日以上活動できる方
- 東京2020大会の成功に向けて、情熱を持って最後まで役割を全うできる方
- お互いを思いやる心を持ちチームとして活動したい方
また大会ボランティアに活かすことのできる経験や資質等についてはこんなものがあります。
- オリンピック・パラリンピック競技に関する基本的な知識のある方
- スポーツボランティア経験をはじめとするボランティア経験がある方
- 英語やその他の言語スキルを活かしたい方
大会ボランティアの医療サポートとして参加したい場合の応募の方法
実は・・・まだ詳細が明らかにされていないんです。
なので、応募方法もよく分からなければ、ボランティア研修やボランティアは本当に無償で行われるか具体的なことはまだまだ不明なんです。
東京オリンピック・パラリンピック競技組織委員会が発表した「東京2020大会に向けたボランティア戦略」によると、大会ボランティアの募集は2018年の夏頃から開始予定と言われています。
ボランティアとして参加したい場合は、もうちょっとだけ待ってみてくださいね。
五輪ナースの方法はさまざま。あなたも挑戦してみる?
そうなんです。ただ、競技会場で医務室ナースをしたりオリンピック病院でナースをするのは非常に狭き門ですが、医療ボランティアでしたら比較的参加しやすいのではないでしょうか?
私も長野オリンピックにちょこっとだけですが医療スタッフとして関われてとても楽しかったですし、良い思い出になっています。当時使った医療スタッフのIDカードと医療関係者用ピンバッジはお宝になっていますよ。
もし、東京オリンピックでナースとして参加してみたいとお思いでしたら、この記事を参考にぜひチャレンジしてみてください。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。