3〜4時間の短時間勤務のできる看護師求人の種類と選び方
PR山村真子
おや?その方はどれくらいの勤務時間をご希望なんですか?
そうなんですね!
だとすると、今回パートとして新しく採用された方なのかもしれませんね。
あら、れもんさんまで食いついてくださいましたね。
もしよろしければ、看護師の短時間勤務についてご紹介しますよ。
短時間勤務って何?
看護師の仕事は夜勤やシフト制の勤務となっているため、それだけでとてもハードです。
しかし、多くの看護師は女性なので、結婚や妊娠・出産といった生活の変化によって看護師の仕事を辞めざるをえなくなってしまう方が多くなっています。
看護師の人数が足りないといわれているのに、生活の変化によって「看護師をしたくてもできない」方がいるなんて、もったいないですよね。
そこで、短時間での勤務を認め、より幅広い働き方を推奨する動きが広まっているんです。
みかんさんの頭にハテナがたくさん浮かんでいますね(笑)
ワークライフバランスとは、簡単に言えば仕事とプライベートを両立させましょうという動きです。
ゆずさんはお子さんがお二人いらっしゃいますよね?
実は何を隠そう私自身が、生活の変化によって看護師として働くことをあきらめた一人です。
…一応看護師免許、ありますよ…?(泣)
私のように、家庭と看護師の仕事を両立させられないからと仕事を辞めざるをえない方が今後減るのであれば、短時間勤務は歓迎されるべき制度だと思います。
短時間=3時間から4時間勤務ではない!?
お、さすがれもんさん。注目される点が違います。
短時間勤務と一言で言っても、実は様々なんです。
日本看護協会が勧めている短時間勤務では、正社員と同等の待遇である代わりに、各職場がそれぞれ「勤務時間の制限」を行うことができます。
なので、例えば週20時間以上、という職場であれば、4時間勤務を週5回以上行わなくては行けません。
そうなんです…。
不可能ではないのですが、かなり難しいというのが現状です。
なので、3時間から4時間というより短時間のみ働きたいという方の場合には、日本看護協会が勧めている短時間勤務ではなく、パートやアルバイトで短時間働くという方法が、一番選択しやすいといえます。
なるほど。そういった事情があったのですね。
みかんさんの病棟のように、3時間から4時間という短時間だけパートとして働ける例は、実はあまり多くなく、短時間といっても、1日あたり6時間以上勤務を募集要項へ記載している病院が多いのが現状なんです。
なので、病院で3時間から4時間という短い時間での勤務を希望している場合、求人数はかなり絞られると考えられます。
そうですね。
求人数としては少ないですが、短時間勤務の看護師を募集している病院もありますので、病院で必ず働きたい!とお考えの方は、求人情報を随時チェックされることをお勧めします!
クリニックでは3時間から4時間はちょうど午前と午後、どちらかの診療時間と同等になることが多いです。
なので、3時間OKとしているパートやアルバイトとして求人を出しているクリニックは多いですよ!
そういうことになります。
また、この条件に当てはまる求人として圧倒的に多いのが、介護領域での仕事です。
特にデイサービスは3時間OKとしている求人が多くなっていますよ。
なので、医療機関へこだわらなければ、短時間のみ働ける看護師の求人そのものがない、ということはまずないでしょう。
時短勤務は誰でも使えるもの?
時短勤務では、常勤の勤務時間からマイナス1時間から2時間程度なので、3時間から4時間という、今回取り上げている短時間には当てはまりません。
なので、勤務時間に限って言えば、今回はほぼ対象外といってよいかと思います。
また、仮に時短勤務を短時間勤務と呼ぶ場合にも、時短勤務の多くは元々その職場で働いていた方が育休取得後、職場復帰する際に利用しているケースがほとんどなので、新たに就職した職場で始めから時短勤務として働くのは、不可能とは言い決まれませんが、かなり難しいといえます。
また、仮に病棟において3時間から4時間という短時間勤務を希望する場合、もう一つ考慮しなくしてはいけないことがあります。
それが、「常勤の方に対する配慮」です。
病棟の場合、各勤務帯それぞれが患者さんを受け持ちますよね?
でも短時間勤務の場合は、通常の勤務時間に比べ短い時間しか働きません。
そのため、仮に自分が受け持ちを持っていた場合、申し送りを同じ勤務帯のメンバーへ伝えなくてはいけません。
よって、短時間勤務の方は受け持ちを持たず、フリーとして働くケースが多くなっています。
みかんさんのように、同じ職員なのに業務内容および患者さんへの責任が違う、というのは不公平感を生みやすいものです。
よって、短時間勤務を希望する場合には、こういった周囲の方へのフォローは必要不可欠となっています。
短時間勤務で働けるのは、他の人のフォローがあるからこそです。
短時間勤務で働く時には、「そういう契約だから」と一方的に割り切ってしまうのではなく、感謝とまではいかなくとも、お互いが協力しあって仕事をこなせるよう、常に周囲へ配慮を忘れないことも大切だと考えます。
短時間勤務で働く場合の注意事項って?
まず、ご主人の扶養内で働けるかどうかという点です。
正社員ではなく、パートなど非正規雇用で働く場合、一定の収入以上になってしまうと、それまで免除されていた税金や年金の支払いをしなくてはいけなくなってしまいます。
そのため、その一定の収入を超えないよう、多くの方が調整を行っています。
そうですね。
中には多忙さから残業や時間延長などをたくさん頼まれてしまい、結果として扶養から外れてしまったなんてこともあるので、求人を探すにあたっては、事前にあらかじめ扶養内で働けるかどうか確認されることをお勧めします。
先ほども取り上げたように、短時間勤務を行う場合、周囲のフォローは必須です。
よって、より職場の人間関係が重要です。
短時間勤務を希望している場合には、事前にどういった職場なのかを転職サイトなどを利用しながら、より多くの情報を集めた上で検討されることをお勧めします。
そうなんですよね。
短時間勤務最大のメリットは、短い時間のみ働くことで、家庭と仕事を両立しやすいという点です。
それがずるずると勤務時間が伸びてしまったら、メリットを大きく損なってしまいます。
そのため、定時で仕事を追われるようにするためにも、事前に人間関係をチェックしておくことは大切です。
最後に
子どもの成長を見守りたいけれど、看護師として現場の仕事から離れたくない。
そう考えている方にとって、短時間勤務はまさにうってつけの制度といえます。
こちらの制度を利用するために何より必要なこと、それは「短時間の勤務でもいいから、採用したい」と思ってもらうことです。
今後、一部では看護師があまる時代になるといわれています。
だからこそ、看護師としてのキャリアを磨き、たとえ看護師があまる時代になったとしても、「採用したい」と思ってもらえるようなスキルや知識を磨くことは大切だと考えます。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。