看護師転職大作戦

看護師に人気の派遣求人!派遣ナースの働き方を徹底解説します。

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派遣ナースという働き方について、聞いたことがある方は多いかと思いますが、実際に派遣として働いている人にならなければどのような働き方なのか想像がつきにくいかと思います。派遣ナースとはどのような働き方なのでしょうか。

派遣ナースとは?

派遣ナースとは派遣会社に登録しているナースのことです。派遣会社に登録しているため、雇用されているのは派遣会社になります。派遣会社が契約している施設へ行き看護を提供することで派遣会社から給与が支払われるという仕組みになっているのです。

派遣ナースのメリットとデメリット

派遣ナースといっても様々な仕事の種類がありますが、どのような仕事でも当てはまる派遣ナースのメリットとデメリットについてお伝えします。

派遣ナースのメリット

派遣ナースは派遣会社に登録して派遣されますので、病院との面接などはほとんどありません。派遣会社での登録会で今までの経歴から仕事を紹介してもらう形になりますので、派遣先での仕事の内容について希望に沿った働き方ができることが特徴的です。

また、派遣会社によっては派遣会社の中に自分の担当の方がいて仕事についての相談ができるようになっています。

派遣ナースのデメリット

派遣という名の通り、単発や短期の求人も多いため、初めての職場が多いのも特徴的です。職場内の人間関係はもちろん、患者さんとの人間関係も希薄になる可能性が高いです。

看護師の派遣はそもそも法律的にはどうなの?

2012年に改正された労働派遣法において、30日以下の労働に対する派遣契約は禁止とされていますが、要件を満たす場合に限り許可されています。

  • 60歳以上の人
  • 雇用保険の適用を受けない学生
  • 副業として日雇派遣に従事する人(主な収入が500万円以上)
  • 主たる生計者でない人(世帯収入が500万円以上)

このような条件となっています。

また、看護師は労働派遣法において医療関連業務の派遣は原則禁止とされていますが、

  • 産休、育休などの代替勤務
  • 直接雇用を前提とした派遣
  • 病院や診療所以外で行われる業務

この3つの条件においては派遣が認められています。

派遣される期間や働き方について

派遣には2種類存在し、それぞれの働き方が異なりますので、どちらの派遣の方法が自分自身にあっているのか確認しましょう。

紹介予定派遣

紹介予定派遣というのは、派遣される期間が最長6か月の勤務で、正社員への登用が前提の働き方となります。

つまり、派遣会社で面談後、派遣先が紹介予定派遣の場合、正社員になることを前提として働くことができます。その間に雇用主でも自分自身でも職場を知ったり、業務の内容を知ることで見極めた上での入職が可能です。

単発の派遣

単発の派遣とは、派遣される期間が1日~1週間以内が多いです。主に健康診断の採血業務や、臨時で看護師が必要な場合に派遣されます。

有休休暇や交通費の支給がない場合も多いですが、単発でのアルバイトよりも給与が高い傾向にあります。臨時の求人のため、求人の数が非常に少なく、ダブルワークで派遣ナースを検討されている方におすすめの働き方といえます。

ダブルワークとは、常勤やパートで勤務しているナースが、休みの日に単発でお仕事をするなど、二つの職場で働く働き方です。

休みの日にだらだらと過ごすのであれば働いて給料を稼ごうという方や、働きたい日が休みの職場で働いている方ににおすすめの働き方ですね。また、単発の派遣であれば急な休みの日や子育ての合間に働きに出かける方にもおすすめできる働き方と言えるでしょう。

育児中の働き方については、「看護師の子育てと仕事の両立は求人選びが大事!ママナースの転職術とおすすめの働き方」も参考になさってください。

短期の派遣

短期の派遣とは、2、3か月程度の派遣を行う場合を指します。一般的にアルバイトや正社員よりも時給が高く、給与が高くなる傾向にありますが、同じところで働くことができないため、長期的なキャリアアップがあまり望めないです。

しかし、人間関係に縛られることがなく自由に働くことができるのは大きなメリットと言えますね。短期の派遣で働く人に多いのは、子育てを終えて自由に旅行にいったりと趣味に打ち込みたい方や、旦那さんの扶養の中で働きたい人におすすめの働き方ですね。

長期の派遣

長期の派遣とは、3か月以上1年以内(最長で3年可能な場合もあります)の求人を指します。

長期での派遣のため、短期や単発に比べて責任のある仕事が増えるといえます。同じ派遣先で働くため、派遣先を探すことなく安定した収入を得ることができます。また、派遣先が合わない場合は派遣元の会社との調整の上、やめることも可能です。

自分に合った職場で働きたい方や、期間を決めて働きたい方にはおすすめの働き方といえますね。

派遣ナースの社会保険や福利厚生は?

派遣ナースの社会保険や福利厚生は雇用主の責任になりますので、契約している派遣会社が行うことになります。そのため、会社毎に有休の日数も違いますので、確認が必要でしょう。ちなみに、派遣であっても労働災害保険(労災)は適応されることを覚えておきましょう

派遣ナースとアルバイトナースの違い

派遣とアルバイトの違いについてどんなものか考えにくいかと思いますが、一般的にアルバイトよりも派遣での雇用の方が時給が高い傾向にあります。

その理由として、派遣ナースは実践的な力や専門性が求められます。派遣会社との契約の際に、どんな技術の経験があるか、どの手技ができるのかということを聞かれます。

そのナースの経験に合わせて派遣先のほしい人材を派遣するため、時給が高いという仕組みになっているのです。そのため、派遣ナースとして働くためには、ある程度の基本的な看護業務についてはマスターしておく必要があります。そのため、病棟経験が3年以上あることが望ましいです。

もちろん、病棟経験が全くない方でも働ける場所はありますので、自分自身の経験に合わせて職場を選ぶようにしましょう。

派遣ナースの給料は?

派遣ナースの給料は時給換算にすると都市部では2000円前後、地方では1800円前後の給与でサービス残業などを含まないため、単純に計算すると日勤だけの給与では高所得といえるでしょう。

また、派遣ナースの時給は「たまたま人手が足りなくて明日出勤してほしい」などの急な場合については給与が跳ね上がる可能性もあるため、高給与の求人も存在します。

給与の支払いは日払い、週払い、月払いと派遣会社によって異なります。単発のバイトのみの場合だと日払いや週払いなどを受け付けてくれるところが多いです。

派遣の看護師求人、その種類と仕事内容


派遣ナースの求人は様々です。どのようなものがあるのか、代表的なものをみていきましょう。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホームとは、自宅に帰ることを目的とした医療関連施設です。看護師の業務は患者さんの健康管理がメインの仕事になります。主にバイタルチェック、吸引、胃ろうの管理、褥瘡ケアなどです。

入所している患者さんによって求められる技術が変わってきますので、担当者とよく相談の上決められることをおすすめします。

健診センター

健康診断を行う施設での派遣業務になります。健康診断を実際に行うセンターでの勤務の場合と、健康診断を実施している会社などを回る巡回健診と呼ばれる健康診断のナースとして派遣される場合もあります。

主な業務や身体検査、視力検査、採血、健康相談などです。採血で失敗するとクレームにつながりますので正確に迅速に採血するスキルが望まれます。

健診センターについてはこちらで詳しく解説しています↓

健診センターの看護師求人の種類と選び方。常勤の転職や採血バイトで働くには

訪問介護

訪問介護とは患者さんのお宅に訪問し、介護業務を行うものです。主に入浴介助がメインですね。入浴介助中の患者さんの状態の確認などが求められますが、経験がなくても派遣してもらえる施設の1つになります。

保育園ナース

保育園での健康管理業務を行うナースになります。仕事内容としては主に子どもの検温や状態観察、健康診断の補助などです。

子どもを預かっている場所なので、感染症、皮膚疾患などの知識、小児科の知識があるとさらに良いですね。保護者からの質問などに答える場合もありますので、正しい知識が必要になります。

コールセンター

健康相談業務を電話やメールで行うセンターになります。日勤、遅番、夜勤など様々な勤務形態がありますが求人は比較的少なく、多くの人数で対応することが多いため比較的安心できる職場といえるでしょう。

しかしながら、主な相談はメンタルヘルス関連や子どもの病気、救急の場面など様々ですので迅速に判断することが求められます。救急の経験があるとより、働きやすいといえます。

ツアーナース

小学生や中学生の修学旅行や遠足に付き添うナースです。一緒に全行程を行動するため、体力が必要です。また、病院に連れていくのかこのまま安静にしておいて大丈夫なのかという判断が非常に重要で1人で100人以上の生徒の健康相談を行わなければならないこともあります。]

遠足などでは何事もなければ消毒やケガの処置程度で終えますので仕事の内容はそれぞれの勤務によって異なります。

病院

労働派遣法において病院での派遣は僻地などでは許可されていますので、僻地の病院で勤務することがあります。僻地ですので、田舎で通うのが大変な場所での勤務になりますので通勤は大変でしょう。

しかしながら、なかなか通常では学ぶことのできない僻地医療を学ぶことができますので、今後の看護師としてのキャリアに大きく影響を及ぼすでしょう。

トラブルに合わないために

派遣には様々な種類、派遣場所があり、求人も様々ですが自分の知らないところでトラブルになってしまうこともあります。どのようなトラブルが起こり得るのか、トラブルの回避方法とともにお伝えします。

派遣会社のトラブル

労働派遣法については前述にお伝えしましたが、派遣会社が違法に派遣していないかどうかチェックする必要があります。

派遣ナースとして働くためには避けては通れないですが、派遣会社は世の中に多く存在します。派遣会社を選ぶ際はできれば大手などの実績が豊富な会社が望ましいでしょう。また、プライバシーマークなどを取得している企業であれば尚安心できますね。

派遣で働く場合は履歴書や面接は不要のため、顔合わせを行うところが一般的ですので、少しでも怪しいと感じたら契約をしない方が良いでしょう。

派遣先とのトラブル

派遣先とのトラブルは主に「残業できないのか」、といわれたり「明日も入ってほしい」、「早出で朝礼に参加するように」など派遣先から指示される場面があります。

残業についてはサービス残業の規定は派遣会社との契約でできないことになっていると回答しましょう。また、その他の勤務に関する質問については派遣元の会社に問い合わせをして確認しましょう。最終的な判断は雇用主である派遣元に委ねられているのです。そのためにも、派遣会社選びは重要ですね。

派遣会社を探すポイント

派遣会社はインターネットで検索してみたり、アルバイトの求人サイトに載っていたりと様々ですが、転職サイトを使うことをおすすめします。

自分自身で探しても問題はありませんが、派遣という雇用の特性上、派遣会社選びがその後の派遣ナースライフを左右するといっても過言ではありません。派遣ナースとしての有意義に働くためにも転職サイトを活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

派遣ナースという世界は法律によって分かりにくいように思いますが一回慣れてしまえば難しくはありません。自分自身の働き方やワークライフバランスに合わせて派遣ナースとして働いてみてもいいですね。

★転職活動は早めに始めておこう!
  • 今の職場に不満や悩みがある
  • 今の職場に不満はないけど、もっと良い条件で働けるなら転職もアリだと思ってる
  • 今の職場で長く働き続ける自信がない
  • いつかチャレンジしたい転職先がある
こんな思いを抱えている看護師さんは、今すぐに転職活動を始めることをおススメします!

求人に応募することだけが転職活動ではありません。

「求人を見る」「転職市場の傾向を捉えておく」「知らない職場や働き方に関する情報を集める」、これも立派な転職活動。

早めに動き出して多くの情報を持っておけば、本格的な転職活動を始めたときに有利に立ち回ることができるし、転職の土台を作っておけば、心や体に限界がきて動き出せなくなるというリスクを回避できます。

そして、そのような転職活動を誰でも気軽に始めることができるのが、看護師転職サイトというサービスです。

「看護師転職サイトって何?」って人のためにざっくり説明すると…
  • 看護師に特化した転職支援サービス
  • すべてのサービスを無料で利用できる
  • 転職が未定の人でも情報収集に使える
  • 求人数がとても多い
  • 病院以外の求人も見つかりやすい(企業、教育機関、保育施設、イベント関連 etc.)
  • 登録者限定の非公開求人には好条件のものが多い
  • 転職活動をトータルサポートしてもらえる
  • 担当のアドバイザーになんでも相談できる
ただし、どの転職サイトでも良いってわけではなくて、マイナビ看護師のような、実績があって信頼できる転職サイトを使わないとダメなのよ。
というわけで、こちらのページ看護師転職サイトのサービス内容看護師転職サイトの最新ランキングを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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登場人物

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