看護師転職大作戦

泌尿器科に勤務する看護師の仕事内容と働く魅力を教えて!

不器用がむしゃらナース
pu-totoro

泌尿器科に興味を持ったことのある看護師さんはいるでしょうか?

看護師免許をとって、最初から「泌尿器科で働きたい」と思う方ってそんなに聞かないですよね。

う~ん、救急で働きたいとか脳外科で働きたいとかは聞くけど、泌尿器科志望って聞かないかも。
ちょっと地味な印象ではあるわよね。
でも、総合病院でも泌尿器科って大抵あるわ。身近に必要ってことよね。

地味な印象はありますが、実際に勤務してみると他診療科からの泌尿器科の受診依頼の多いことに驚きます。一般外来の数も、脳外科などに劣らない患者数が来院します。

メジャーで人気のある診療科とは言えないけれど、あらゆる疾患の治療にも、また高齢化社会においても泌尿器科は欠かすことができないんだなと気づきました。

そんな泌尿器科の魅力をご紹介します。

泌尿器科とは?

泌尿器科とは、実際にはどんな疾患を診る診療科なのか、意外とすぐには答えられないこともありませんか?腎臓内科などと混同されている方もいるかもしれません。

泌尿器科とは、どんな疾患や症状を診る診療科なのかを挙げています。

泌尿器科で診る臓器と主な疾患

泌尿器とは、膀胱とつながる尿道や尿管・腎臓・そして前立腺・男性生殖器にまつわる症状や疾患を診ます。(女性生殖器に関しては、婦人科で診ることの方が多いです。)

疾患としては、排尿障害を起こすものとして男性の前立腺肥大における尿閉や頻尿、女性の場合は産後や高齢化による膀胱括約筋の緩みによる尿失禁や頻尿があります。

男性生殖器に関しては、ED・男性の更年期障害・陰嚢水腫・包茎などがあります。

解剖の関係から女性は男性の500倍かかりやすいといわれている膀胱炎も、泌尿器科では最も多い病気の一つです。

また、尿路結石や水腎症など異物によって尿路が閉塞してしまう病気もあります。

知ってる。ものすごい激烈な痛みで麻薬を使ってた。
失神する人もいるのよね。出てみるとものすごく小さい石だったりするから、尿路の狭さと敏感さが分かるわ。

急患として運ばれてくるパターンですね。激烈な痛みで心筋梗塞かと思いきや、石だったということは少なくないのです。

●悪性疾患も診る

人間の体内臓器は、どこであっても悪性のものはできる可能性があります。泌尿器の臓器も同様です。

具体的には腎臓がん・前立腺がん・膀胱がんなどがあります。

がんで手術となっても尿路を確保しないといけないので、切り取るだけではすみません。そのためにボディイメージが変わらざるを得なかったり、ライフスタイルの変更を余儀なくされたりします。

泌尿器の悪性疾患は、そのような理由から早期のものであっても患者の受け入れや対応が困難なこともあるのが特徴です。

泌尿器科の特徴

忙しさに大きな変化が無い

泌尿器科疾患は流行疾患も無いですし、季節・気温によって起きやすい疾患などがありません。

内科ならインフルエンザの流行期は大忙しだし、脳外科も気温の変動の激しいときは脳梗塞が増えたりね。
ほとんどの診療科は季節ごとに、忙しさの波があるけど泌尿器科には無いってことね。

忙しさに大きな変化が無いということは、プライベートとのやりくりがしやすそうといえますね。

羞恥心に配慮が必要

泌尿器科の特徴の一つに、やはり陰部や性器を露出する必要もあるので「恥ずかしい」と思ってしまうことがあります。

正直言えば、検尿を提出するだけでも何となく嫌な時もあるもの。
膀胱炎のような軽症でも、つい受診が遅くなってしまう理由が恥ずかしさでしょうね。

どの施設でも羞恥心に対する配慮はされ始めていますが、いまだ「病院に来れば恥ずかしいなんて言っていられない」とばかりの施設もあります。

逆に女性専用の窓口を設けていたりして、羞恥心に最大限の配慮をしている施設も出てきています。

男性患者が多い

女性の生殖器に関することは婦人科があるので、どうしても男性の患者が多くなります。

その辺が、女性の多い看護師が入り込みづらい要因かもしれないわね。
男性の生殖器を診るわけだからね。

正直言って慣れてしまえば、それほど大変では無いと思いますが最初は戸惑いがあるのは仕方ないことでしょう。

私は「恥ずかしいのは患者側!私が恥ずかしがるともっと患者は来づらくなってしまう!」と言い聞かせています。

日常の生理現象に影響する

泌尿器の疾患は、日常的に必要な排泄に直接影響します。

排泄のトラブルは、どこかへ出かけたいという気持ちも抑制してしまうし、意欲が減退しそうだわ。
受診は出来ても、周囲の人には言いづらいわ。

そうですね。やはり頻尿に悩み旅行を取りやめたなどという話はよく聞きます。

日常的に排泄がスムーズにいかないと、なかなか積極的になれないものです。縁遠く感じる診療科かもしれませんが、本当は日常的に必要な診療科なのです。

泌尿器科の看護師の仕事内容

検査の介助

泌尿器科の基本は「検尿」と「超音波検査」です。これは、簡易的に多くの施設でできるので、ほとんどの施設で行っていると思います。

検尿は泌尿器に関する異常の早期発見の一歩ですし、超音波検査では残尿がどのくらいあるかや前立腺や腎臓の状態を診ます。

「検尿お願いします。」と言ってスムーズにトイレに行ける方は良いですが、中には車いすで検尿一つが大仕事の人もいますし、尿閉がひどくて導尿しなくてはいけないこともあります。

導尿で傷つけたりしたら出血していないのに潜血反応が出ちゃったりするから、検尿一つでも簡単じゃないわよね。
泌尿器受診する方も高齢者が多いから、体動困難で超音波検査の準備も移乗するのに二人がかりなんてこともあるみたい。

泌尿器科は以外と体力仕事なんです。

症状に対する処置

泌尿器科は一般的に処置は多い方でしょう。尿閉に対する導尿や、バルーンカテーテルの留置や交換・膀胱洗浄などは一般的にあります。

その他に、悪性腫瘍などでウロストミー(人工膀胱)という別の尿路を作っている方の皮膚のケアや指導もあります。

また、大きな処置や手術としてウロストミーの増設術、腎臓から直接尿を出す「腎瘻」の増設術・膀胱鏡(内視鏡のスコープの膀胱用)を使っての検査や、尿管ステントの造設などもあります。

尿管結石や腎結石に対しては、石を砕く体外衝撃波などが一般的ですが、全身麻酔で尿管カテーテルを内視鏡や超音波を駆使して石を取り除く経皮的腎砕石術もあります。

患者指導

日常的な排泄に関わることなので、指導やコミュニケーションは非常に大切です。

大きな手術や処置をした方への指導は必須です。特に、尿路変更術をした方などは日常生活指導を通して、その方が前向きに生きられるように話していきます。

また、尿閉や頻尿などの方で水分摂取を控えるなど逆のことをしている方も多くいます。そういった方の日常生活指導もしていきます。

そして、泌尿器科にはもう一つ要素があります。

泌尿器に来られる患者は、症状にせっぱ詰ってギリギリで受診される方がかなりいるんです。

羞恥心や命に関わらないだろうという気持ちから、受診が遅れがちなんだよね。
特に若い世代ほどその傾向があるわ。

こういった患者には、泌尿器の垣根は高くないことや継続受診の必要性を指導する必要があります。

意外と多くの方が症状が改善すれば、内服も受診もやめてしまいますが、泌尿器疾患は繰り返しやすいことなどを伝えておかないといけません。

泌尿器科の看護はライフスタイルを援助する

泌尿器は一見マイナーな診療科に思われがちですが、内視鏡や超音波の知識も身につきますし、最先端の医療もしています。

転職先としてお勧めできるのが、そのように勉強になることが多いことと、やはり羞恥心に配慮してうまく処置や検査を進めるのには、ちょっと経験した看護師の方が良いかなと思う点です。

そして、泌尿器の看護師のやりがいはその方のライフスタイルに直結して援助できる点です。

頻尿や尿路変更などの尿路系のトラブルは外出もしたくなくなるし、人に会うのも躊躇したりしがちね。
そういう方が、明るく外出したり仕事や趣味を楽しめるように援助するのが泌尿器の看護師の仕事なのね。
治療経過の反応もすぐみられるし、募集が無いか見てみようかなあ?

泌尿器科に採用されると、初めは処置が多かったり意外とハードワークだったりと疲れるかもしれませんが、患者が明るく変化していく過程をみることもできることに気付くでしょう。

シビアな疾患もありますが、ぜひチャレンジしてみることをおすすめします。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。