急性期を辞めたい…急性期が合わない看護師は慢性期に転職すべき?
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『みかん』さん、急性期が合わないって考えているようですね。
実は急性期が合わないって考えている看護師さんって少なくないんですよ。急性期よりもゆっくり働けそうな慢性期に転職するべきか考えているって場合もけっこうあるんです。
急性期が合わないと考えている看護師さんは、いったいどういった理由で急性期が合わないと考えているのか知りたくないですか?
今回は急性期が合わないと考えている看護師さんたちはなぜそう思っているのか理由を探って、急性期が合わない場合は慢性期に転職したほうがいいのか考えてみたいと思います。
急性期が合わない、辞めたい。その理由は?
まあまあ。確かに急性期をやめたいと考える理由は人それぞれ。でも、急性期を辞めたいと考えている看護師さんの意見を伺って整理してみると、大きく分けて3つのカテゴリーに分類されるようです。
- 急性期の待遇が合わない
- 急性期の仕事内容が合わない
- 急性期スタッフとの人間関係に問題がある
まずは、急性期を辞めたい・急性期が合わないと考える理由を一つずつ見ていきましょう。
急性期の待遇が合わない
いや、当たらずとも遠からずですよ。急性期の待遇が合わないと考える理由も大きく2つに分かれるんです。
- 給料・休み・残業など労働条件や給与に不満がある
- 自分のワーク・ライフ・バランスに合わないためやめたい
給料・休み・残業など労働条件や給与に不満がある
・・・まあ、つまり労働条件や待遇が限りなくブラックに近いところですね。この場合は急性期に関係なく、その病院の体制自体に問題ありなわけですから、きっぱりと転職を勧めます。絶対もっと待遇の良い病院があるはずです!
こちらの記事も参考にしてみてくださいね→給料は安いのに仕事がきつい!ブラック病院を脱出してホワイト病院への転職のススメ
急性期が自分のワーク・ライフ・バランスに合わない
「仕事と生活の調和」って訳されます。内閣府の定義ではこんな風に言われていますよ。
「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」
結婚や育児・子育て・家族の事情なんかで今までの生活サイクルと違う状況になることってありますよね?
急性期で働き続けたくても働けない状況になることだってありますし、ましてや家族や家庭を犠牲にしてまで急性期で頑張らなくてもいいと思います。
こういった場合、総合病院にお勤めならば時間的余裕のある慢性期病棟に異動するのもいいと思います。また、思い切って夜勤のないクリニックや慢性期病院に転職するのもいいかもしれません。
急性期の仕事内容が合わない
そうなんです。病棟の配属希望がそのまま通るとは限らないですよね?たまたま配属された急性期が自分に合っているのならそれはとてもラッキーな事。
ですが、中には急性期の仕事内容のこんなところが合わないって毎日思い悩んでいる看護師さんが多いんですよ。たとえば・・・
- 患者さんとじっくり関われる看護がしたい
- 生死に立ち会うのが辛い
- 急変など予測不能な事態に対処するのが苦手
- 性格的にどうしても合わない
では、それぞれについて説明しますね。
患者さんとじっくり関われる看護がしたい
急性期は患者さんの入れ替わりが激しく、回復したら自宅に戻るか、長期入院が見込まれる場合は転棟・転院してしまうため、急性期に残ることはまずありません。
患者さんとじっくり時間をかけて関わる看護がしたい場合、慢性期はまさに理想だといえるのではないでしょうか?また、リハビリ施設などの回復期病院・病棟も患者さんとじっくり関われるのが特徴です。
生死に立ち会うのが辛い
急性期では生命の危機状態にある患者さんたちが多い場所。治療の効果があってメキメキ回復される場合がある反面、いくら手を尽くしても救えない命もあります。
生死の場面に立ち合うのは看護師であっても辛いことに変わりはなく、大きなストレスになります。
急性期で生死に立ち会うのがどうしても辛いならば、慢性期に転職を考えてみるのも良いと思います。慢性期でも比較的急変が少ない病棟やクリニックが転職先におすすめです。
急変など予測不能な事態に対処するのが苦手
急性期は患者さんの状態が安定しません。突然予測しない急変が起こったりもしますので、看護師は常にチェックの目を光らせていなければなりません。
また、急変など予測不能な事態が起こってもテキパキと対応しなければならず看護師は常にプレッシャーを抱えています。
急変など予測不能な事態に対応するのが苦手な場合、毎日の業務がルーチン化している慢性期がおすすめです。やることがだいたい決まっていますので、常にプレッシャーを抱えつつ看護するということは少なくなると思います。
性格的にどうしても合わない
急性期はどちらかと言うとテキパキした性格のほうが合う病棟かもしれません。性格的に急性期がどうしても合わないならば、慢性期に限らず自分の性格にあった病院を選ぶ方がいいですね。
急性期のスタッフとの人間関係が合わない
急性期は患者さんの状態が安定しません。もし、病状の変化に気づくのが少しでも遅れれば、今後の状態に大きく影響しかねないですし、看護者は常にプレッシャーがあります。
そんな環境ですからスタッフ同士がピリピリしてしまうこともあると思いますし、ミスが無くなるようにと新人指導に熱が入ってしまうかもしれません。
しかし、それがまるでイビリのような過剰な新人指導になってしまったり、フォローしあう関係であるはずのスタッフ同士が、お互いをギスギスと攻撃し合うような関係だったり・・・こんなんじゃはっきり言って仕事以前の問題です。
この場合、我慢してそこで仕事を続けるよりは転職をおすすめします。もしくは総合病院の場合は他の病棟に異動希望を出しましょう。そしてできればそんな現状を信頼できる上司に相談すべきです。
急性期を辞めたい理由はさまざま。慢性期転職が良いパターンも
急性期が合わない、急性期を辞めたいって思う理由はさまざまです。まずはその理由を突き詰めて、どんなところが急性期で働く上での問題点なのか考えてみてください。
場合によっては急性期のもっと条件の良い病院に転職したほうが良い場合もありますし、慢性期に転職したほうがもっと生き生きと働ける環境なのかもしれませんよ。
急性期から慢性期に転職するにあたっては、情報収集が一番大事。ブラック病院に当たらないためにも看護師求人サイトで情報収集するのもいいかもしれません。
慢性期への転職について詳しくは、「慢性期病院・病棟の看護師求人はこう選ぶ!慢性期への転職で失敗しないために」をお読みください。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。