年齢制限がある看護師求人と年齢不問の職場を見極めて転職する方法
PRyumi
子供の年齢と自分の年齢をにらっめっこしての転職のタイミング。自分の好きなタイミングにしたとして、「年齢的にベストな転職年齢ってるのかな?」と思いますよね。
何だかもめごとの種になってしまいましたが…。看護師が転職をしようとするとき、気になるのが自分の年齢。
『ゆず』の様に年齢を重ねることが気になってはいても、家庭の縛りがあり、自分の年齢だけを考えて転職することが出来ない看護師も多いもの。
この記事では、「転職するときの看護師の年齢ってやっぱりネックになるのかなあ」と思っている皆さんへ、転職にベストな年齢をご紹介します。
看護師の転職に年齢制限はあるの?
資格さえあれば、いくらでも、何歳でも仕事があると思われがちな看護師。本当に、転職の年齢制限はないのでしょうか?
実は、違うんですね~。表向きは「年齢不問」としている求人も、実はターゲットとなる年齢が決まっている場合があるんです。
「看護師はいくらでも職はあるから」と気軽に転職を繰り返していると、イザという時につきたい仕事に就けない、ということになりかねません。
では、具体的に年齢制限がある求人を見ていきましょう。
年齢制限がある看護師求人
実際に年齢制限があると思われる転職先は次の通りです。
美容クリニック
コチラは当然ですが20代までの採用が多いでしょう。
お客さんからしたら、美容クリニックの看護師は看板みたいなもの。若くてきれいな看護師が働いていれば「私も施術しようかしら…」と思いますからね。
一昔前は「若い美人」しか採用しなかったのですが、最近では「天然の美人」でなくても良いのかもしれない…と思います。
(これは私自身が美容クリニックに通院したり、ホームページに出ている看護師を見て感じた個人的感想ですが…。)
キラキラした美容業界に転職できるのは20代まで…。でも、そこに20代で行くと、病棟で出来る看護のスキルが身につきません。
その後もずっと美容関係か、スキルが高くなくてもできる業界(介護関連など)で働くつもりなら良いです。でも、ここでの選択は、その後のキャリアに大きく影響するでしょう。
治験コーディネーター(CRC)
病院以外の看護師求人で人気の仕事であるCRCですが、実際の採用は35歳くらいまでが多いですね。
製薬会社の新薬と、治験患者さんを結ぶ役割があるCRC。会社員になり、各病院と会社を行ったり来たり…。移動も多く、先生と患者さんの間で気も体力も使います。
私が勤務する病院にもCRCが来ていましたが、「若い人が多いんだな…」という印象でしたね。
柔軟なコミュニケーション力が必要なこともあります。でも、楽しそうに担当者と先生が話しているのを見ると、単純に「先生方が若い人を好むからなのかな?」ということも見ていて感じました。
公立病院
正職員は35歳くらいまでの採用。臨時職員やパートには年齢制限がないところが多いですね。(地域によります)
市立病院や県立病院などの公立病院の正職員募集には「〇〇年以降に看護学校を卒業したもの」とはっきり書いてある求人も存在します。
実際に中で勤務している人は経験が長い看護師も多いのですが、「中途採用者で経験があると給料加算しなければならず、コストがかかるから」ということで、年齢制限を設けているということもあるのでしょう。
急性期一般病院・大学病院
「若い人を育てたい」という病院の方針もありますが、単純に体力的にきつい病院なので、若くないと勤まりません。
周りも若い世代ばかりなので、年齢を重ねてから急性期の忙しい病院に転職しても人間関係でなじみにくく、難しい側面があるでしょう。
年齢不問!年齢制限がない看護師求人
年齢制限がある募集とは反対に、「何歳でもウェルカム!」という年齢不問の看護師求人も存在します。
それは、介護保険を使った施設です。
何故かというと、必ず必要な人員が決まっているのに人が集まりにくく、離職率が高いからですね。
医療行為もないためスキルアップがしにくいので、看護師からしたらやりがいを感じにくいのが現実です。
「介護系は何歳になってもい転職できるからわざわざ今いかなくても良いか…」と思って若い世代に敬遠されがちなのも事実ですね。
でも、看護関連施設に比較的若いうちに転職し、長く勤務すれば退職金が積み重なっていくというメリットがあります。
転職先が求める年齢を知る方法はある?
男女雇用機会均等法が発令され、仕事を男女や年齢で差別してはならない、となったのは表向きのこと。
実際は、求人先が採用したい年齢層は決まっています。
それが、はっきり言えなくなったんですよね。
隠している本音を知りたければ、看護師求人サイトに間に入って貰って転職先として狙っている求人が欲しい年齢を探ってもらうというのも一つの方法。
あとは、自分で見る方法もあります。
求人票に使われている言葉に注目
「20代が活躍中!」とか、「子育て中主婦も歓迎!」など。これは「若い人を募集しています」と言っているようなものです。
求人票に記載がなくても、問い合わせる時や病院見学のときに、「一番多く働いている年代はどのくらいですか?」と聞いてみるのもいいでしょう。
その回答が、先方がほしがっている年齢層です。
書類を送ってみる
求人の募集要項に「まずは書類を送ってください」と書いてあるものもあります。
これは、職歴も見ていますが、年齢を確認してしているのですよね。この書類選考で落ちる、ということは年齢で落ちたということも考えられれます。
私も年齢で落ちたことがありますよ。とっても大きな急性期の総合病院でした。後で受けた新卒・経験なしの友人は受かっていましたから、看護部長や院長が若い人をとるという方針だったのでしょうね。
は、はいありがとうございます…。
結局ベストな転職年齢は?
結論から言うと、転職先を選びやすいのは特殊中な科目(美容系など)でない限り、35歳くらいまで、遅くとも40歳までが良いでしょう。
新しいことに慣れるには気力も体力も使います。
また、考えが年齢とともに頑固になっていくことは、いろんな年代の患者さんと接してきて私たち看護師が一番理解しているはず。
看護師だって年齢を重ねれば頑固になるし、新しい職場に柔軟に対応していくのが難しくなります。
以前勤務していた病院に40代後半の方が中途で入ってきましたが…周囲となじみにくく、なかなか覚えてくれず、私たち迎え入れる側も苦労しました。
年齢だけでなく、本人のパーソナリティの問題もあったのでしょうけど。
でも、40代超えての転職がダメであったり、年齢で落とされたとしても落ち込むことはありません。
たまたま先方の求める年代ではなかった、相性が悪かったという事。あなたの年齢そのものが否定されてるわけでは無いのですから。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。