ネイルOKや髪型自由などオシャレができる看護師の求人ってあるの?
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そうですね。患者の採血をする時などにさりげなく綺麗なネイルなどを見つけて、いいなあと思っちゃうときありますよね。
ただ、ネイルは確かに業務に支障がありそうですが、髪色やピアスなどは特別看護業務に支障はなさそうです。
ネイルも凶器になりそうなものでなければ、良さそうな気がしませんか?
そうなんですよね。
看護師はやっぱりネイル、ピアス、髪色の自由は駄目なんでしょうか。ネイルができるような求人はあるでしょうか。
看護師はどうしてオシャレできないの?
特別業務に支障のなさそうな範囲のオシャレでも、看護師はしない・できないことが多いですよね。
これって考えてみれば変な気もします。
一日手洗いの連続でネイルは駄目だなと思うし、機能的に仕事したいから髪はギュッと束ねるだけとなると、確かに年ごとの娘としてはオシャレでは無いですよね。
看護師の服装の変遷
看護師の服装・いわゆる制服をナイチンゲールの時代までさかのぼると、元々は尼僧の長いワンピースが起源なんですね。
日本でもその影響で、長いスカートが看護師の制服でした。
洋装で働くことで、自立した職業婦人であるという意味合いもあったようです。
また、ナースキャップも尼僧がベールを被っていたことが起源です。
頭に象徴的なものを被ることは看護師のスタイルになっていきました。
頭に象徴を被ることで、それに合う黒髪やお団子の髪型が選ばれるようになります。
1960年代頃になり、ようやく看護師の制服は機能性が重視されるようになります。
動きやすい乾きやすい素材や、制電性の高い素材が使われ始めるんですね。
1970年代になると、その動きが本格化しパンツスタイルが出現し、ナースキャップも動きづらさや不衛生の観点から廃止され始めます。
そして、制服自体は段々とデザイナーズブランドなどおしゃれになってきます。
ただ、いまだにその尼僧スタイルの厳かなイメージ、白衣の天使という象徴から抜け出せない看護師の現状があります。
自分たちも患者さんたちの目線も考えると、なかなかその白衣のイメージを壊せず、機能的に無理が無いはずのおしゃれもしづらいのでしょう。
看護師の本音は?
それでは、看護師は本当はどう思っているのでしょうか?
ある調査によると、看護師の半分は実はおしゃれを楽しみたいと思っています。
しかし、実際にできるおしゃれはネイルは足だけ、ピアスは小ぶりなものなど控えめであるべきという意見が大半でした。
そのようですね。
髪色も茶髪など明るい髪色くらいは良いのではという声があるものの、グレーやピンク、金色に近い髪色はやりすぎという声があります。
看護師自身が「患者からの見た目」を意識しています。
しかし、派手すぎない自然なカラーになるハイライトを入れたような髪色は、比較的いいのではという意見が多いですね。
ネイルも透明なものならOKという意見が多くあります。
しかし、このように仕事中は目立たないオシャレにして本格的なおしゃれは休日にするという方も多いようです。
しかし、休日に凝ったネイルをしてもその次の日が勤務だと落とすのが大変で、結局いつの間にかしなくなったという方も少なくありません。
ネイルや髪型を自由にできる職場ってあるの?
看護師の本音は「おしゃれしたいけど、やっぱり職業的に相応しくないのでは?」というものでした。
また、休日との切り替えが大変という意見も多くあります。
それなら、ネイルや髪型を自由にできる職場があればどうでしょうか。ネイルや髪型を自由にできる職場を探してみましょう。
美容外科
やはり美容外科に来る患者さんは、綺麗になりたくて来院される方が多いでしょう。
そこで、看護師側も綺麗にオシャレして良さそうですよね。
美容外科の求人をみると、ネイルや髪型自由という項目が出てきます。
確かにおしゃれしやすい職場のようですね。
ただ、むしろ肌や髪を健康的に美しくしておかないといけないので、日々の基本的なケアに手が抜けないという苦労も聞きます。
朝のメイクも念入りにする必要があり、それが楽しい方には向いているのではないでしょうか。
また、施設によっては制服も自由で好きな色の制服を着て良いところもあります。
●美容外科の難点
おしゃれしやすい職場にはなりますが、むしろスタッフが綺麗にしていないと来院した患者さんが不信感を持ってしまうので、ケアに手は抜けません。
また、美容外科は今までの医療ケアとは全く違う世界なので勉強することは山ほどあります。
患者さんも病気治療と違って、綺麗になるために来院されるので欲求は高くなります。
患者さんというより、お客様という視点に変えられることも必要です。
健診のアルバイト
看護師の転職サイトで髪型や服装自由で検索してみると、健診のアルバイトやパートでいくつか求人が出てきます。
ケア的な部分が少なく業務上の支障が少ないこと、また、特に期間限定の求人などになるとあまり規律厳しくできないという事情があるようです。
きちんと採血が出来れば問題ないので、健診車などに乗る看護師は比較的自由にオシャレをしている方がいます。
●健診のアルバイトの難点
健診のアルバイトは、オシャレに関しては比較的融通がきくところが多くあります。
しかし、ネイルに関しては同僚などに注意されてしまうこともあるんです。
採血などがメインの仕事なので、手先は患者も看護師も注視しますよね。採血という仕事自体も指先の感覚が大事です。
それらから、派手なネイルだけは歓迎されない傾向があるのです。
企業看護師
企業によりますが、一般的な企業に産業看護師として勤務する際は会社員となるので比較的自由におしゃれできるでしょう。
採血や清拭などネイルが取れてしまう仕事も無いので、オンオフと切り替える手間もありません。
ただ、会社員なのである程度のオシャレはできますが、これは企業によって大きく違います。
オシャレに寛容で他のスタッフもオシャレしている職場なら良いですが、厳しい規律の職場もあります。
また、どんなその企業の扱う内容によっても変わってきます。
●企業看護師の難点
企業内が服装や髪形自由でも、看護師として勤務していると「看護師なんだから清潔感を持って」と言われたり、色眼鏡で見られたという方も聞きます。
それはありますね。一度できた固定概念を翻すのは難しいものです。
自由なオシャレを目指したければ、自分の働き方や仕事態度などで評価を上げていくことも意識しましょう。
そのほか
そのほか、少数ですが転職サイトや記事などでデイサービスなど福祉系で髪型自由などの求人が見つかります。
しかし実際に勤務した方の意見を聞いてみると、やはり先輩に注意されたり、利用者に看護師と思われなかったという声があります。
福祉系や保育園看護師の求人はありますが、おしゃれに関してはおすすめできないという気がします。
やはり、仕事中もおしゃれを楽しみたい方は「美容」を前面に押し出した美容外科のような職場がおすすめです。
看護師だってオシャレしたい!
やはり結局看護師はオシャレとは縁遠くなる運命なのでしょうか?
今現在も足の爪だけネイルしたり、目立たないオシャレで自分を飾っている方はいます。
肌なども気を使ってきれいにしている方もいますよね。
看護師をしながらオシャレをするのはやはり容易ではありませんが、オシャレをすることで気持ちが上向くこともあります。
高齢の女性患者にメイクをするとリハビリがはかどるという結果もあるように、オシャレはテンションを上げるのに大事なんですね。
やはり現状では業務中に看護師に出来るオシャレには限度がありますが、足の爪をちょっと光らせてみたり、髪色をハイライトにしてみたり、それだけでも気持ちが上がるかもしれません。
看護師がきれいなら、職場も明るく患者さんも嬉しくなるでしょう。
出来ることから少しずつ、私たちが現状を変えていければいいですね。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。