すぐに実践できる!ママ看護師が教える「仕事と育児の両立方法」
PRyumi
ゆずのように、ずっと働きながら、看護師と育児を両立していくことの難しさを感じているナースは多いもの。私も、育児の悩みは尽きませんし、「働き方ってこれでいいのかな・・」と迷いは多いんです。
『桃代』の言う通りですね。この記事では、迷いながらも子育てと仕事を続けていく方法を、私の経験を踏まえてお伝えいたします。
看護師の仕事への理解を得る
看護師に限ったことではありませんが、子育てと仕事の両立のための初めの一歩です。
今の若い世代の夫婦は「共働き大歓迎」という夫が多いのですが、「でも僕は育児や家事はやらないよ。」という夫も多いものです。
夫からの理解・協力を得る
夫の出勤時間や帰宅時間により保育園の送迎、毎日のお風呂など育児や家事にどのくらい協力できるかは変わってきます。
共働きを始める前に、出来ることをどのくらい協力してもらえるのか、話しておきましょう。
『桃代』の言うように時代もありますが、職場復帰の前に話し合って「朝の保育園の送り」・「熱を出して連絡があった時」など夫婦どちらが行くかを決めておくといいですね。
そうなんです。共働きをすることで家族にとってどんなメリットがあるか、夫にプレゼンしましょう。
世帯収入がどのくらい増えるのか数字で表したり、家族旅行が豪華になるなどと伝えたり。
子供からの理解
私の子供は2歳で保育園に行き始めましたが、登園時には毎回大泣きでした。「どうして私を預けて仕事に行くのか」と訴え続けられたこともあります。
情緒の反応として考えればとても健康的なのですが、親としては出勤前に毎日泣かれるとぐったりしますよね。
その時は「保育園に預けているからと言ってあなたの事を忘れている訳ではない」ことを説明しました。
私が病院でどんな仕事をしているのか、どんなところで仕事しているのか連れて行ったり、病院の食事会に連れて行ったこともあります。
子供にも仕事の理解を得てもらうための説明も必要なんですね。
子育ての協力体制を整える
保育園や学童を決めたのはいいけど、緊急時のことを考えていないと自分も子供も困ります。
- 熱を出した時
- 登園禁止の感染症にかかった時
- 自然災害で休校になった時
など、子供の緊急事態時の協力者を決めておかなければいけません。
協力者とは良い関係を築く
子供をお願いする人とは、お互い困ったときに助け合えるよう、こまめに連絡を取り合います。
「ここで働くのでよろしくね」など挨拶しておくといいですね。もちろん、預かってもらったら、お礼は忘れずに。
体調不良時にどうするか
保育園や学校は健康な子供が登園・登校する場所であり、体調の悪い子供は通うことはできません。
感染症にかかった場合は学校保健法で登園や登校が可能となる日数が決められています。例を挙げると下記のようなものです。
- インフルエンザは発症後5日かつ解熱後2日
- 水疱瘡であればすべての発疹がかさぶたになるまで
小さな子供は感染症にかかりやすいので、すべての決まりを守っていたらどのくらいの欠勤になるのかと恐ろしくなります。
兄弟がいる場合、交替で感染症にかかりますしね。
●いつでも病児保育室に預けられる準備を
仕事に行かなくてはならないときに子供が感染症になってしまったら、病児保育室(病後児保育室)を使いましょう。
病児保育室であれば、感染症にかかっていて登園許可が出ていない子でも、1日2000円ほどで保育してくれます。事前に書類を提出しての登録が必要で予約制なので、いつでも利用できるように登録しておきましょう。
ただし、「ノロウィルスに感染している子供は預かれません」とするところなど、受け入れ可能な疾患は病児保育室により決まっているので注意が必要です。あらかじめ確認しておきましょう。
●どこの病院に連れいていくか事前にチェック
安心して子供を連れていけるかかりつけ医を決めておくのも大事です。小児科はここ、耳鼻科はここ、といったように診療科ごと決めて、家族と情報を共有しておきましょう。
それだけでなく、夕方や休日に子供の具合が悪くなった時のために夜間急病センターや休日診療所の「場所・連絡先・診療時間」も確認し、携帯電話の連絡先に登録しておくと良いですね。
事前に準備しておくと、いざというとき慌てずに済みますよ。
家事の効率を上げる
機械に頼る
私の場合、勤務時間を延ばすと決めた時に家電を買い足しました。
掃除はお掃除ロボット、野菜はフードプロセッサーで刻む。食洗器もフル稼働。オーブンレンジも今では唐揚げや天ぷらを作れるものもありますね。
シリコンスチーマーや蒸し器も1度に何品もの料理ができて便利です。
布団を干せないことが多くなるので布団乾燥機を。機械に頼れる部分は徹底的に機械頼みでいいと思います。
時間配分の工夫
忙しい時間帯に家事が集中する場合、時間配分を変えて行いました。
朝は忙しいので、洗濯は夜のうちに済ませ、室内干し。
料理は休日に1週間分作り置きし、帰ってきたら温めるだけにするなど。作り置きレシピや冷凍保存レシピも研究し、どうしたら夕方の時間が短縮できるかを考えました。
しかし、いろいろ時間を工夫をしても疲れているとやり切れないこともあります。
頑張りすぎるとすべてが嫌になるので、適度に手を抜くことが必要ですね。
私はお総菜やお弁当で子供を育てたくないので買っていませんが、出来ている食品に頼る日があってもいいと思います。
後は夫にも家事の協力をしてもらうことですね。家は洗い物、洗濯、洗濯をたたむのをやってもらっています。
職場への気配り
子育てをしながら仕事をしていると、どうしても避けられないのが急な欠勤。
外来であれ病棟であれ、必要な人数だから配置されているのであって、いくらでも休んでいい人員など一人もいません。
「誰かが欠勤する」ということは、誰かに負担がかかっているということなのです。
子育て経験者の多い職場であれば、欠勤明けでも「お子さん大丈夫?」とか、「無理しないで」と声をかけてくださいます。母親の気持ちがわかるからですね。
しかし、その優しさは当たり前のことではありません。
休んだ時に、「自分の分を誰かが助けてくれたのだ」ということに思いをはせ、感謝の言葉はきちんと口に出しましょう。
どこでもそうだと思いますが、私は欠勤明けには「お休みありがとうございました」と皆さんに声をかけています。逆の立場だったら、欠勤者のフォローばかりではやりきれないですものね。
感謝の気持ちを持とう
ダメッてことは無いんですけどね。家庭の状況はそれぞれですが・・
子供が元気に保育園や学校に行ってくれる。夫が元気で働いてくれる。親の介護がない。どれかかけても、自分は働けない。
そう思うと、子供にも夫にも・・感謝ですね。感謝の気持ちを持つと、周囲の人に優しくなったりします。お母さんが優しいと周りが幸せです。
もちろん、気持ちに余裕がないと感謝の気持ちも欠けてしまうことがありますから、働きやすい環境の職場で働くのも大事ですよ。
感謝の気持ちを忘れずに、子育てと仕事の両立を実践してみてください。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。