看護師が産休中にやることは?ママナースが教える産休中の過ごし方
PRまこ
身重の身体で激務を耐えぬいて、いざ産休へ!一先ず開放感に満たされるかと思います。
ただ、夏休みなど両手を挙げて楽しめるフリーダムな休暇とはひと味違いますね。そんな産休、何をどうして過ごせばよいのでしょう。
お勧めの過ごし方をまとめてみました。
産休中の看護師におすすめの過ごし方
産休期間ともなると、お腹も大きくなり素早い動作は困難、立ち上がりも掛け声が要る時期ですね。
そんな産休、何をして過ごせば良いのか、しておくべき事、しておいた方が良い事をまとめてみました。
産休中に絶対にしておくべき項目
●妊婦検診
臨月ともなると、検診の頻度が増えます。検診結果次第で産休中の過ごし方も変わります。
少しでも変わった事があればすぐに産院に連絡し、診てもらいましょう。家でのんびり…と思っていたら、急な入院や安静指示が出る場合もあります。
私も妊娠34週の定期検診で切迫早産と診断され、帰る暇なく即入院となりました。
産休に入り、改めて安静時のお腹の張り具合を確認してみて下さいね。
●必要物品の購入・準備
出産時の入院の準備として、パジャマや洗面用具など必要なものをまとめ、いつ陣痛がきても良いようにしておきます。
また、赤ちゃんを迎える準備も大切です。産着やおくるみ、ベビーベッドや抱っこ紐など。
●陣痛がきた時の入院経路を決めておく
いざ陣痛がきた時に、どうやって産院まで行くのかを話し合っておきましょう。
日中なら旦那さんに連絡し、帰宅を待ってから一緒に行くのか、両親や義両親など親族と行くのか。車?タクシー?歩き?などなど、平日・休日・日中・夜間と様々な状況を想定して決めておいて下さい。
●産後、行政や職場に提出する書類をまとめておく
出産したら、色々な書類を行政又は勤務先に提出しなければなりません。
産後は赤ちゃんの事が優先されると思うので、予め何をどこに提出する必要があるのか把握しておき、それら書類をまとめておく事が大切です。
●部屋の片付け、大掃除
退院後の赤ちゃんが住み良い空間作りをしておく必要があります。
赤ちゃんを寝かせる場所を確保し、その周辺に危険な物は無いか、床から天井に至るまで要確認。
●小児科チェック
かかりつけの小児科を確認しておきましょう。
生後2ヶ月から、予防接種もありますし、風邪や病気に罹った時に近くに小児科があるかどうかの確認は大切です。
小児科の存在だけでなく、診察時間の確認も重要です。健診日なので、夜間(夕方から)しか一般診察が出来ないといった事情もあります。
以上の項目は必須です。
続いて、しておいた方が良い事、私自身しておけば良かったー!と思う事をまとめました。
産休中にしておいた方がよい項目
●マタニティ〇〇
母親学級を含む、マタニティスポーツ・ヨガ・胎教など。
妊娠中、ましてや臨月ともなるとアクティブに身体を動かすことは困難。でも、出産時にある程度の体力を付けておくために色々なマタニティ活動をしてみるのもお勧めです。
何せ分娩は体力勝負!マタニティ教室に通う事で、リフレッシュにもなりますし、分娩や産後に備える体力も維持出来ます。
なによりママ友(マタ友)が出来る機会となります。
●友人とランチ
赤ちゃんが産まれてからは、なかなかゆっくり友人とランチにいけないのが現状。
まして、流行りのお洒落なカフェなんぞもってのほか!今後はオムツ替えコーナーや授乳室完備のお店を探すようになります。
冬に産まれた場合は、新生児期は軽い自宅軟禁状態です。もちろん、家族が赤ちゃんを見てくれている、託児所に預けられる状況なら話は別ですが。
●夫婦の時間を
赤ちゃんが産まれてからは、なかなか2人の時間を作るのが難しくなります。映画館やコンサート、静かな高級レストランなんぞは赤子連れでは行けません。
貴重な夫婦の時間を満喫するべく、赤ちゃん連れでは行きにくい場所へのデートをしておくのも良いでしょう。
産前旅行という手もありますが、臨月なので、行くとなると行き先や交通手段を入念に検討しましょう。旅行先の産婦人科の病院もリサーチし、予め診てもらっている婦人科の医師にも相談しましょう。
●趣味に明け暮れる
赤ちゃんが産まれてからしばらくは、自分の趣味に費やす時間は皆無といっても大袈裟ではありません。
そのため、自分の好きな事に没頭してみるのはどうでしょう。読書や、好きな映画・ドラマをひたすら観るなど!
産後は趣味の時間があるなら、1分1秒でも寝たいと思う生活が始まります。
例えるなら、夜勤明けに興味のない勉強会を師長さんに勧められ、しぶしぶ出席している時の気持ちに近い睡眠欲求です。
また、子供のためのベビー用品を作ったり、育児書を読み漁るのも楽しみながら出来る活動ではないでしょうか。
●マタニティフォトを撮りに行く
マタニティフォト。記念に1枚どうですか。
ただ、妊娠中ってやたらお腹周りの毛が濃くなります。処理すれば良いのでしょうかね。更に、人によっては(私のことですが)お臍が裏返って、デベソになります。
●保育園の下調べ
いわゆる「保活」。育休に入ってから本格的に行う人もいるでしょうが、ある程度の目星を付けておくことも大切です。
育休期間より時間の余裕がある産休期間中に、調べておけば育休中に少し時間のゆとりが出来るかもしれませんね。
以上は、どちらかと言えば1人目出産前や産休中についてですが、2人目以降はどうでしょうか?
2人目以降となると、赤ちゃんを迎える準備は経験済みなので、あまり深く考えずにどーんと構えていれば良いのでしょう。
また、上の子との触れ合い時間をいつも以上に費やす事も大切です。2人目が産まれると、なかなか今まで通りに上の子と接するのは難しいものですからね。
産休中、やりたい事は沢山でてくるかもしれませんが、基本はしっかり休息する事です。
赤ちゃんが産まれたその日から(細かく言えば、退院して家に帰った日から)生活習慣が180度変わります。
出産のためにも、産後のためにも、元より赤子のためにも、産休中は十分に休養を取りつつ、束の間の自分の時間を楽しんでみて下さい。
産休中の看護師は副業ありなし?
産休中は出産手当金は出ますが、基本的に無給となります。
産休中にパートやアルバイトをしても良い?!
労働基準法における母性保護規定により、「産前6週の女性が請求した場合には働かせいてはいけない。産後8週の女性を働かせてはいけない」とあります。
ただ、勤務地の病院やクリニックが副業を認めていなければ話は別。
産休中に取得したいおすすめの資格
特に、自分の時間を有効に活用できる産休中は資格を取得するにはもってこいの期間です。
以下に短期間(最短2〜3日)で取得可能な医療系資格を書き連ねてみました。
資格の内容や取得方法は看護師のキャリアアップ白書でも分かりやすくまとめられています。
取得した資格をどう生かす!?
資格を取得することは復帰後の働き方に影響を及ぼします。自分の所属する科の専門性を更に高めるもヨシ!他分野の資格を取って、今後の部署異動や転職に備えるもヨシ!有効な時間の活用法の一つと言えますね。
産休中の第一目標は、しっかり休んで母子ともに分娩に望める体力を備えておく事!その上で資格取得を目指してみるのもよいでしょう。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。