皮膚科の看護師求人を探す前に知っておきたいこと~転職事情と募集の選び方~
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皮膚科で働く看護師の仕事は、確かに生命レベルの重症者はいないので急変やそれによる残業は少ないでしょう。
しかし、よく選ばないとちょっとした落とし穴がある場合があります。
そうなんです。皮膚科は季節によっては激混みします。また案外処置が多く、覚えることも多いこともあります。
どんな皮膚科を選べば皮膚科に勤務するメリットを最大限に受けられるか、参考にしてみてください。
皮膚科の看護師求人を探す上で知っておきたいこと
皮膚科に関して、単一の診療科で入院病棟もあってという病院はなかなか無いのが現状です。
その理由として、皮膚科単科ではなかなか採算がとれないのが現状としてあるからなのです。
ただ、メインの診療科としては採算上成り立たないことも多いけれど、無くてはならない診療科として皮膚科のウェイトは高いものです。
また、皮膚科の特徴として軽症でも季節によっては患者数が多く残務を余儀なくされることもあります。
季節によって流行がある疾患が多いからなのですが、そのような時の対応を確認することも大切です。
繁忙期の対応については、よくよく確認しましょう。
皮膚科がある医療機関とは、どんな種類の施設があるでしょうか。
また、その施設の看護師の求人についてご説明します。
総合病院・大学病院の外来の皮膚科求人
皮膚科の需要は高いので、特に入院病床を持っている病院などではたいていは皮膚科があります。
このような理由で、何らかの形で皮膚科医を確保していることは多いでしょう。ただ、皮膚科の力の入れ方に違いはあります。
常勤医が居て、毎日外来と病棟を回っている施設もあります。
他に、常勤医でなく他の病院から週に何回か出張で皮膚科医が来ているという病院もあります。
皮膚科を掲げていてもどのような診療体制かを調べる必要があるでしょう。
入院病床を持つ病院
あまり多くはありませんが、皮膚科としての入院をとっている施設もあります。
しかし、皮膚科だけでフロアを占めていることは少なく、他の診療科との混合病床であることは多くはなるでしょう。
皮膚科は外来診療で済む疾患や状態が多く、手術といっても日帰り手術で良いことがほとんどです。
しかし、悪性腫瘍など全身麻酔で行わなければいけない疾患もあります。
地域の中核病院などで、そういった皮膚科重症患者の転送先になっている施設になるでしょう。
総合病院・大学病院の外来の看護師の求人の選び方
総合病院や地域の大学病院の場合でも、外来であっても入院であっても皮膚科だけを看るのは難しいかもしれません。
外来の一診療科として皮膚科を看るか、入院していても皮膚科はほとんどが他の診療科との混合病棟になることが多いでしょう。
そうですね。総合病院や大学病院の皮膚科での勤務を希望しても、個人ではなかなか探せないでしょう。転職サイトなどの活用をおすすめします。
また、大病院の場合は配属先が自由にならない場合もあります。あらかじめ希望を伝えて、根気よくその時を待つ必要があるときもあります。
総合病院や大学病院を選ぶときのポイントを挙げます。
- 皮膚科は外来だけか、入院設備もあるか?
- 外来だけであれば医師は常勤医がいるか?
- 多い疾患や処置は何か?入院対応の必要な手術も行っているか?
- 配属先の希望をすることは可能か?
- 外来勤務になった場合、皮膚科以外の診療科も兼ねるのか?
- 多忙な時期のヘルプはあるか?その際の残業の有無と手当はどうなっているか?
- 多忙でないときは他の診療科をヘルプしたりするのか?
- 研修制度などについて
などを確認しましょう。それにより、皮膚科を集中して看ることができるのかどうか分かるでしょう。
クリニックの皮膚科求人
皮膚科のクリニックは非常にたくさんあります。
皮膚科は決して敷居の高い診療科では無いのですが、なかなか皮膚のちょっとしたトラブルくらいでは大きな病院に受診しようとは思わないんですね。
生命に関わる病気だと、何時間待っても受診しようと思いますが、かゆいくらいなら市販薬で済ませたい人が多いでしょう。
受け付けから診察室が近く、駅などから近いことも多いクリニックは皮膚疾患の患者にとって重宝なのです。
ただ、クリニックによって診療内容やできる検査・処置などは違ってきますので確認が必要です。
クリニックの看護師の求人の選び方
皮膚科の看護師に関して、クリニックであれば求人数は少なくはないでしょう。
ただ、皮膚科専門医のクリニックかどうかというのも重要なポイントです。
内科や小児科などには皮膚科患者も多く来るので、一緒に掲げることが多いんですね。
ただ、そうなるとメインは内科や小児科になってしまいます。皮膚科専門医の場合は、専門医の単位をとっている認定書が掲げてあるはずです。
皮膚科のクリニック選びのポイントを挙げます。
- 現在診療している内容・多い疾患や行う検査など。
- 常駐する医師は皮膚科専門医かどうか?
- 看護師の業務内容・看護業務以外の業務はあるか?
- 多忙な時期の残業などの対応はどうしているか?
- 入院が必要な疾患の場合はどうしているか?
などを確認しましょう。また、クリニックは勤務形態がそれぞれですから、勤務時間などを確認するのは必須です。
大病院と違って、交代勤務者が居ないので繁忙期の対応をどうしているかは大事な確認事項となります。
更に、皮膚科をしっかり学んでいきたいということであれば、皮膚科にとって大切な日常生活指導をどのようにしているかについて確認すると良いですね。
クリニックの特性を活かして、患者と口頭で日常生活指導をしているようなクリニックは非常にやりがいがあるでしょう。
往診もしている皮膚科の看護師求人
老年期の患者さんで、来院するのが困難な場合往診を行っている施設もあります。
皮膚科の往診は珍しく、かなり限られた施設になってはしまいます。
皮膚科医自体が少ないので、施設内の患者を診るので精一杯で、往診までは手が回らないというのが現状なのです。
しかし、インターネットなどで検索してみるといくつか「往診もしている皮膚科」が出てきます。
往診は、患者の生活により直結してケアすることができ、経験ある看護師にとってやりがいのあるものです。
興味のある方は近隣に往診もしている皮膚科があるかどうか、調べてみてはいかがでしょうか。また転職サイトなどだと情報を受け取ることができるでしょう。
往診もしている皮膚科の看護師の求人の選び方
皮膚科において往診もしているという施設もあります。
皮膚疾患は日常生活習慣の中で発生することも多く、頻繁に通院できないような状態の方は更に悪化しやすいものです。
それに対して、往診をするというのは画期的ですし、看護師にとってもやりがいがあるでしょう。
ただ皮膚科医の不足に伴って、往診もしている皮膚科は多くはありません。
また、往診はしていても皮膚科に限っていなくて、往診として一括りになっている場合もあります。
自分が思っているような往診なのかどうか、よく確認しましょう。
逆に経験のある看護師の転職先におすすめとも言えますね。
また、皮膚科に関しては忙しい時期とある程度閑散とする時期があります。
季節によって流行がある疾患が多いからなのですが、そのような時の対応を確認することも大切です。それぞれの求人を見るポイントをお伝えします。
良い皮膚科の看護師求人を探すには?
皮膚科看護師は、ある程度ブランクがあったり家事や育児・介護との両立をしながら勤務するのに勧められます。
生命レベルの重症者や急変が無いことがその理由として多いのですが、特に評判の良い医師の施設に患者は集まりがちです。
そして、混んでいても綺麗にしてもらうには仕方ないと患者は待ち時間を耐え、看護師は更に超過勤務となるというわけですね。
よく確認して、ワークライフバランスと合った施設を探しましょう。
そうですね。皮膚がきれいになることで表情から良くなる患者は多いのです。
その瞬間に、自分自身も気持ち良く立ち会えるように、働きやすい皮膚科を探してくださいね。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。