夜勤専従・夜勤バイトで働く看護師のお給料を暴く！夜勤だけナースの年収・月収実態

そうですね。たしかにお金だけで仕事を決めるのは難しいですよね。

でも、「お金はいいです。やりがいさえあれば」なんてことは言いませんよね？

仕事を選ぶうえで、収入は考えておかなければならない大きな要素です。

夜勤専従で働く場合も例外ではありません。

夜勤専従・夜勤バイトで働く看護師の収入について、徹底解説しましょう！

まずは、求人の数は多くはありませんが、常勤（正職員）の夜勤専従看護師の給与をみてみましょう。

基本給+手当

常勤（正職員）の夜勤専従として働く場合は、交代勤務の看護師と同じ基準（給与表）の基本給＋各種手当が支給されます。

夜勤専従看護師に支給される手当には、

• 夜勤手当
• 時間外手当
• 看護師資格手当
• 通勤手当

などがあります。

夜勤手当は、夜勤専従として特別の手当てを加算しているところもあります。

（参考：日本看護協会「夜勤者の賃金処遇」）

ボーナス・退職金

常勤（正職員）であれば、賞与や退職金の支給もあります。

夜勤専従看護師の求人募集で多いのは、パートやアルバイトなどの非常勤の求人です。

夜勤１回あたりの給与

非常勤の場合は、夜勤1回あたりの給料が設定されています。

夜勤1回あたりの夜勤手当の相場

2交代の場合	25,000～30,000円
3交代の場合	12,000～15,000円

各種手当・ボーナス・退職金

非常勤の場合、その他の手当てが支給されない場合があります。

また賞与や退職金の支給はありません。

はい、そこです。

1回の夜勤手当の高額さに目がくらんでしまいますが、そこに「看護師資格手当」や「交通費（通勤手当）」などが包括されているケースがあるんですよ。

では、試しに計算してみましょう。

非常勤の夜勤専従看護師の月収・年収（換算）

「経験年数10年の正看護師」を例に考えてみましょう。

2交代で夜勤1回あたり30,000円、月に8回の夜勤とします。では、みかんちゃん計算を！

ご名答！

夜勤1回3万円・月8回での試算

月収換算	24万円
年収換算	288万円(ボーナスなし）

ちょっと待ってくださいね。

2交代で明けの次の日に休みを入れると、最大で10回までしか夜勤はできませんよ。

休みがなくてもいいのなら・・・ですが。

ちなみに、常勤（正職員）の夜勤専従看護師であれば、給与の相場は、

常勤(正職員）の夜勤専従の場合

月収	31万円(税込み）
年収	450万円(ボーナス80万円）

ですね。

でも、副業やダブルワークとして夜専をするなら、その分は収入増になりますよ。

非常勤の夜勤専従は、さまざまな働き方と組み合わせることもできます。

• 常勤（正職員）の休みを利用して働く（副業）
• 週２～3回の昼間仕事とダブルワーク
• 週２～3回の夜専とダブルワーク

こうした働き方で週に1～2回の夜勤に入れば、月収として12～24万の収入を得ることができます。

が、この働き方には注意点がたくさんあります！

副業禁止の職場も多い！

正職員として雇用されている職場で、「副業」が禁止されている場合は、原則として夜専のアルバイトをすることはできません。

病院の事務の人が「アレ？この人だけ住民税が多いな？もしや・・・」と気づき、副業がバレるという話はよくあります。

「バレっこない」と安易に考えるのは危険ですよ。

本業への悪影響も！

職場にバレる、バレないということよりも、もっとちゃんと考えておかなければならないのは、本業への影響です。

本業のシフトの合間に、副業の夜勤を入れ込むので、バイトの明け日に、本業の夜勤入りをしたり、休日もなくなり、必要な休息が取れず、仕事の集中力をかいてしまうこともあります。

また、体調を崩し、本業を欠勤するような事態になっては本末転倒です。

少し脱線しましたが、以上が夜勤専従の給料のお話です。

給料だけで仕事を考えることはできませんが、ひと月で、あるいは年間でどのくらいの収入になるのかを考えておかなければ、生活設計ができませんよね。

収入を考えることは、生活を考えることの一部です。

少しでも条件の良い求人を探すためにはこちらも参考にしてください。