看護師転職大作戦

看護師が小児科に転職するメリットとデメリットを教えて!

ゆるゆるママナース
yumi

ねえみかん、今仕事してて楽しい?
うん、めっちゃ楽しいよ!子供はかわいいし、頼ってくれるし、治った時の嬉しさがハンパないし!
楽しいって、良い事ばっかり言ってるけど、嫌なこともあるんじゃないの?
え、まあ、そ・そりゃあね…
この間、小学生の患者さんから「化粧したほうがいいですよ」って言われたらしいじゃないか。
やめて、言わないで!

はい、子供はかわいいのですが、急にシビアな事を言う事もあり、常に天使ではありません。小児科勤務も、キラキラした、素敵な事ばかりではないんです。

この記事では、天使の様な子供たちのいる小児科への転職に迷っている方に、看護師が小児科で働くことのメリット・デメリットをお伝えします!

小児科看護師になることのメリット

子供が可愛く癒される

子供は素直に未来を信じています。病気を抱えていても、明るい笑顔を見せてくれる子供に、看護師の方が癒されることもあるんです。

また、子供が成長する姿を見る瞬間、病棟全体でどよめいたり!

昨日までできなかった寝返りをする瞬間をみたり、初めてのあんよを目撃したりね。
子供のかわいい姿みると、ストレスも吹き飛んじゃうよね~。

子供の看護で得た技術はその後の仕事に役立つ

●観察力

子供は、主訴をうまく言葉で伝えることが出来ません。

その子供達が自分で言えない気持ちは病状の辛さを、看て感じ取る細やかな観察力が、小児看護師には必要になります。

皮ふ・表情・機嫌など訴え以外にある患者さんの状態を見る癖がつきますから、小児経験者は患者さんの小さな変化を感じ取ることが出来る力が付くのです。

●看護技術

小児の血管はとても見えにくいものです。採血、点滴の時など針の刺入は難易度が高いもの。

乳児なんかは身体がムチムチで、触っても血管の場所が分かりにくいもんね。

そうなんですよね。でも、触った時にかすかに分かる血管の弾力を手掛かりにしたり、どうしても感じないときは「解剖学的にこの辺りにあるはず」と思って刺すしかないことも。

それって、カンなんじゃ…

そのカンが磨かれるのですよ。ただし、大学病院などでは、「子供の点滴・採血はすべてドクターがやる」という病院も多いです。

育児スキルが身につく

●身体的なお世話

子供のお世話は、実戦の経験がないと、イキナリするのは難しいことが多いですよね。

例えば、

  • 沐浴
  • おむつ替え
  • 首が座っていない赤ちゃんの抱っこ
  • 授乳(ミルクをあげる方法やゲップのさせ方)
  • 離乳食のあげ方

など。

寝返りができるようになると、赤ちゃんっておむつ替えするときも動き回って変えにくくって…
そういう時は手に何か持たせるといいのよね。

そういうことも、小児経験があれば知ることが出来ますよね。

●子供の精神発達

生まれてすぐは快・不快しか知らない赤ちゃんが、発達に従っていろんな感情を知ってきます。

発達段階によって関わり方を変えなくてはいけません。

乳児だと喃語を真似してあげるとよい、幼児は気をそらす言葉かけが大事、思春期は自主性を尊重するなど。

1歳くらいだと言ってもわからないけど、3歳だと言い聞かせれば分かる。「大事なお薬だから、点滴は抜いちゃいけないよ」と看護師が言うと、うなずいたりね。

まあ、幼児期は話は聞いてくれても、結局はやらかしてくれる年齢。「わかった」と言ったのに、やっぱり点滴を抜くこともありました。

私自身、そうした子供の特徴を自分の子供を産む前に知っていたことは、育児の役に立ちましたね。

小児科看護師になることのデメリット

病気に苦しむ子供の姿を見る

小児科に来る子供たちは病気の治療のために入院するのですから、当然、子供が辛い経験をする瞬間を間近で見なくてはいけません。

そもそも病気の人に寄り添うのが看護師なんだからさ。

そうなんですけどね。

病棟で「これから採血をする」という時に、血管が浮き出るくらい号泣している幼児を見た時、「ここまで嫌だって言ってるのに、私が抑えなくちゃいけないのか」と、ふと辛くなったことがありますね。

あとは、死後の処置ね。

長く入院していた子供ほど、情が移ってしまうので死後の処置の後は気持ちが沈みます。大人の死後の処置とはまた違った悲しさを感じるんですよね。

看取りもそうですが、何度やっても慣れません…。

保護者の援助が難しい

病気を抱えた保護者の皆さんは、ナーバスになりがち。大事な子供と離れて過ごさなければならないことも、子供が苦しんでいることも、辛いもの。

時に、ナーバスな親御さんの無理な要求が看護師に向かうこともあります。

親御さんの看護以外の細かな要求に、ストレスが溜まってしまうこともあるんですよ。

小さなインシデントが大きな事故につながる

子供は思いもよらぬことをするもの。私も身近で見聞きした小児科のインシデントが

  • 非常口からの脱走
  • 食事制限があるのに、他の子供のおやつを食べる
  • 挿管チューブの自己抜管
  • ベットからの転落

など。自己抜管は命にかかわるので、ほんとにヒヤヒヤします。

また、インシデントではないのですが、小さないたずらは、毎日あります。

  • 他の患者さんのベットに寝る
  • どこから持ってきたのか水風船で病棟を水浸しにする
  • ナースコールの連打
連打はマジで止めてほしい。
笑っちゃういたずらだワニャン。

笑ってばかりもいられません。放っておいたらそれも事故につながりますからね。事故の芽を摘むとともに、子供にはよく言って聞かせないといけないんです。

風邪がうつる

冬はロタ、夏は夏風邪が病棟で流行することがあって、病棟で働く看護師も、かなりの確率で風邪をもらいます。

子供からもらう風邪の菌はなぜか強力なのよね。
ほんと!あれって何でなのかな~?

私も、もれなく流行にのって風邪ひいていました…。

また、定期的に水痘などが発生して、その時は病棟閉鎖をして大騒ぎになります。

同室の子供が予防接種を受けているか改めて確認したり

看護師が「私、水痘やったっけ?」って言ったりですね。実習前に確認していると思うんですけど、やっぱり小さな騒ぎが起こります。

メリットデメリットだけでは測れないもの

子供のギャングな部分を色々書いてしまいましたが、結局どこの科で働いてもメリットデメリットはあります。

子供の看護をしているときに子供の成長を促す関わりをしたり、子供から教えてもらえることもあるんだな、と感じることはただのメリットを超えたもののようだと思います。

子供特有のメリットデメリットを知り、「やっぱり子供の役に立ちたい!」と思う看護師は、是非小児科への転職を検討してほしいですね。

この記事が、「小児科で働くかどうか迷ってるナースの皆さん」の、参考になればうれしいです。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。