ママ看護師が復帰するタイミングはいつがいい?再就職の時期を考えてみた
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看護師が結婚して幸せをつかむのは素敵なことですが、子どもができると女性は働きづらくなってしまいます。
特に最近では、夫婦とその子どもで暮らしていて、祖父母は遠くに住んでいる核家族世帯が増えているので、ますます社会復帰が難しいと考えられています。
では、ママになったら看護師に戻れないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
産休育休をとって職場に復帰している人もいれば、子連れで就活をして見事看護師に戻った人もたくさんいます。
育児をしながら看護師として働くのはもちろん簡単なことではありませんが、決してできないことではありません。
あなたやお子さんの状況に応じて、復帰する時期を考えてみることにしましょう。
ブランクが開くと不安…復帰の目安って?
看護師は採血やサーフロ留置など技術も必要な仕事なので、ブランクが空きすぎると不安になる気持ちはわかります。
では、職場の制度で復帰の目安を考えてみましょう。
たとえば、総合病院の常勤で働いていて妊娠したとします。
育休は3歳まで取れるところが多いですが、1年を過ぎると育休手当がなくなりますよね。
そこで一度、復帰するタイミングが訪れます。
保育園の激戦区では0歳児4月入園がほとんどなので、誕生日を過ぎて1歳児クラスだと間に合いません。
一番入りやすいと言われる4月に入園させたい人は、0歳児クラスを狙って保育園の申請を出します。
激戦区でなければ、1歳を過ぎてから復帰する人も多いですね。
人によっては出産による体調の変化もありますし、子どもの体調や性格を踏まえて、もう少しゆっくりしたいという人もいるでしょう。
中でも、第二子を考えている場合は、育休中に妊娠するか、復帰してしばらくしてから妊娠するかを考えなければいけません。
私は30歳を超えているのですが、同い年の友人のほとんどは育休中の妊娠を選んでいました。
やはり育休が最長3年取れたとしても、実際3年取るとブランクが空いて不安、周りの目が気になるなどの理由で復帰する人が多いです。
これらは育休手当が1歳まで、育休は3年までという職場を例に挙げましたが、あなたも職場の制度に合わせて再就職のタイミングを考えてみるといいでしょう。
育休を取った人は、復帰の目処がある程度決まっているので、腹をくくりやすいですが、問題は何らかの事情で退職している人ですね。
一度退職していると、子連れで就活というパターンになり、採用されにくかったり、保育園に入れにくかったり、新しい職場で人間関係を築きながらの復帰・育児・家事との両立に勇気が出ないものです。
私はこちらに当てはまります。
不安は残しつつも、とりあえず子どもを2人産んだら仕事復帰を考えたい!と思っていたので、2人目の0歳児4月入園を狙うことにしたのです。
パターン別に看護師復帰の時期を考えてみた
では、今度はお子さんの年齢や状況に合わせて、いくつかのパターンに分けてみましょう。
0~2歳児(未就園児)がいる場合
お子さんが小さいうちは、どうしてもすぐに体調を崩してしまいます。
ご主人や身近な人の協力が得られるのであればいいのですが、そうでなければほとんど出勤できない月もあるかもしれません。
そもそも、保育園に入れるのが難しい地域もありますよね。
そのほか、ご主人やご両親の中には
と考える人もいるでしょう。
お子さんは、お母さんと一緒に過ごしたい時期なので、登園をしぶったり、家でぐずることも当たり前。覚悟が必要です。
また、小さいうちに保育園に通うと、保育料が高いので収入面でかなり負担になってしまいます。
扶養内で時間に余裕を持たせたくても、看護師は時給が高いため、短時間となることで保育園の保育認定を外れてしまうおそれがあります。
などの強い信念があれば、キャリアも積めますし、貯蓄も増えて、お子さんも環境になじみやすいので、この時期に復帰するのがベストではないかと思います。
3歳児以上(保育園・幼稚園)や、小学校低学年のお子さんがいる場合
2歳児までのお子さんと比べると、だんだん体が丈夫になってきます。
自分でできることも増えてくるため、お世話もラクに感じることがあるでしょう。
それでも、まだまだ甘えたいお年頃。
日によっては、登園しぶりや機嫌が悪い日もあるでしょう。
幼稚園に通い始めると、家に帰ってくる14時頃までの時間だけでも、仕事をしてみたいと感じる人が増えてきます。
ところが小学校に入ると、保育園より帰ってくる時間が早くなる「小1の壁」という問題が出てきます。
学童にも激戦区はありますし、登下校の旗振り当番やPTAなど親の出番も多くなるようです。
宿題や時間割合わせも慣れるまでは親がみてあげる必要があり、保育園時代より入学後の方が大変というママの声も聞きます。
学童に入れる関係上、復帰には小学校入学までがベターですが、それを過ぎるなら小学1年生のうちはお子さんの様子を見て、大丈夫そうなら2年生以降に復帰するという手がおすすめかもしれません。
小学校高学年のお子さんがいる場合
小学校高学年ともなると、学童が終わる地域もあり、代わりに習い事をしたり中学受験を考えるお子さんも出てきます。
そうなると親のフォローが必要だったりしますが、お世話の負担は減りますよね。
中学生以降、教育費がグンとかかるようになると言われます。
お子さんの希望も聞きながらにはなりますが、フルタイムで働き始める人も出てくる時期です。
時短がいつまで取れるかは、施設ごとの就業規定によって決められているのでまちまちですが、小学3年生までとされているところも多いようです。
中学受験や習い事のフォローの有無によっては短時間になるかもしれませんが、なければ常勤でも復帰しやすい時期だといえます。
中学生以上の子どもがいる場合
中学生以上のお子さんは、学校や塾、部活動が忙しいですが、夕飯の用意をしておけば自分で何でもやってもらえるからと、夜勤をしている看護師も多いです。
交友関係が広がるので、思春期の時期こそ家にいてあげたいと思う人もいますし、考え次第でしょうか。
ただ、この時期は本当にお金がかかるので、収入を考えた働き方をする必要が出てくるかもしれません。
復帰もしやすいですし、今までの短時間勤務からフルタイムに戻すことが多いのも、この時期です。
●ファミサポや病児保育と言った選択
身近に頼れる人がいない場合は、ファミサポや病児保育への登録が心強い味方になってくれるでしょう。
信頼できる人がいるなら、たまにはママ友や近所の人に頼るのもあり!
どうしても気を使ってしまいますが、誰かに助けてもらったら今度は違う形でお返しする、というのが理想のあり方かもしれませんね。
働きたいときが始めどき!
これまで、ママ看護師が復帰しやすい時期をパターン別に見てきましたが、時期だけで考えると保育園に入れての復帰が一番働けそうです。
確かに体調は崩しやすいですが、小さい方が環境に慣れるのも早いですし、保育園はワーキングマザーに対する気遣いも大きいです。
でも、結局はあなたのやる気次第。
働く意欲があれば、多少苦難があっても乗り越えられます!
私は一時期、育児ストレスが強く、子どもを保育園に入れて働きたい!と思ったので、復帰を決めました。
確かに小さい子どもを保育園に入れて働くのは、体力も気力もかなり使いますが、今は専業主婦だった頃よりも充実した毎日を送っています。
あなたも働きたいと思ったら、働けそうな条件を書き出して、それに合った施設を探してみましょう。
就職先を探すには、看護師転職サイトがおすすめですよ。
育児をしながらパソコンやスマホで情報収集もしにくいですし、ハローワークにも行きにくいですよね。
そんなとき、条件を伝えれば経験豊富なスタッフの方がそれに合った施設を探してくれます。
もちろん、育児中でも歓迎な職場、院内保育所のある施設という条件もOK!
希望があれば、あなたの要望を伝えてもらったり、面接の調整もしてもらえます。
あなたも、育児中という理由だけで復帰を諦めないでくださいね!
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。