看護師のダブルワーク術~副業・掛け持ちがバレずに賢く稼ぐ方法~
PRyumi
いいえ、それだけとは限りませんよ。もともと看護師の資格っていろんなことに使えるじゃないですか。副業も、選べる職場が多いんですよ。
あれ、興味があるのって『れもん』だけじゃなかったのかしら…。
あらあら。
こんな風に、普段は表には出さなくても、ダブルワークに興味がある看護師って多いんですよね~。
この記事では、看護師がダブルワークをする場合の仕事の選び方・身元バレを防ぐ工夫などをお伝えします!
今ダブルワークしている看護師も、これからしたい看護師も必見です!
看護師って副業してもイイの?
ここで言う副業は、「今所属している組織以外にもう一つ仕事をすること」。
結論から言うと、場所と立場によっては看護師でも副業が出来ます。
絶対に副業が出来ない看護師
副業が出来ないのは公務員の看護師です。これはもう、法律で決まってるのでおなじみですよね。「公立の病院に勤務しているのにうっかり副業した」なんて、知らないでは済まされません。
公立・県立・市民病院に加え、独立行政法人の病院やがんセンターなども副業は禁止となります。
副業してもいい看護師の職場は?
では公立ではなく、私立、個人の病院や施設の看護師はどうなのでしょうか。
これは、就業規則に禁止されているかどうか、によりますね。ほとんどの組織の就業規則には「ダブルワークは禁止です」と書いてあるでしょう。
なぜ常勤の副業が禁止かと言うと、疲れて勤務でミスをしたり、体調を崩したり、本業での仕事に支障をきたす恐れがあるからです。
看護師はただでさえミスが許されず、肉体的にも精神的にもきつい仕事。私なんか一つの病院で三交代をこなすだけで必死で、副業など考えられませんでしたが…。
あえて副業をするなら、よほど体力も気力も自信がある方でないと難しいでしょう。
まれに、病院の基本給が低いので「副業が暗黙の了解」となっている病院もあります。
きちんと経営すれば保険点数が入ってくるのに、基本給を上げられない経営は将来が明るいとは言えません。
「うちは基本給が相場より安いから、常勤でも副業をしても良いですよ。」という病院からは、早めに転職をした方が良いでしょう。
看護師がダブルワーク・副業をする理由
それほど年収が低い訳ではない看護師。「普通に働いてれば収入は良いんじゃないの?」と思うのに、仕事を掛け持ちするのは何故なのでしょうか。
大きな出費
私の周りでもダブルワークをしている看護師はいます。理由を聞いてみると
- 海外旅行が趣味で、その資金を稼ぐため
- 子供が沢山いて、教育資金を貯めておきたいため
- 老後の事を考えると体力のあるうちにできるだけ稼いでおきたい
- 住宅の購入や繰り上げ返済
住宅については、早めの完済を目的として懸命に共働きしている同僚がいました。あとは、「私たちの年代じゃ買えないんじゃない?」っていう物件価格のお家を買ったり。
どの看護師も貧困が理由でダブルワークしているとは思えませんでしたね…。
ダブルワークのメリット・デメリット
メリット
●年収の底上げ
働く時間が増えるのですから、収入がぐんと増えます。ダブルワークをしている友人は、給料が振り込まれると疲れを忘れるらしいんです。
上手くいけば年収1000万を可能にしているナースもいるようです。
●看護師としての経験値が高まる
経験してなんぼの看護師。働く時間が長いほど、接した患者さんが多いほど、学びが多く、成長します。
仕事上の嫌な事だけじゃなくて、マニュアル通りにいかないときどう対処したらいいか…なんて機転を利かせられるのも、経験あってこそなんですよね。
●気分転換
仕事に気分転換という言葉を使うのは、いけない気がしますけど…。
一つの組織でずっと働いていると息がつまる事ってありますよね。私なんか一つの病院に長くいると2年周期で辞めたい時期がやってきてました。
どうもすみません…。
副業で外の職場、よその空気を吸うと自分の職場を客観的に見ることができ、「今の職場は意外と良いのかも」と思うこともあります。
また、自分の職場にはない物品、手順を目にすることは副業をしてないとチャンスがありません。違う組織にいる職員の雰囲気は新鮮なことがありますし。
看護師として視野を広げるために副業をするのもまた、面白いものです。
副業のデメリット
●疲労
もともとが看護師の仕事は体力も神経も使います。基本立ちっぱなし。
疲れた体を休めるはずの休日に違う職場で仕事をするのですから、休まるときがありません。
行きつく暇もないほど、毎日毎日看護…。体力・気力があればいいのですが慢性的に疲れが取れないでいると看護の仕事自体が嫌になってしまう恐れがあります。
また、知らず知らずに心の疲れがたまり、慢性疲労、軽いうつになるなど、心や体のバランスを崩してしまうことも考えられます。働きすぎには、くれぐれも注意しましょう。
看護師が副業して職場にバレないの?
私立の法人が経営している病院などの組織で「副業は禁止」と就業規則に明記しているところは多いですね。私も過去に勤務していた病院では「常勤の副業はダメ」と書いてあるのを見ました。
いいえ、そんなことありませんよ。
はい、その通り。私が知ってる副業ナースも、「バレにくい仕事の選び方」を考えて仕事していました。それをご紹介しますね。
種類の違う組織を選ぶ
大きな病院の外来で働いている看護師が違う病院の救急外来当直をしたら、患者さんに合う可能性が大きいですよね。
患者さんから「あれ?この前違う病院にいたね」なんて言われたら終わりです…。疾患を持つ患者さんは救急の場合、近隣のどこの病院にも運ばれる恐れがありますから。
なので、
- 普段、総合病院の常勤として勤務しているならばデイサービス
- 普段、特養で勤務しているのなら健診のバイト
- 普段、健診センターで働いているならイベント
など、普段いる組織とは種類の異なる組織で副業をするのがお勧めです。同じ種類の組織だと、出入りの業者も利用者さんも重なりますからね。
勤務地を離す
普段所属している組織からは距離的に離れている場所で副業をすることで身元がばれるのを防ぎます。
そうなんですよね。本当にバレることは無いにしても、「バレるかも」と思わなくていいことは精神的にも落ち着いて働けますからね。
副業の分の確定申告は自分で行う
細心の注意を払っても、税務署からのお知らでバレてしまっては仕方がありません。
はい、普段常勤として組織に所属している人は、病院なり施設の総務担当者が職員の税額を税務署に申告してくれているのです。それで給料から税金が引かれている。(実際天引きされているのは前年の収入に対しての税ですが)
この税の金額が多いと、その分収入が増えたことが勤務先にバレてしまします。
バレにくくするには、副業の分の確定申告を自分で行い、「住民税の徴収方法」を給与からの天引きではなく、自分で支払うように設定します。その分の税の請求は自宅に届くことになります。
ただし、市町村によってはこのような方法をとっても勤務先に連絡する場合があるそうで…。どうしてもバレたら困る場合は、住んでいる市町村に問い合わせましょう。
コチラも参考にしてくださいね↓
看護師が副業するのにおすすめの職場
看護師の資格を生かす仕事
●夜勤専従看護師のアルバイト
1か月に数回、夜勤のみで働くスタイルが夜勤専従看護師です。
求人で多いのは病院・病棟・老健の当直ですね。急性期病院は救急外来での当直なので、暇ということは無く、割とひっきりなしに患者さんが来られます。
1人から2人当直で喘息発作や交通事故など様々な疾患に対応しますから、「知識があって動ける看護師」でことが大前提です。
あるにはありますが、人気があって埋まりがちですね…。当直先の病院の忙しさなどは求人サイトによく情報収集したほうがいいですね。
同じ病院に継続していくのであれば、トレーニングの先輩看護師をつけてくれることもありますが、1,2回です。
介護施設では現場によりますが、看護のみの仕事の場合と、おむつ交換など介護の仕事させられる場合も…。まあ、現場次第です。
夜勤専従のバイトのメリットは給料が良い事。施設の規模によりますが、給料は一晩30,000~35,000万円くらいです。また、決まったところで夜勤のバイトをすれば来る患者さんもどんな感じか分かりますし、やることも決まっていて慣れてきます。
デメリットは生活リズムの乱れと披露です。普段の勤務に加えて当直をするのですから、体には「1週間休息なし」の状態になります。体力に自信がある人にのみ、オススメします。
●派遣の単発バイト
派遣の単発バイトは比較的件数が多いですね。昼間の仕事は
- 健診のアルバイト
- デイサービスの単発バイト
- イベント救護室のバイト
- クリニックの単発バイト
などですね。派遣事業をしている看護師求人サイトに登録し、メールなどで依頼が出るのを待ちます。
この仕事のメリットは、比較的予定が組みやすいこと。依頼は1~2ヶ月前に決まることが多いので、都合に合わせて依頼を受ければいいのです。
デメリットは 一度受けた仕事は絶対に断ってはいけないこと。
体調不良による仕事キャンセルが無いように気を付けるのは普段の仕事でも同じですが、当日キャンセルは厳しいですね。お仕事紹介のメールに「場合によっては賠償請求もあり得ます」という注意書きをメールで添付する会社もありますから。
そりゃそうですよ。万が一遅刻をしたら、もう仕事をもらえなくなるかもしれません…。
看護師以外の仕事
看護師の資格があるからと言って、看護師しかしてはいけないってワケではありません。
ただし、看護師が看護以外の仕事をすると、時給の安さを感じてモチベーションが保ちにくいという欠点があります。
でも「看護づけ」で生活するより、ずっと生き生きする人もいるんですよ。好きなこと・自分に合った仕事をやるんですからね。お仕事をご紹介しますね。
●在宅ワーク
看護師ライターは、看護師の体験などをもとにウェブページを構成する文章を執筆する仕事です。依頼は看護師としての勤務経験がないと書けない記事内容も多く、重宝されます。
主婦ライターなどは、美容やグルメなど決められたテーマの執筆依頼を受けてするライティングです。
ライターの仕事はどちらも来社不要、納品もメールなので外に出ずにできる副業です。
●他職種
看護師の免許がなくてもできる、ナースとは関係がない仕事。
私の友人で「ラーメンが好きだから」という理由で、病院の仕事が休みの日にラーメン屋でバイトしている看護師がいました。「まかない」が目当てだったそうです。
病院の食堂では食べることが出来ないものが食べられるところが魅力ですよね。
掛け持ちで働く看護師が得るもの
「副業している人」が意外と多いのが看護師。私が出会ったほとんどの副業看護師は体力があり、どこの現場に行ってもしなやかに対応できる強さと協調性を持った人たちでした。
きっと、そういう人こそダブルワークをするのに向いているんだろうな、と思います。
最初に3人が「おいしかったらダブルワークをしたい」と言いましたが、結局はお金をもらって働くのに嫌なことが一つもないことなどないのですよね。
いろんな看護師の副業を紹介しましたが、副業は、普段の勤務先では得られないような経験を得ることが出来ます。
常勤の仕事が本当に嫌になったら、お金を使ってレジャーをするのもいいですが、ダブルワークをしてみるのもいいかも。気持ちが随分変わりますよ。
ただし、公務員など副業を禁止されている組織の方はくれぐれも止めておいてくださいね。
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登場人物
のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。
キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。
仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。
みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。
仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。
犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。