看護師転職大作戦

看護師で夜勤をやりたくない人はどうする?つらくてきつい嫌な夜勤を避ける方法

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しくじり師長
ローレンロウ

なんか最近夜勤がきつくって、嫌になってきた。夜勤なんてしたくないっ!
夜勤はお金になるけど、たしかにしんどいよね。
でも、中には「夜勤が好き」って人もいるでしょ?
うん、うん。私の分も代わりにしてくれたらいいのに……。

夜勤が好きな看護師も多い一方、「夜勤は嫌だ」「夜勤をしたくない」という人もいます。

夜勤がなぜ嫌なのかは、人それぞれですが、

  • 少人数の勤務で負担が大きく、精神的につらい
  • 体力的にもきつい
  • 生活リズムがバラバラになり体調を崩しやすい
  • 夜勤を組むメンバーや当直医との人間関係もしんどい
  • 拘束時間が長い
  • 家のことがおろそかになる

などが、おもな理由です。

また、以前は夜勤がそれほど苦痛でなかった人でも、年齢や役割の変化によって「もう夜勤はイヤだ!」「ムリッ!」となることもあります。

ちなみに私は、若い頃から「やりたくない派」でした。

そんな「夜勤をしたくない」「夜勤が嫌になってきた」人はどうすればいいのでしょうか。

「やりたくない派」の私がひねり出した「夜勤から逃れる方法」をご紹介します。

お勧めしない対策「自分をだまして夜勤を続ける」

まずは、何とかして頑張ってみる方法です。

「やりたくない派」の私も実践済みの対策ですが、残念ながら効果は限定的です。

夜勤明けの楽しみのために頑張る

「この夜勤が終わったら、○○を食べに行くぜぇ~!!」というように、目の前に「餌」をおいて自分を奮い立たせて夜勤をします。

「餌」は何でもイイでしょう。

  • 映画を観に行く←高確率で寝ます
  • マッサージに行く←100%寝ます
  • パチンコをする←激しく疲れます

とにかく、「1回の夜勤に1回のご褒美を」という考えです。

お金(夜勤手当)のためと割り切って頑張る

きつい夜勤ではありますが、夜勤手当は魅力です。

参考記事:看護師の夜勤手当~あなたは平均よりも安い!?相場はいくら?計算方法と転職ガイド

夜勤を頑張る自分に褒美を授けるにも「お金」は必要です。

そこに、『夜勤→ご褒美→お金がいる→夜勤をする→ご褒美→-』というスパイラルができます。

でも、夜勤しなけりゃご褒美もいらなくなるから、お金もそれほどいらなくなるじゃん。

そう!その通りです!

「お金のために夜勤をする」というモチベーションは、意外とモロいものです。

日勤よりマシと思って頑張る

日勤で苦手な師長や主任と毎日顔を合わせるくらいなら、夜勤のほうがマシという気持ちで乗り切ります。

ただし!お気づきのように、夜勤だからといっても人間関係のストレスがないわけではありません。

前述の「夜勤が嫌な理由」にもあるように、夜勤を組むメンバーによっては地獄を見ることになります。

で、夜勤明けには苦手な師長とも顔を合わせるのです。ほぼ無効な対策と思ってよいでしょう。

つまり!こんな対策では根本的な問題は解決しましぇん!もっとこじらせます!

ややお勧めの対策「一時的に夜勤を外してもらう」

次の対策は、一時的に夜勤をしない方法です。

一定の期間、夜勤を外れることで夜勤に対する負担感が少なくなることがあります。

この効果が期待できる対策には次のようなものがあります。

日勤のみにシフト調整

日勤のみの係に従事し、夜勤を外れる方法です。

学生指導やリハビリ係などを専従で置き、「毎日日勤のみ」というシフトを組むケースがあります。

参考記事:いま注目の働き方!病棟の日勤常勤で働く看護師の仕事・求人の探し方を紹介!

本来は、その係に必要なスキルや経験を買われて任されるポジションですが、夜勤ができない人(夜勤を外してほしい人)に、こうした役が割り当てられることもあります。

中長期の院外研修に参加

これは、私もよく使った手法です。

研修って、認定看護師とか専門看護師とかはムリよ、ムリ!

はいはい、そのような難関の資格取得のほかでは、看護協会や看護大学の「実習指導者研修」が比較的長期間(看護協会の場合40日間)のプログラムで行われています。

「夜勤をしたくないから研修に」というと、若干、いや、かなり動機は不純ですが、リフレッシュして「やる気」を取り戻すいい機会になるかもしれません。

夜勤がない部署への配置替え

同じ職場の中で外来や検査部門、手術室などの夜勤がない部署に異動するという手もあります。

でも、「夜勤がいやだから異動したい」って言っても聞いてもらえないでしょう。

そうですね。「夜勤をしたくない」という理由では難しいでしょう。

そこで、「夜勤をしたくない」を「夜勤ができない」に偽装、いや、言い換えて勤務異動を申し出てみましょう。

「夜勤をしていることで心身に不調をきたしている」は職場も憂慮する事情です。

退職を思いとどまってもらうために勤務異動を、と考えるケースも多くあります。

思い切って相談してみましょう。

管理職になる

最終的に私が選択した道はココです。

当時私が勤務していた職場は、師長と主任の一部(担当部署による)は日勤のみの勤務でした。

即効的な対策としては、まったく現実味はありませんが、「私、いつまで夜勤をしなきゃならないんだろう……」と、どん詰まっている人は、選択肢の一つとして考えてみましょう。

本気のお勧めの対策「恒久的に夜勤を避ける(=転職する)」

「一時的なんてイヤ!」「研修には行きたくない!」「管理職なんてトンデモナイ!」という人は、これしかありません。

夜勤がない職場への転職です。

でも、歳をとってからならいいけど、若いうちに「夜勤なし」の職場に行ってもいいの?

夜勤をしないことは看護師としてはマイナスってホント?

「看護師は夜勤ができて一人前」
「夜勤でなければ経験できないことが多い」

と言われ、特に若い看護師は「夜勤をして当たり前」とみなされがちです。

「夜勤をしないことはキャリアとしてマイナス」という理由で、夜勤がない部署への配置転換や転職をヨシとしない風潮もあります。

しかし、仕事に対する考え方や働き方が多様化している今の社会の中では、「看護師=夜勤をしてこそ!」ではありません。

夜勤をしなくても、そこそこの看護スキルは身につきます。

そこそこの……。

そして、そこそこのスキルでも看護師として働ける職場もたくさんあります。

すべての職場が、キレッキレの看護師を求めているわけではありません!

将来「看護は私の人生のすべてです!」と言う予定のない人は、ムリしてまで苦手な夜勤をしなくてもイイと思いますよ。

私、あるかもしれない……。
ねーよ!!

夜勤をしないと給料が減るけど大丈夫?

あとはお金の問題ね。

当たり前ですが、夜勤をしなければ夜勤手当はなくなります。

月5万円前後の夜勤手当がなくなるのは、それなりのダメージがあります。

でも、ご褒美代はいらなくなるでしょ?

そうですね。夜勤をするとご褒美のほか、何かと無駄な生活費もかかっています。夜勤がなくなり生活が整うことで節約できる生活費もあります。

給料が減ることは覚悟し、夜勤手当分の「節約」をすることを目指しましょう。

夜勤がない職場への転職方法

夜勤がない職場を探す

看護師の夜勤がない仕事はたくさんあります。

こちらの記事を参考にどうぞ!

参考記事「夜勤なし・日勤のみ」の看護師の仕事!意外と種類が多い職場リスト

夜勤がない職場への転職の注意点

夜勤がない職場への転職で失敗しないように、次のことを注意しましょう。

●求人は希少で競争率が高い

クリニックデイサービス保育園などの看護師は、もともと必要人数が少ないため、求人は「夜勤ありの病院」ほど多くはありません。

さらに、その少ない求人をめがけて多くの応募が集まります。

子育てや介護との両立で「夜勤ができない人」や、「余生はゆっくりと……」というリタイヤしたベテランとの採用獲得の争いになることを覚悟しておきましょう。

●本当に夜勤がない職場なのか!?

えっ?どういうこと?

健診センターや保育園、企業の保健室のように、職場そのものに夜間の仕事がない職場っでは問題はありませんが、病院や介護施設の「日勤のみ」の求人には注意が必要です。

日勤のみで採用されたのちに、夜勤のある部署に異動があったり、オンコール体制がある職場もあります。充分に情報を確認しておきましょう。

●勤務時間を確認

夜勤はなくても、日勤時間が長い職場や、「早出」「遅出」など、早朝や夜遅くまでの勤務がある職場もあります。

ちなみに、職場が夜勤手当を支給しなければならない勤務時間は、22:00~5:00です。

「この時間帯が『夜勤』であって、それ以外の時間は『日勤』です」という理屈も通らないわけではありません。

「日勤のみってことは9:00~17:00よね」と安易に理解せず、勤務時間はしっかりと確認しましょう。

看護師転職サイトを活用しよう

希少な求人探すためには、看護師転職サイトの活用をお勧めします。

特に「夜勤なし」の実態や残業時間の程度などは、求人情報だけでは分からない部分もたくさんあります。

担当コンサルタントの詳しい話を参考に、転職先を探しましょう。

「夜勤をしたくない」志望動機の注意点

夜勤のない職場への転職を成功させるポイントの一つが志望動機です。

「夜勤がないから」ということが最大の動機であっても、それを1番に伝えてはいけません。

特に、職場自体に夜勤がないところで、わざわざ「夜勤がないから」と言ってしまうと「ってことは、ウチじゃなくてもいいんですよね」と思われてしまいます。

子育てや介護との両立という「夜勤ができない事情」ではなく、「きついから夜勤をしたくない」という場合は、「夜勤がないから」=「楽をしたい」と伝わってしまいがちです。

「夜勤」というキーワードは自分からは出さないように注意し、志望動機はあくまでも、その職場の仕事に興味や関心があるということをアピールしましょう。

★転職活動は早めに始めておこう!
  • 今の職場に不満や悩みがある
  • 今の職場に不満はないけど、もっと良い条件で働けるなら転職もアリだと思ってる
  • 今の職場で長く働き続ける自信がない
  • いつかチャレンジしたい転職先がある
こんな思いを抱えている看護師さんは、今すぐに転職活動を始めることをおススメします!

求人に応募することだけが転職活動ではありません。

「求人を見る」「転職市場の傾向を捉えておく」「知らない職場や働き方に関する情報を集める」、これも立派な転職活動。

早めに動き出して多くの情報を持っておけば、本格的な転職活動を始めたときに有利に立ち回ることができるし、転職の土台を作っておけば、心や体に限界がきて動き出せなくなるというリスクを回避できます。

そして、そのような転職活動を誰でも気軽に始めることができるのが、看護師転職サイトというサービスです。

「看護師転職サイトって何?」って人のためにざっくり説明すると…
  • 看護師に特化した転職支援サービス
  • すべてのサービスを無料で利用できる
  • 転職が未定の人でも情報収集に使える
  • 求人数がとても多い
  • 病院以外の求人も見つかりやすい(企業、教育機関、保育施設、イベント関連 etc.)
  • 登録者限定の非公開求人には好条件のものが多い
  • 転職活動をトータルサポートしてもらえる
  • 担当のアドバイザーになんでも相談できる
ただし、どの転職サイトでも良いってわけではなくて、マイナビ看護師のような、実績があって信頼できる転職サイトを使わないとダメなのよ。
というわけで、こちらのページ看護師転職サイトのサービス内容看護師転職サイトの最新ランキングを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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登場人物

のんびりな性格の新人ナース。2人の姉の影響で看護師に。色々なことに疎く、生き方もなぁなぁ。

キャリア志向のナース。趣味はセミナー巡り。大の血管好きで血管愛好家という一面も。

仕事と子育ての両立に励むママナース。2児の母。三姉妹の中で最もおっとりした性格。

みんなに愛されるダンディな開業医。頭から生えてきた額帯鏡がチャーミング。

仕事も男も経験豊富なベテラン看護師。数多の男を落としてきた美脚は今なお衰えていない。

犬か猫かどっちか分からない正体不明のペット。自分もナースだと思い込んでいる。